2014_02
08
(Sat)22:18

何処へ 8

久しぶりに、すごい雪!
カマクラ作って、ソリ遊びして。
雪掻きして、力尽きました。

雪合戦は私の圧勝。
大人気ない母でごめん、子ども達。
でも、雪がさらさらで雪玉作り辛かったです。

そんなこんなで、今日もあまり書けませんでした。
ちまちまと進みます。



今更ですが、注意書きを加えました。
本当に、今更ですね。


【設定・捏造】

《何処へ 8》



招こう、春を。
祝おう、御世を。

この国に、春を。
王に、祝福を。


「・・・『春』を、お届けに上がりました。」

そう言って。

「陛下・・・私の、陛下。」

夕鈴は、夫の頬に唇を寄せた。




成婚の式典は、七日の間続き。

苦笑いを浮かべた大臣達は杯を傾け、過ごし。
常と変らず無表情な周宰相は、玉座を見つめ、思う。


_____ご立派に、成られた。


三年。

我々は、忘れていたのだ。
「若さ」を。

一年が途方も無く長く感じた、あの頃を。
疲れなど感じる事も無かった、あの頃、を。

苦笑が浮かぶ。

たった三年でこの国を建て直し、栄えさせた、若き王。
その王に必要なのは、この国の民を象徴する様に明るく優しい、正妃で。
温もりと祝福を王に与える、春。

「おめでとうございます、陛下・・・正妃様。」

囁いて。
周は頭を垂れた。



「・・・宰相も、諦めたみたいだね。」
「ああ。ようやく、だな。」

国を挙げた成婚式を取り仕切る、柳氾両家の若き当主達は。
顔を見合わせて、小さく笑い。

「さて、宴も順調な様だし、少し休」
「逃げるなっ!!」

いつも通りのやり取りが、周囲の官吏たちの笑いを誘った。




「・・・なあ、じいちゃん。見えるか?」
「ああ、よう見えるぞ。」

浩大を引き摺りながら、張元は宴の様子を垣間見た。

「陛下も、正妃様も・・・笑ってお出でじゃ。」
「そっか。」

見えぬ目を、張元に向けて。
浩大は朗らかに笑う。

「今日の光景が見られぬのは、悔しいじゃろうが・・・今少しの辛抱じゃ。」
「ああ。」

張元の優しい瞳が、浩大を見つめた。


あの日。
命を落とすはずだった浩大を救ったのは、周の隠密の頭。
動かなくなった浩大にとどめを刺そうとした配下を止めた、彼は。

「・・・こいつを殺せば、後宮管理人を敵に回す事になる。」

虫の息の浩大を老師の庵に運び込み。
無言で去った。

そして。

「____わしの孫を、ずいぶんと痛めつけてくれたものじゃな。」

張元の手厚い看護のおかげで、浩大は一命を取り留めた。
視力以外は。



柔らかな風が、浩大の頬を撫でて。
その温かさと、満ち溢れる春の香に、隠密は微笑する。

「心配ない。今少し回復すれば見えるようになるぞ?」
「じいちゃん、それ、ほんと?」

疑わしげな浩大の頭を小突いて。

「わしを誰だと思っておる!嘘などつかん!」

張元は胸を張り。

「・・・だから怪しいんだって。」
「小僧っ!」

二人の朗らかな笑い声が、風に乗って流れていった。
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2014/02/09 (Sun) 15:51 | # | | 編集 | 返信

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2014/02/10 (Mon) 13:14 | # | | 編集 | 返信

澪さまへ

コメントありがとうございます。
そうなんです。
浩大がダメかと思いました。私も。←おい
まだダラダラと続くので、お付き合い頂けると幸いです!

2014/02/10 (Mon) 14:25 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

ちょこれーとぱふぇ様へ

いらっしゃいませ♪
一気読み、大丈夫でしたか?
食あたりしませんでした?!
今回ばかりは浩大ダメかと思いました。
生きてて良かったー!
いつもありがとうございます。

2014/02/10 (Mon) 14:28 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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