2014_04
22
(Tue)15:14

無題SS&管理人のジタバタ

こんにちは。
あさ、です。


・・・・ここは私のブログなので。
ちょっと自由に使ってもいいですよね。

失敗した。
失敗したーーーー!!!


ふぅ。


書きたいように書けないっ!!!!




このSS。
これはこれで、好きなのですが。
書きたかったものと違うのです。

消してやるっ!

一瞬そう思ったんですけど、せっかく書いたからおうち(ブログ)に保管します。


題名すらついておりません。(おい)

浮上したらタイトルつけよう。




うーーーーーーっ!!書けない書けない書けないっ!!!!(うるさい)



追記:私の「やりたいこと」ですが。主に「書くこと」です。書いてやってみたい事があるのです。うわあああっ!となりながら一生懸命書いておりますので、「何をやってるんだこの管理人は」と、優しく広いお心でお付き合い下さると嬉しいです。これでまた振出しに戻ってしまいました。もう一度、やり直しです。自分で決めたこととは言え、分をわきまえればよかったのかと早くも後悔しております。でも頑張ろう、うん。独り言でした。













「待たせてすまんの。」

白陽国後宮管理人である張元は、自室近くの四阿に足を踏み入れた。

「とんでもございません。お忙しい中ご無理を申し上げたのは私ですもの・・・お目にかかれて嬉しゅうございますわ、張元老師様。」

 蝶が舞うように華麗に優雅に立ち上がり。氾紅珠は辞儀をして。

「それでは、先日の続きから・・・」

 何処からともなく、真新しい筆と紙を取り出した。



「――――何度同じ台詞を言わせるつもりだ?」

 王宮・大広間に低く響く、狼陛下の声。

「妃献上などを考えるより先に、やらねばならぬことはいくらもあろう。・・・そう、例えば。」

 ちゃき、と金属質な音がして。

「・・・国費を貪る無能な臣下の排斥。」
「っ!も、申し訳ございませんっ!」

 喉元に鐺を突き付けられた男は、怯えきった表情で後退り。

「分かればよい。・・・・だが。」
 
 楽しげに男を見やった黎翔は。

「次は無いと思え。」

 秀麗なその顔に、鮮やかな笑みを浮かべ――――。

 


「老師様、今のお話は先日伺いましたわ。」

華やかに微笑む紅珠の目は、笑っておらず。
筆先はピクリとも動いていない。

「おお、そうじゃったの。」

氾家自慢の職人が精魂込めて作り上げた菓子を倦まず弛まず口に運びながら。

「どこからじゃったかのう・・・歳を取ると物忘れが激しくなっていかぬわ。」
「お二人の想いが通じるくだりから、ですわ!」

張元は全く悪びれることなく茶を啜る。
筆を握る紅珠の手に力が籠り。みしり、と華奢な筆が嫌な音を立てた。



「お受けできません。」

少し眉を顰めて、悲しげに笑い。

「私では、いけません。」

夕鈴は黎翔の手から逃げるように身を引く。。

「私は・・・陛下に相応しくなどございません。」

ぴくり、と動いた黎翔の手に。

「お離し下さい。」

ぽつり、と落ちる涙。
刹那、黎翔の手が夕鈴を捕えた。

―――――振りほどかなければ。

そう、思って。
必死に手を引く。

「離して・・・離して下さい、陛下。」
「ダメだ。」

黎翔の力は緩むことなく―――いや。強まるばかりで。

「っ!」

ぐいっ、と引き寄せられる。

たくましい腕に包まれる、目も眩むほどの安堵感。
今が盛りと咲き誇る、桜。
少し強い風が、その花弁を散らし。
祝福するかのように、二人を包む。

「花も我らを寿いでいるぞ、后よ。」
「・・・っ!」

有無を言わせぬ、強い、だが、痛みを感じさせない、男の力で。
黎翔は夕鈴の手首を掴み、顎を捕える。

「言っておくが、君以外を娶るつもりはさらさらない。」
「はい?」
「この国のためを思うなら、わが后となり私の子を産むのだな。」
「なんですかそれ!」
「真実を述べたまでだ。」
「ちょっ・・・!」
「本当に、嫌なら・・・拒むといい。」

