2014_02
24
(Mon)16:00

LaLa4月号ネタバレSS後半(羽梨さま)

羽梨さまから頂きました、ネタバレSS後半です。









本誌4月号ネタバレSS 後半





浩大に連れて来られたのは、懐かしい陛下の自室。
暗く寒いそこは、かつての陛下のお部屋と違って、まるで・・・。

「誰だ。」

耳に恋焦がれた声が聞こえる。

寝所からの声に導かれるように、足が進んで行く。
本当は逢ってはいけない。
あんな思いをして、ここを離れたのに。
あんな思いをして、お別れしたのに。

でも、逢いたい。
一目でいいから、逢いたい。
そっと、天蓋の布を余けた。

「っつ!!」

そこにいたのは、痩せた身体で頬で、壁に寄り掛かり片膝を立てて項垂れる変わり果てた陛下。

「陛下・・・?」

「・・・、また君か。」

「えっ?」

項垂れたまま視線だけを私に向けると、またと言う。
壊れちゃうんだ。
陛下、どうして?

頬を涙が伝う。

「陛下、夕鈴です。」

「消えないでくれ。」

陛下の腕が伸びて、私の手首を掴んだ。
その手に手を重ねた。

「消えません。私はいつでも陛下の味方です。」

涙が止まらない。こんなになるまで、これほどまでに私を待っていてくれたの?
辛いのは、苦しいのは、恋しいのは、私だけじゃなかった。

たとえ、赦されなくても、幸せになれなくても、陛下が恋しい。

この人を、愛したい。

手首を引かれ、寝台の上へと乗り上げた。
きつく抱き締められる。

「夕鈴。我が妃よ。」

耳元で囁かれたその言葉。
ありがとう。

「陛下、・・・」

「夕鈴っ!」

突然寝台に押さえつけられた。

「陛下?」

「どうせまた、消えるのであろう。暫し、愛させてくれ。」

「えっ?」

凄い力で押さえ込まれると、陛下が上にのしかかってくる。

乱暴に帯が解かれ、両足の膝を一気に開かされた。

「いやっ!やめて、陛下何をするの?」

「いつもしているではないか。ここをこうすると、悦ぶ・・・。」

「きゃあ!やっ、あっ、やだあっ!」

いきなり内腿を舐められ、抵抗しようとすると、脚を抱え込まれ陛下の頭が私の開いた脚の中心にたどり着いた。
何をされるのかわからない恐怖が私を襲う。

「やだ・・・。やめて・・・。陛下、陛下っ!」

「今日の夢は、なかなか消えないから嬉しいよ。たくさん・・・愛してあげる。」

愛・・・?陛下のこの行動が愛なの?
でも・・・。

「ああっ!んっ。やあ、舐めちゃだめえ・・・あ、ん、んっ」

「可愛い。いつもよりずっと可愛い声で鳴くんだね。もっと聞かせてごらん。」

陛下の舌が私の中心を貪り、甘い声で私の思考を溶かす。

ぬるりと滑るのは、舌なのか私なのかもうわからない。
ただ、熱を持って身体中を駆け巡る。
初めての快感に身を捩り、声を上げるしかできない。

「はあ・・・。今日は凄く色っぽくて、我慢できなくなってきた。さあ、夕鈴これを。」

目の前に陛下のお腹が見えて、疑問を持つ隙もなく、信じられない異形のモノを口の中に押し込まれた。

「んぐっ、ううっ・・・うっ!」

「っく、夕鈴。歯を立てるな。さあ、舐めて。」

陛下が私の眼前で腰を動かす。
口をいっぱいに開いて、やっと入るそれは熱く脈打ち、大きくて喉の奥を刺激する。
あまりの恐ろしさに涙が溢れては零れる。

「んんっ、うぐっ・・・う、んんっ」

「泣かないで、夕鈴。凄く気持ちいいよ。」

・・・。陛下がきもちいいの?
それを嬉しく思った瞬間、喉の奥に熱い液体を放たれた。

「ごほっ、ごほっ!」

「いつもは、上手に飲めるのに。」

陛下はそう言って、私の頬を撫でると、下へ降りていった。
口付けをされると、陛下は上体をおこし、私の脚を持ち上げ、ぐんと近づいた。

秘所にねじ込まれる陛下の熱塊は遠慮なく引き裂いてく。

