2014_01
21
(Tue)12:25

お別れの後は 2

こんにちは、あさ、です。
「桜舞う」へのご訪問と拍手、ありがとうございます。


「お別れの後は」その2です。
短いですが、続きをUP致します。


【設定・未来夫婦・お子様あり】
【「お別れ」のその後です。】

うっかりしてました。
夕鈴、立后前でした。
ですので、正妃じゃなくて妃です。
皆様の包容力を信じて書いております!←
「お別れ」のラストシーンの立后・立太子式の前の話です。


《お別れの後は 2》



「もう大丈夫じゃ。」
「ありがとうございます、老師。」

日に三度の老師の診察。
発作が出る事は、もう稀になって。
食も進むようになった。

「あと一息じゃからの。苦い薬じゃが、きちんと飲まねばならんぞ?」
「はい。ありがとうございます。」

老師のお薬は、本当に良く効く。
どれほどの苦労を重ねて作ってくれているのか、知っているから。
毎回感謝して頂く。

「夕鈴、具合はどうだ?」
「陛下。」

薬を飲み終える頃には、いつも陛下がお越しになる。

政務は宜しいのかしら。

眉間に皴を寄せた李順さんの顔が脳裏に浮かぶけど。
ほんとに、嬉しいから。

「お待ちして、おりました。」

思わず笑顔になって。
ぽろりと本音が零れ落ちる。

「・・・っ。」

少し横を向いてしまった陛下のお顔は、手で隠されて見えないけれど。
艶やかな黒髪から少しだけ覗くお耳が、真っ赤で。

かわいい。


ねえ、陛下。

私、もうどこにも、行かないから。
どんなに危険でも、辛くても。
貴方の側にいるって、決めたから。

だから、お願い。
あと少しだけ、私に、力を。

「・・・ぎゅっ、ってして?」

この病が癒えるまで、あと少し。
あと少しだけ。

「いい、でしょう?お願い、陛下。」

少しだけ。

甘えさせて?

C.O.M.M.E.N.T

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