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2000_02
27
(Sun)11:12

くちづけ

このSSは、Lala4月号のネタバレSSです。

思いっ切り、しっかりと、ネタバレしてます!!


どうかご注意下さい!!


大丈夫ですか?
だいじょうぶですね???(しつこい)



そして、ネタバレだけではなく、思いっ切り妄想も入り込んでおります。

どうぞ宜しくお願いします。



《くちづけ》



______さあ、君の「務め」を果たしてもらおうか。


その意味もわからずに、「勤めを果たす」というならば。

わからせてやろう、その身に、その心に。








わかっているのか?

狼陛下に口論を挑む、命知らずは自分だけだ、と。


わかっているのか?

なぜ、私がここに来たのか。


わかっているのか?

君を守りたい、という想いの意味を。

____それなのに。

私の想いなど推し量ろうともせずに、「務めを果たす」というならば。

「_____よかろう」

果たすがいい。その「務め」を。


顔を背ける君の頤を捉える。

小さくてやわらかい唇。

・・・・捕らえることなど、造作もない。

「____これで許す」


「事故」などとは言わせない。

「たいしたこと」ではないのだろう?




もう、我慢も限界だ。
_____言い出したのは、君だからな。


その身をもって、知るがいい。

私が囲う、唯一の「花」。

その「務め」を。








「・・・陛下、おかえりなさいませ」

侍女たちの手前、普段通りに礼をとって、君は私を出迎える。

でもね、小刻みに震えているのが丸わかりだよ、夕鈴。
・・・それでも、もう我慢はしないけどね。

「下がれ」

侍女たちをさっさと下げ、ずかずかと兎に詰め寄る。

「____っ!」

顔を真っ赤に染めて、目に涙を浮かべ、それでも君は平静を装う。

そんな君を、どうしてやろうか。
おさまらぬ怒りが胸に渦巻き、思ったよりも冷たい声になった。

「_____『大したことではない』のだろう?」


刹那。
『狼陛下』を恐れているはずの君が、怒りも顕わに僕を睨み付けた。


「ひどいです!!!!」

その剣幕に怯みそうになるが、僕だってもう限界だ。

「ひどいのは、君だ。」

「・・・・!バイトなら、バイトになら、何をしても良いんですか?!」


・・・・・やっぱり、君はひどい。
君の中の私は、どんなヤツなんだ。


ああ、だめだ。
何かが自分の中で切れた音がした。
________これ以上、押さえられない。


「君は、私をなんだと思っているんだ?」

「な、なにって!!」

「私が、誰にでも口付けをするような男だと?『バイト』になら、何をしても許される。・・・私がそう思っている、と?」

「・・・・・」

「なぜ私があんな『ピクニック』に顔を出したのか。なぜ私が君に「帰ろう」と言ったのか。・・・その意味を、少しは考えたのか?」

「そ、それは・・・・」



_________そうだ。

どうして、陛下は来たんだろう。
・・・嫌がっていたのに。叔母様に会うのすらも。

以前、紅珠や老師から聞いたことがあった。

宴に妃候補となりうる貴族の女性を集めただけで、ものすごく怒ったんだった。陛下は。

今回の『ピクニック』。

陛下は、本当は。・・・・顔を出したくも、なかったの?

もしかして、もしかして。

・・・・私を心配して、迎えに来てくれた・・・・の?