「うう・・・ああっ、やだあ、痛い!痛い、やめて!」

「うっ、凄い。締めつけが・・・。くっ。」

「いやあ、へいか!へいか!やめて!」

「温かい・・・。夕鈴の中、温かい。ずっと、寒かったんだ。夕鈴・・・」

ずっと、寒かった。
その言葉に、心が震える。
たくさん後宮におられるお妃様たちは陛下を温めてない。

「わたしだけ?」

「夕鈴だけだよ。他はいらない。・・・愛していたんだ。だから、逃がした。だけど、夕鈴じゃなきゃ嫌なんだ。」

「陛下・・・。私も、陛下じゃなきゃ、いや。」

「夕鈴っ!」

陛下の熱塊が一層大きくなり、私の奥を穿ち続ける。

「夕鈴。夕鈴。夕鈴・・・。」

「う、あっ!ああっ。んっ、ん。」

それまでの痛みだけとは違う、切ない気持ちよさを感じた時、最奥を突かれ再び熱いあの液体を注ぎ込まれた。

私の上にのしかかったまま、繋がったまま、陛下は眠りについてしまわれた。
私も温かい肌に包まれて、眠りに落ちていった。






久しぶりに眠りについたようだ。
暖かく優しい夢だった。
そう、まるで夕鈴のような・・・。

柔らかい肌が頬の下にある。
掌で確認すると、胸。
朝陽を浴びて、綺麗に輝いていた。
まさか、後宮の女に手を出したかと顔を見ようとすると、確かに香る愛しい匂い。
肩に胸に広がる茶色い髪。

「ゆ、りん?」

有り得ないけど、呼んでみる。

「ん、へいか・・・」

懐かしい鈴の声。

「夕鈴、どうして?」

「あっ!痛い、動かないで下さい。」

「ええっ?」

「あの・・・痛いので、抜いてもらえませんか?」

夕鈴が真っ赤になって、僕の胸を押す。
・・・そういえば。

下肢に目を遣ると、裸の夕鈴に密着する僕の下半身。

覚醒した途端、当然反応してしまった。

「ああっ!ん、や、大きくしないで」

思い出した。昨夜の夢を。

甘く柔らかい夕鈴の味を。

「きゃあ、動かないで!やっ、や、ああっ!」

「ごめ、止まらないんだ」


陛下が落ち着いて、昨夜のことを謝ってくれたのは、陽が高くなってからのこと。


全部、全部、私を愛しているからだと言われ、許してしまった。

全身で愛されることを教えられた私は、これ以上陛下を責められない。


これから、私たちはどうなっていくのだろう。
ただ分かるのは、離れられない愛しい気持ち。
離れないようにしっかり手を繋ぐ。

しっかり手を繋ぎ、歩いていく。
回廊を渡り歩いていく。

私を見て驚く人々。
微笑む人々。

みんな、現実。
これから、闘えばいい。

これからは、二人なのだから。

私達の後ろ姿を浩大と李順さんが見守る。

何を話しているかはわからない。

でも、困ったように笑う李順さんを見てほっとした。

「夕鈴、どこ見ているの?」

「李順さんですが。」

「いけない花嫁だな。お仕置きが必要かな?」

あっ、と思い出す。

「あの・・・。陛下。」

「ん?」

「お口の中に、陛下のモノを入れるのは辛いのでやめてくださいね。」

陛下が固まった。

「え?」

「あんなに咳が出てるのに、上手に飲めとか無理ですから!」

「ちょっ!夕鈴!!」

キョロキョロと辺りを見回して、陛下は私を抱きしめた。

「その件はまた今宵、謝るから。」

ぎゅうっと、きつく私を抱きしめる。

「今は、こうして僕を温めていて?」


陛下の背中にそっと手を置いた。

抱きしめ合う私達を、暖かい春の風が優しく包んでいた。


寒がりな貴方に、常春の愛を。

C.O.M.M.E.N.T

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2014/07/15 (Tue) 12:35 | # | | 編集 | 返信

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