狼陛下の紅い瞳に浮かぶ真摯な色が。
黎翔の本気を夕鈴に悟らせる。

「わたし・・・何も、持ってません。」

紅を真っ直ぐに射抜く、茶色の瞳。

「この、『こころ』しか。私にはそれしかありません。それでもなお、私をお望みですか?」

 近づいてくる、黎翔の顔。
 重なる、二人の唇。

「君しか、いらぬ。」
「・・・っん、へい、」
「やっと、捕まえた・・・夕鈴。」
「―――――っ! んっ・・・んんっ!!」

 桜舞う、春の庭。
 柔らかな風が、二人を包んだ。


 
「・・・その三月のち、成婚式が執り行われたのじゃ。」
「ええ、覚えておりますわ、はっきりと!お妃様、いえ、正妃様のお美しさと言ったらそれはもう、天女のごとくいらして・・・!!」

 うっとりと宙を見つめた紅珠。
 張元は今がチャンスとばかりに菓子を口に詰め込む。

「正妃様のご配慮により、お二人の晴れのお姿を拝見できて、天にも昇る心地でしたわ!
正妃様のお姿に見惚れる臣下を射殺しそうな目で睨まれる陛下は恐ろしかったですけれど・・・。」

少し身を震わせた紅珠は、温かい茶に手を伸ばした。




 近隣各国および遠国からもやってくる、祝いの使者。彼らは、広く知れ渡った『狼陛下の唯一の妃』を見分しようと、好奇心丸出しで夕鈴を見つめる。

 (お前たち・・・許さん。)

 成婚式後の、祝いの宴席。
 黎翔は入れ代わり立ち代わり現れる男どもに、射殺さんばかりの視線で返礼し続けていた。

「国王陛下、正妃様、本日は誠におめでとうございます。噂以上の正妃様の美貌と可憐さ。なんとも言葉もございません。ぜひ我が国にもお運び願い、友好を深めたく・・・」

誰が行かせるか。
正妃ではなく軍を遣してやろう。

 「正妃様は本当にお優しい・・・ぜひ我が国にもお越し下さいませ。」

 次の朝議の議題は決まったな。
『早急な軍備増強および拡大』
大至急だ。

祝いの酒に頬を染め、優雅に返礼する正妃。
どんどん険悪な目つきになっていく国王。

「陛下、いい加減にして下さい!もう退席していいですからっ!」
「ほんと?!」
「小犬が出てますっ!」

たまりかねた李順が退室の許可を与え。
座を蹴り倒さんばかりの勢いで立ち上がった黎翔は。

「夕鈴、行こう?」

にこやかに貴族の令嬢と話していた正妃を攫う様に抱き上げ、軽く口付け。
足取りも軽く、後宮へ向かう。

その後姿を。

「これこそが愛ですわっ!!」

感動に打ち震えた紅珠が、筆と紙を手に見送った。



「あの夜は、理想の愛の姿を垣間見ることができて、本当に幸せでしたわ・・・」

茶杯を手に、うっとりと遠くを見つめる紅珠。
張元も庭に目をやりながら茶を口に含んだ。

「それで、私・・・あの後のお二人のご様子をどうしても老師様にお伺いしたいんですのっ!」
「ぶっ!!」

予想外の紅珠の望みに、張元は噎せ返り。

「言えんっ!それだけは言えんぞっ?!わしも命が惜しいっ!!」

狼狽え、青褪める。
その様子をじっと観察した紅珠は。

「・・・『言えない』と仰る・・・それはつまり、御存じでいらっしゃる、と解釈してよろしゅうございますわね?」
「・・・。」

口を閉ざした張元に、優雅な笑みを向けた。



「・・・陛下、あの・・」
「ん?なあに?」

新しく設えられた国王と正妃の寝室、。
その広い寝台に柔らかく寝かされた夕鈴は、戸惑いの視線を夫に向けた。

 「あ、あの・・・私、どこか変だったんでしょうか。」
 「え?」

 夕鈴の目尻に涙の粒が浮かぶ。

「だって、陛下、ずっと怖い顔で・・・み、皆さんが、自分の国にご招待して下さっているのに・・・陛下、イヤそう、で・・・」
「えっと、それは。」
「分かってます!私なんて美人でもないし、そそっかしいし、ガサツだし!せ、正妃らしく、なんて、ない、し!こんな正妃じゃ、陛下が恥をかくだけです!」
「夕鈴、誤解だ!!」
「自分の事は自分が一番よく分かってます!甘やかさないで下さいっ!!」

