2014_01
29
(Wed)10:31

何処へ 2

こんにちは。
あさ、です。

「何処へ」の続きを書いていたのですが。

少々大人な表現がございます。
大人の方のみ、スクロールお願いします。
鍵?
どこに置いたかしら・・・
ふふ。←



《何処へ 2》


許してくれ、などと。
卑怯な台詞を吐いた僕に、君がくれた言葉は。

「愛しています、陛下。」

______この上なく優しくて。


「貴方となら、何処までも。何処へでも。」

身勝手かつ横暴に。
君を連れ去ると言い切った私への、返事は。

「私を連れて行って、陛下。」

______君の覚悟を私に伝えた。



「一度は君を殺そうとした私を、愛せるか?」

拒絶されるかもしれない。

そう思いながらも、問わずにはいられなかった。

力の抜けた身体を抱き締めて。
どのような答えでも受け止めるべく、心を静める。

ぴくり、と。
夕鈴の背が震えた。


「・・・分かってました、から。」

抱き締められたまま、ふふ、と笑って夕鈴は黎翔の背を上下に摩った。

「陛下が、この邸を選んで下さった。それだけで私は充分だったんですよ?」

びくっと跳ねた黎翔の肩に、両手を置いて。

「ちゃんと、分かってますから・・・愛してます、陛下。」

温かな茶色の瞳が、黎翔を見つめ。
薄茶の髪が、さらりと黎翔の胸に沿う。

「陛下の邪魔になることが、怖くて。陛下に忘れられる事が、辛くて。なんの役にも立てない事が、哀しくて。逃げたんです、私。」

ぎしっ、と寝台を軋ませ、膝立ちになった夕鈴は。
綺麗な黒髪を、自分の胸に引き寄せ。

「嬉しかった。陛下が私を忘れたくない、って分かって・・・嬉しかった、です。」

抱き締めた。


「僕も、逃げたんだ・・・夕鈴。」

小さな囁きが、夕鈴の胸に響く。

「他に道はないんだって。そう思い込むことで・・・逃げた。」

震える手が、腰に回され。
縋りつくように、引き寄せられる。

「失いかけて、分かったんだ。」

紅の瞳が、夕鈴を見つめ。
艶やかな漆黒の髪が、首筋に埋められる。

「もう、離さない。愛している。」

黎翔の言葉に、夕鈴は微笑み。

「もう、離さないで。愛しています。」

夕鈴の言葉に、黎翔は涙を零した。



もう何度繰り返したか分からぬほど、言葉を紡ぐ。

愛している

ただそれだけを、何度も何度も。

「へい、か・・・」

夕鈴から上がる、艶やかな声。
壊れぬよう、大切に愛しみながら、君を抱く。

口付け、包み込み。
肌を合わせ。

「優しく、するから・・・力、抜いて?」

君に僕を刻む。




「愛している」

降り注ぐような愛の言葉。
それだけでもう胸がいっぱいなのに。

陛下の香に包まれた。

「んっ、ぁ・・・」

黒髪が身体をなぞる度に、意図せず上がる、声。

優しく触れる、陛下の掌が。
柔らかく入ってくる、指が。

「ゆう、りん・・・」

少し息の上がった、囁きが。

幸せを、私に教えた。

「力、抜いて?」

頷いた途端、腰が持ち上げられて。

「あっ?!いやっ!」

ありえない場所を、陛下が貪り始めた。

「ひっ!あああっ!」

自分でも見たことのない場所に、陛下の綺麗な顔が埋まる。
羞恥でおかしくなりそうなのに、温かい何かが這い回る感触が、心地よくて。

「んっ、や、あんっ!」

ぴくん、と跳ねる自分の脚が、自分のものじゃないみたいで。
くすぐったい場所を、強く吸われて、頭が真っ白になる。

「あああーーーっ!へいか、へいかぁっ!」

初めての快感と初めての絶頂に、夕鈴の身体が仰け反る。
ひくつく花は、愛らしく色づき。

「んっ・・・は、ぁ・・・ん。」

悩ましい吐息は、艶やかに僕を誘う。

「そのまま、力抜いて・・・」

僕を、君に刻もう。

「私の全てを、君に。」


「っ!!」

身体の内を、陛下に抉られる。

重くて痛くて辛くて。
押し開かれていく自分の中が、悲鳴を上げるけど。

これが、陛下の全てなら。

「嬉しい・・・」

全部、欲しい。


「うっ、くぅ・・・ゆ、うり、んっ!」

聞いたこともないような陛下の声が。
私の喜悦を誘う。

顰められた眉。
噛み締められた唇。
額に伝う汗。
私を抱き締める腕の力強さ。
私に埋められた、陛下の全部。

私だけの、陛下。

「愛して、います・・・陛下の、全てを。」


痛みに震えながら、微笑む夕鈴。
優しい君を泣かせぬよう、少しずつ動いた。

「ああっ!」

ぐっ、と奥を抉ると上がる、可愛い声。
ふるりと揺れる、まろやかな膨らみ。
染まる頬。
芳しい香。
私を包み込む、夕鈴の全て。

「愛している。」

他の言葉など、いらぬ。

何処までも続く私達の道を、共に歩もう。



愛し合う二人を守るように。
雪の庭を、月が照らし。
静寂が邸を包んだ。
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2014/01/29 (Wed) 11:10 | # | | 編集 | 返信

萌葱さまへ

ありがとうございます(^-^)
夕鈴に陛下が押されております。
完全に嫁の方が男前です!
陛下!行動で男を上げろ!←

2014/01/29 (Wed) 16:53 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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2014/01/30 (Thu) 13:40 | # | | 編集 | 返信

狛キチ様へ

よかった。
そう仰って頂けると、本当に安心します。
迷ったんです。
鍵にするかどうか。
そして、浩大!
この間ずっと護衛です。寒い屋根の上で。
書いててかわいそうになっちゃいました。
ごめん、浩大。
フォローできなかった!←

2014/01/30 (Thu) 19:51 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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