2014_01
28
(Tue)17:31

片言

スマホに変えたばかりの友人の片言が、大変に可愛らしくて愛らしく。
萌えます。

羽梨さまー!使いこなせるようになった?
ずっと片言でもいいですよ?
あ、でもそしたらSS書いて貰えないっ。
それは嫌だ。(わがまま)



【設定・未来夫婦】

《片言》


思えば、昨日は風が強くて。
温かい陽射しに誘われ、遠くの庭園まで足を伸ばしたのが。

いけなかった。


「・・・おはようございます。」

いつものように、起き上がって。
傅く侍女達に挨拶をして。

「正妃様?!」
「まあ、お声がっ!」

鈴を転がすような正妃の声を楽しみにしていた侍女達は。

「大変ですわっ!老師をお呼びせねば!」
「薬師を呼んでまいります、いえ、陛下にお知らせせねば・・・」

一斉に動き出した。


「ちょっと、待って、ください・・・」

無理矢理振り絞った、夕鈴の声は。

「温かいご衣装を!」
「まずは白湯を!」

侍女たちの喧騒に掻き消された。








「夕鈴、喉がおかしいんだって?」

侍女たちが知らせたのであろう。
朝議を終えた後すぐさま正妃の部屋にやってきた黎翔は。
跪拝する侍女達には、目もくれず。

「見せてみよ。」
「っ!」

狼のまま、兎を上向かせ。
口を開けさせる。

自分を案ずる夫を、断るわけにも行かず。
夕鈴はおずおずと口を開いた。

「・・・大分、赤いな・・・」

黎翔の瞳が心配げに細められ。
より一層、顔が近付く。


真っ白な歯列。
整った真珠のような歯は、愛らしくて。
ぴくっ、と蠢く舌は、綺麗な桃色で。

まずい。


黎翔が気付いたときには、すでに遅く。
正直な指は、夕鈴の口中を探っていた。

「ん・・・・んんっ!」

抗議の声は、蠢く指で塞がれて。
黎翔の意思に反して、指は動きを止めぬ。
これ以上無く真っ赤に染まった夕鈴が、黎翔の胸をドンッ!と叩き。

「・・・下がれ。」

黎翔は、ようやく人払いをした。




「もう、」

痛む喉を押さえつつ。

「やめて。」

僕を睨みつける、君。

潤んだ瞳と、真っ赤な頬と。
それに劣らぬほどに朱に染まった耳朶と。
羞恥に染まった首筋から立ち上る花の香と。

掠れた声と、愛らしい片言が。

_____破壊的に、可愛い。


この愛しい唇から発せられる言葉は、僕を困らせる事もあるけれど。
これほどまでに可愛らしいのなら。

「・・・全て、許そう。」

いつもより熱くて甘い吐息を漏らす、兎を。
狼は嬉しげに食み始めた。
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2014/01/30 (Thu) 13:30 | # | | 編集 | 返信

狛キチ様へ

ふふふー。
お楽しみ頂けましたか?
よかったです!
うちの陛下はすぐに狼になります。
特に未来夫婦設定では、自制心をどこかに置き忘れたようになります。(笑)

2014/01/30 (Thu) 19:50 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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