2014_01
18
(Sat)18:13

お別れの後は 1

こんばんは。
あさ、です。

なんでしょうか。
「お別れ」。
せっかく(おい)終わったのに、脳内でまた始まってしまいました。
以前書いたSSと似ている展開ですが。
どうか、お気になさらず。←




【設定・未来夫婦・お子様あり】
【「お別れ」のその後です。】

*お子様目線から始まります。


《お別れの後は 1》


母さま、じゃなくて、母上。
父さま、じゃなくて、父上。

「そうお呼び下さい、皇子。」

眼鏡をかけた背の高い男の人が僕に言う。

やだな。

他人行儀な呼び方に違和感を感じ。
少し眉を顰めた清翔は、ささやかな抵抗を試みた。

「なんで『かあさま』じゃダメなの?」

少し小首を傾げて、じっと相手を見つめる。
心持ち、見上げるように。
純真な子どもそのものの視線を作る。

でも。

「第一皇子でいらっしゃる清翔様は、そう呼ばねばならないのですよ。」

にべもなく、切り捨てられた。

ちっ。
大抵の大人はこれで落ちるのに。
・・・手強いな、こいつ。

うな垂れた風を装い。
磨き抜かれた床を見つめ、心の中で悪態をつく。

「_____私にその手は通用しませんよ。慣れてますから。」

ぎょっと目を瞠った清翔に。

「まだまだ、ですね。皇子。」

李順はにっこりと微笑んだ。






父上、母上。

そう呼ぶことに慣れ始めた頃、僕はあることに気付いた。


「夕鈴、夕鈴、今日は一緒に夕餉を摂ろうね!」
「朝議が終わったら軍部に視察なんだけど、一緒に行こう!」
「桜が綺麗に咲いたんだって!午後の休憩は桜の下でお茶にしようね!」

父上は。

「それから、まだ体調が万全じゃないから僕と一緒に寝よう!」

ものすごく。

「清翔は自室で寝せようね?」

独占欲が強い。


父上は、何年も母上を探し続けていたんだって、お兄ちゃん、じゃなくて浩大が言ってた。
国王の激務の合間に、王都中を探し回って。
見つからなくて。
それでも、諦めなかった、って。

母上だって、ずっと父上を想い続けていた。
だから、見かねた几鍔おじさんが母上と父上を引き合わせてくれたんだ。

『だから、さ。大目に見てやってよ。』

って、浩大は笑うけど。
少し、大人気ないよね。
父上。

清翔は深々とため息をついて。
今日も正妃を側から離そうとしない国王を見つめた。





→続きへ
日記   
«  HOME  »

C.O.M.M.E.N.T

アレ?1だけ続きへ→ってボタンが在るぞ?削除でもリンクでもどちらでもいいと思います(笑)

2015/09/04 (Fri) 16:27 | 行 #jxT87rSU | URL | 編集 | 返信

コメントの投稿

非公開コメント

トラックバック