2013_12
29
(Sun)14:39

深夜のご馳走

まだ使える。
まだPC使えるっ!!

よし、もう一個!
さすがにこれで最後です~。

雑ですいません。(いつもか)



【設定・臨時花嫁】
【捏造の塊です】



《深夜のご馳走》




冷たい空気の中に、甘い香りが混ざっている気がして。

黎翔は寝室の中の気配を探った。


年の瀬。

政務が山積みとなり、もう十日。

夕鈴と会う時間が取れなくなってから、もう十日。

本物じゃない君のところに深夜押しかけるのは、どうしても気が引けて。

僕はひたすら君の不在に耐えていた。

朝議を終えて政務室に戻る廊下から見える庭園の花をみれば、君を思い出し。

女官が淹れる茶を見れば、君を恋しく思い。

ひょっとしたら会いにきてくれるかも、なんて淡い期待を抱いていたから。

きっと、この香も。


「・・・気のせい、か?」


そう。

気のせいかもしれない。


でも。


「あ、あの・・・起こしちゃってごめんなさい。」

耳に届くのは、君の声で。


「陛下がお疲れだって、浩大から聞いて・・・お菓子を作って、それで。」


君が悪い。

そう。

深夜に狼の巣にのこのこやってきた、君が悪い。

耐えに耐えていた私の前に、可愛い姿を晒すとは。


「・・・ありがとう、夕鈴。」


素足で夕鈴へ近付く。

床の冷たさなんて、感じなくて。

近付くにつれて濃くなる君の香に、笑みが深まる。


「_________いただくよ。」


兎を、ね。



にっこりと笑った黎翔は。

目の前のご馳走に手を伸ばした。

C.O.M.M.E.N.T

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