2014_01
27
(Mon)17:45

何処へ 浩大

ガラケー仲間の友人がスマホに変えました。
・・・つらそうです。

実は私のガラケーはもう限界を迎えていて、そろそろスマホにしたいのですが。
不安になってきた。


「何処へ」の浩大視点です。




【設定・バイト終了】
【ご注意下さい。浩大が片想いっぽいです。】

《何処へ 浩大》



「臨時花嫁を、消します。」

李順さんが、静かに言う。
怒りが脳天を突き抜けて、目の前が真っ赤になった。

「・・・お妃ちゃんを、殺すってのか?」

自分でも分かるほど、殺気立つ。

『あくまで表向きは、ですよ。』

そう言ってくれ、李順さん。
頼む。

目を瞑って、願った。

だけど、答えは。

「彼女は・・・知りすぎました。」

_______変らなくて。


どんな時も表情を変えない李順さんが。

「他にどうしろと言うんですか?!」

震える声で怒鳴った。




陛下の、表と裏。
狼陛下の威厳を崩すきっかけを与える、綻び。
柔和な『狼陛下』は誰にも知られちゃいけない、唯一の弱点。
囮として動くうちに知ってしまった、王宮の内情。
多くの官吏たちにその顔を知られてしまった、臨時花嫁。

今始末しなきゃ、後々面倒なことになる。
そんな事は、分かってる。

長すぎたんだ。
バイト期間が。


でもさ、陛下。

桂花の庭で。
四阿で。
星空の下で。

________幸せ、だったろ?


やっと会えたんじゃないのかよ。
やっと見つけたんじゃないのかよ。

大切な、大切な____春、を。

見つけたんじゃ、ねえのかよ。








本気でお妃ちゃんを始末するつもりなのか、陛下。
問いかけた、俺を。

「・・・・他に、どうしろと?」

陛下は、書簡に目を落としたまま、泣きそうな声で呟いて。

「教えてくれ、浩大。」

見つめた。


本気だ。


悟ると同時に、飛び出した。
陛下じゃ、埒があかねえ。

お妃ちゃんは。
俺が守る。


全力で走って、北辺の邸に着いた。
雪に覆われた冷たい庭。
立ち尽くす李順さんの、腕の中には。

ぐったりとした、お妃ちゃん。

「あ・・・・」

間に合わなかった、のか?

奪い取り、抱き締めて。
転がる薬瓶を拾って、臭いを確かめる。

深い眠りに落ちたまま心臓を止める毒。

「よこせっ!解毒薬、持ってんだろ?!」

無我夢中で叫んだ。

「・・・王宮に、置いてあります。」
「っ!」

馬に跨った李順さんが。

「_____お妃様をお願いしますよ、浩大。」

真っ直ぐに俺を見つめて。

「陛下が来られるまで。」

力強く言い切った。




暖められていた部屋に、お妃ちゃんを運んで。
柔らかな寝台に寝かせる。

止まっているかのような呼吸。
微弱な拍動。
真っ白な頬。
少し開いた唇に、色は無く。
それでも、お妃ちゃんは。
微笑んでいるように見えた。


「・・・俺が、守ってやる。」

道具にあるまじき感情が湧く。

もし今夜、陛下が来なかったら。
解毒薬を奪って、お妃ちゃんを連れ去る。

「お妃ちゃんはそんな事望まないだろうけどさ。」

さらりとした髪を、指に絡めた。

あの人が、よくそうしていた様に。



夜。
陛下が来た。

「どの面下げてきた。」

怒りのままに、そう言った。

「・・・。」

無言で俺を見つめる陛下の瞳は、静かで。
吸い込まれるようで。

「・・・二度目は、ねえぞ。陛下。」

敵わなかった。


俺は、道具に戻って。
いつも通り、屋根に上がり、護衛の任に付いた。


何処までも広がる雪景色を、眺めながら。
何処にも行き場のない感情を、消し去りながら。
片言   
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2014/01/27 (Mon) 19:27 | # | | 編集 | 返信

狛キチ様へ

うちの浩大、お気に召して頂けて嬉しいです!
浩大の自制心ってすごいな、と思いながら書きました。
髪で我慢しましたよ?偉いですよね?←
李順さんも気の毒な役回りで・・・。ごめん、李順さん。怒んないでね?
陛下は夕鈴に一生頭が上がらなければいいと思います。

2014/01/27 (Mon) 21:09 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

つらいよう!!
PCでコメントするほど窮地に陥っています。
スマホ、半端ない。
ただいま羽梨にはメールが届きません(笑)
なんでえ?

2014/01/27 (Mon) 21:52 | 羽梨 #- | URL | 編集 | 返信

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2014/01/27 (Mon) 21:56 | # | | 編集 | 返信

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2014/01/27 (Mon) 22:00 | # | | 編集 | 返信

羽梨さまへ

ええっ、メールも届かなくなっちゃったの?!
まだ待ち合わせ場所も決めてないのにっ。
御主人さまっ!早く使えるようにしてあげてー!
私も、スマホにすることに決まりました。
近日中にガラケーとお別れです。
メールできなくなると困るなぁ。
スマホって便利なんじゃないの?しくしく(/ _ ; )
しくしく。

2014/01/27 (Mon) 22:16 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

萌葱さまへ

ただいまです!
読み聞かせの先輩がここにいらっしゃった!
子供達の嘘のない言葉に癒されました(^-^)
浩大、どうぞお召し上がりくださいませ。

2014/01/27 (Mon) 22:19 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

澪さまへ

深いコメントに、思わず頷いてしまいました。
本当にそうですね!
二人の幸せが、国中に広がって行くのかもしれません。
そうなって欲しいですね!

2014/01/27 (Mon) 22:22 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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2014/01/28 (Tue) 15:22 | # | | 編集 | 返信

ちょこれーとぱふぇ様へ

コメントありがとうございます。
すいません、拍手コメント下げてしまいました。ぺこり。
どうぞご遠慮なく、記事にコメントお願いします!(あつかましい)
よかった、夕鈴←浩大お好きですか!安心しました。
受け入れられなかったらどうしようかとドキドキしてました。
今回の陛下は、本当にどうしようもないです。
書きながら、ラストが何処に向っているのか心配でした。
無計画に書いております!うふ。←

2014/01/28 (Tue) 17:39 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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