 ころん、と背を向けて縮こまってしまった夕鈴の肩は、小刻みに震え。堪え切れない嗚咽が漏れる。

 「みっともない、后で・・・ごめんなさい、陛下。」

 ぎゅっと唇を噛み締める夕鈴の耳に。

「ふぅん・・・『自分の事は自分が一番よく分かっている』、か・・・。」

 ふぅ、とため息をついた黎翔の。

「君は何も分かってなどいない。」

 狼陛下の怒りのこもった声が届いた。




「きゃぁっ!」

 乱暴ともいえる手つきで衣装を取り去る。
正妃を彩る様々な装飾品の奏でる涼やかな音が、夕鈴の抵抗に華を添え。黎翔を煽る。

「陛下、怖いっ!」
「先ほどの男どもが、君をどんな目で見ていたのか。」
「・・・え?」
「君は、ひとつも分かっていない。」

苦しげな黎翔の声に、夕鈴の抵抗が止み。
ぐいっ、と開かれた袷から零れ落ちた真っ白な乳房に、桜色の乳首に、黎翔はいきなり歯を立てた。

「んあっ!」
「いい声だ。」

暗く笑い。手を休めることなく獲物の肌を暴いて。気が狂いそうなほどに愛おしい后に、初めての快楽を教え込む。

「自国に他国の美妃を招き、歓迎の宴と外交取引を同時に行う。『一夜の伽と引き換えに自国に莫大な益を齎す約定を結ぶ』。そう詰め寄られて否と言える妃などおらぬ。」

 豊かな乳房に顔を埋め、立ち上る香りで胸の奥まで満たし。固く閉じられた膝の間に脚を割り入れる。

「それが、やつらの常套手段だ。」
「っ!」

 驚きに見開いた夕鈴の瞳に浮かぶ、怯えの色。
 彼女が理解してくれたことに満足し、黎翔は微笑んだ。

「分かった?夕鈴。」
「は、はい・・・ごめんなさい・・・」

 やや青褪めた夕鈴の頬に、ちゅっと口づけて。黎翔は兎に耳に低く囁く。

「じゃあ・・・続き、していい?」
「あっ・・・」

 ぴくん、と跳ねる夕鈴の肩を、なだめる様になでおろして。
 黎翔の唇がゆっくりと柔肌を味わい始めた。

「・・・さっきは、乱暴にしてごめん。」

切ない声で囁かれて、腰の奥がどくん、と疼く。
愛されて求められる喜びが、喜悦となって身体を貫く。

「僕の夕鈴・・・私の、私だけの、君だ。」

素肌が触れ合い、強く抱き締められて。
幸福感に包まれて、気が遠くなる。

「ゆっくり、するから・・・力、抜いてね?」

こくりと頷いた夕鈴の唇を、黎翔のそれが塞いだ。


「・・・っ・・・っ・・・」
「あ・・・は、あっ・・・んっ・・・」

声にならない喘ぎが二人の口から洩れる。息を継ぐたびに深まっていく口づけが、理性を溶かし始める。

くちゅくちゅと頭の中に響く音と、互いから聞こえる水音。深まれば深まるほど、こんこんと湧き出す甘露が思考を霞ませる。

――――――甘い。

 舌を絡め合い、愛おしみ。
身も心も重ね合わせて。
王と正妃の夜は更ける。



「わしは知らんぞ?!」
「ああ、どのように表現すればお二人の愛の深さを皆様にお伝えできるのかしら・・・!」

 麗らかな春の陽射しが差し込む、四阿。

「・・・ほう。面白そうな話をしているな。」
「紅珠、来ていたのね!」

「!」

 ぎくん、と。張元の腰が嫌な音を立てた。

C.O.M.M.E.N.T

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