2014_02
01
(Sat)17:22

何処へ 4

思いつくまま、気の向くままに、書き進めているのですが。

陛下。
ちょっといい加減にしようよ!

書きながら突っ込んでしまいました。

お話が進んでいないような気がするのは、気のせいです。←




《何処へ 4》



手が肩が、足が、震える
青褪めてゆくのが自分でも分かる。

「夕鈴・・・」

哀しそうな、陛下。

「ごめんなさい。」

涙が頬を伝った。


「ごめんなさい。」

夕鈴の言葉。

それは、拒絶か?
私を愛してはいても、正妃にはならぬ、と?

黒い感情が湧き出す。

「悪いが、夕鈴。」

ぴくん、と跳ねた華奢な肩を掴み。

「拒絶は受け入れないから。」
「ちが・・・っ!」

抗議する唇を塞いだ。



陛下の口付けは、容赦なくて。
後頭部を押さえられて、溢れるほどに探られ、奪われる。

「っ!!」

あまりの深さに驚いて目を開けると。
すぐ目の前にある紅は、怒りを帯びて美しく。

『ごめんなさい。』

私の不用意な一言が誤解を生んだのだと、ようやく悟った。


両手を突っ張って陛下の胸を押し返し、息をついで。

「ちがう、の!」

必死に言葉を紡ぐけど。
黙れとばかりに、また塞がれる。


「ん、ぐっ・・・」

呻く事しかできず。
陛下ほど息の続かぬ私から、力が抜けて。
両腕がだらりと下がる頃、ようやく開放され。

怖いほど深い口付け。
横暴で、傲慢で。
酷いはずなのに。

求められる喜びが、胸を満たした。



「ちがう、の!」

何が違うのというのだ。

怒りに任せて、奪う。

正妃は、君だ。
他には妃など要らぬ。

それを良しとせぬ輩には、分からせてやればよい。

だから、夕鈴。
そばにいて。

「ん、ぐっ・・・・」

喘ぐ君に、構わず。
柔らかな身体から力が抜けきるまで、口付けた。



「・・・そう、じゃないの・・・」

息も絶え絶えな君を抱き上げ、歩みだす。
僕の胸に頭を預け、喘ぐように言葉を紡ぐ夕鈴。

「謝ったのは、そういう意味じゃ、なくて。」

まだ力の入らぬ腕がゆっくりと動き。
白い掌が、僕の頬に触れる。

「哀しいお顔をさせて、ごめんなさい、って思ったの。」
「え。」

思わず足を止めた黎翔を見上げて。

「私を、あなたの花嫁にして下さい、陛下。」

微笑んだ夕鈴の唇は。

「んーーーっ!」

再度塞がれる事となった。
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2014/02/02 (Sun) 08:26 | # | | 編集 | 返信

萌葱さまへ

ありがとうございます!
私も好きです!ふふふー。

2014/02/04 (Tue) 12:04 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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