ようやく思い至り、夕鈴の顔から血の気が引く。

「ごめんなさい!!陛下、ごめんなさいっ!!!!」

「・・・・ダメ。」

「ええっ!さっきは、『これで許す』って!!!」

「・・・・前言撤回。」

「王様がそれを言っちゃったらダメでしょう?!」

「いいの。」

「陛下っ!」


「だって、今の僕は_______ただの『珀黎翔』だから。」

「・・・・へ?」

「さあ。______汀夕鈴。」

「は、はい・・・?」

「くちづけ、程度では・・・・もう許さぬ。」

「・・・・・っ!」

うろたえて逃げ道を探す兎。

もとより、逃がす気など毛頭ない、狼。

「・・・・務めを果たす、のだろう?」

「狼陛下はずるいです!」

「もはや、聞く耳など持たぬぞ?・・・諦めろ」

「い、今は、王様じゃないんでしょう?!」

「ああ、ただの狼だ。・・・愛らしい兎を目の前に、ずっと堪えていた、飢えた狼、だ。」

「えええええっ?!狼?!兎って?!」

「さあ、待ちに待った、『ごちそう』を頂くとしようか。」

「・・・・陛下っ!・・・・・いやっ!・・・・・っんぁ・・・・」


小さな、やわらかい口唇を、自分のそれで塞いだ。
息苦しさに、君が首を振って逃げようとするが、そんなことは許さない。


・・・・大人しく、溺れろ・・・


自制する気など、とうに失せた。


空気を求めて開く口にすかさず侵入し、奥まで入り込む。
目を見開いてビクリと固まる君を、背が撓るほど抱き締め、甘露が頤を伝い滴り落ちるのも構わず、貪る。

君の両腕から力が失せ、だらりと下がる。
膝からもかくり、と力が抜け、兎の抵抗が止む。


・・・・まだ、味見も済んでいないぞ?

少し舐めただけでも、こんなに美味ならば。
心行くまで味わえば、どれほどの酩酊を与えてくれることか。




くったりと力の抜けた兎を、黎翔は寝台に寝かせた。

甘露で光る首筋に、赤い舌を這わし、白い肌を暴いていく。

「・・・・っ、へい、か・・・!だめ、だめです・・・!」

正気を取り戻した夕鈴は、拒絶の声をあげる。

「だめ。・・・もう、だめ。へい、か・・・」

黎翔は抵抗を始めた夕鈴の両手首を片手で掴み、頭上に纏め上げた。
そして、のしかかる体を押しやろうとする脚の間に体を割り込ませ。

「・・・・もう、諦めたほうがいいよ?」

意地悪く見下ろす黎翔に、夕鈴は精一杯の抵抗を試みる。

「私は、偽者です!!」

ふっ、と、黎翔から軽い笑みがこぼれた。

「・・・・そんなこと、誰が決めた?」

「さ、最初から、そういう契約でしょう?!」

「違うな。______私が君を欲した時点で、君は『本物』だ。」

「____は?」

「もう諦めろ。最初のバイト延長が決まった時から、君は私の『本物』の妃だ。」

「そんなこと、聞いてません!・・・っんんんっ!!」


抵抗する夕鈴を、深い、深い口付けが襲う。
黎翔の空いた手が、夜着の紐を解き、ざわざわと肌を這う。

「・・・・吸い付くようだな・・・」

感嘆の声を漏らしながら、黎翔は夕鈴の全身をなぞる。

「・・・・あっ・・・んんっ・・・・い、や、ぁ・・・・んぁ・・」

「ゆうりん・・・ここは、どう?」

「やぁっ!!いやっ、いやっ!!」

「・・・大丈夫。ほら、力を抜いて・・・」

「んぁっ・・・ひぃっ・・・・あ!」

「・・・そうだ。素直に「務め」を果たすがいい・・・」

「・・・あ・・・こんな、の、バイトの、つとめじゃな・・・ぃやあっ!あ、あ、あああ!」

「何度言えばわかる?・・・君は、本物、・・・・だっ!」

「きゃぁぁぁあああ!!」

未知の痛みに夕鈴は悲鳴を上げた。

「・・・ゆ、うりん。これで、も、・・・あきらめない?」

「あ・・・ぁあ・・・ど、して」

「______私は、君を、愛している。・・・・僕は、君が、好きだ。」

「________っ」

夕鈴の目が見開かれ、涙が頬を伝った。

黎翔の紅い瞳が夕鈴を見つめ、ゆっくりと言葉を紡ぐ。

「妃は、君だけだ。未来永劫、私の后は、君だけだ。」

「へい、か」

「・・・・覚悟は、いいな?」


しばしの沈黙の後、夕鈴はゆったりと微笑み。

「・・・・陛下こそ、お覚悟は宜しいですか?」

と、力強く、言い切った。


「それでこそ、我が花嫁。」

にっと笑った黎翔は、ようやく手に入れた愛しい兎を、存分に、丹念に、味わい始めた・・・・。



☆あぁ、書いちゃった・・・・。
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C.O.M.M.E.N.T

我慢

陛下ずっと押さえていたから、とまりませんね・覚悟を決めてからが大変だろうけど、この二人なら乗り越えて行きそうですよね
私も陛下同様我慢を強いられてきましたよ本当に今月号は衝撃でした・

2013/02/28 (Thu) 05:43 | ともぞう #- | URL | 編集 | 返信

Re

ほんと、すごい衝撃でした・・・。まだ引きずってます。
これからどうなるのか、本当に楽しみです!
夕鈴が「演技の一環」とかに捉えないと嬉しいんですが。・・・無理かな。笑

2013/02/28 (Thu) 13:24 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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