2014_06
20
(Fri)00:47

忘れない

こんばんは。
あさ、です。
燃え尽きてリハビリ中です。

縦書きっていいですね。
自分の駄文が綺麗に見える。
マジック。
楽しいです。

この紙束は、紙束のまま。
くすくす笑いながら愛でたいと思います。

我ながらおかしいです。(笑)





【設定 ネタバレ】

《忘れない》



私の役目は。
縁談除けの偽妃と。

囮。


そのための危険手当と破格の報酬。

そうよ。
そう思って割り切れば。

こんな口付けなんて、忘れられる。







重なった唇の温もり。
交わる香り。
柔らかいくせに強引な陛下が。
私のそれを絡めとる。

「ん・・・ん・・・」

夢中で受け止める。
私を隙間なく奪おうとする陛下。
どこに逃げても、吸い上げられて。
表も裏も、撫でられる。

陛下に縋り付く、私の身体。
私を引き寄せる、陛下の腕。

「どうせこれで終わる。」

狼の優しい牙が、私を襲う。





「どうせこれで終わる。」

終わりは、自分で決める。

強くて優しくて、気高い夕鈴。
花の笑顔。
穏やかな声。
私を癒す、その言葉。

いつかは手放さねばならない、私だけの花。

ありもしない借金で縛り付けて。
無理を承知で君を振り回した。

「忘れてしまえ」

私のことなど。

君を縛り付けた私を、忘れよ。

いなかったのだ。
始めから。

『狼陛下』は。

君の世界に、いなかった。

消してしまえ。
忘れてくれ。

君の枷になるくらいなら。
君を苦しめるくらいなら。


________忘れてしまえ。


この口付けも。
私の事も。

紡がれた言葉も。

始めから無かったのだから。

私など。

君の人生にいなかったのだから。


元に、戻って。

どうか、幸せに。


幸せに。






「_______忘れてしまえ。」

そう言う陛下は、寂しそうで。

瞳が震えていた。

硝子の様な冷たい紅。
氷血の色。
深い、命の色。

誰もが恐れる狼陛下が。
私に口付ける。

私を奪うように。
貴方の寂しさを埋めるように。

強く、優しく。
混ざり合う。

深く、深く。

『忘れてしまえ』

優しい陛下の、残酷な嘘。

いやよ。

忘れない。

忘れてなんか、やらない。



「夕鈴」



この声を、紡がれた言葉を、忘れる日なんて。

永遠に来ない。



忘れない。


痛みが胸を抉ろうが。
私は、忘れない。

陛下が私を忘れても。


私は。


忘れない。
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C.O.M.M.E.N.T

┃q・ω・∪ こんにちは♪

せ………せつない~~~~~
∪´TωT∪ ダー(泣)
障害は多いと思うけど、
お互いの気持ちを打ち明けあって
陛下と夕鈴には幸せになってもらいたいです。

2014/06/20 (Fri) 13:50 | 桃月 #- | URL | 編集 | 返信

Re

桃月さまへ
コメントありがとうございました。
お返事が遅れて申し訳ございません。
陛下と夕鈴。
本当に幸せになってほしいものです。
来月号まだかしら。

2014/06/25 (Wed) 16:44 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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