2013_12
25
(Wed)22:08

本誌ネタバレSS「自覚」

こんばんは。
あさ、です。

ええと。
諸事情により、本誌が手元にありません。(泣)
返してーーー!!

もう一冊買う。絶対買う。明日は買う。
やっぱり今日買っておくべきでした。。


本誌ネタバレ妄想SSです。

収拾がついておりません。

お心を広くお願い致します。





【設定・本誌ネタバレ!!】


《自覚》



嫌われてしかるべき、王。

そんな風に思っているの?








逃げない、って決めたから。

溢れてしまいそうなこの思いに、蓋を。


そう、思っていたのに。


「嫌われてしかるべき王だ。」


そう言った陛下のお顔が、怖くて、寂しげで。


「大好きですよ!」


思わず叫んだ。



止まれ。


そう思ったけど、もう遅くて。

想いが、溢れ出す。


大好き。


陛下が、だいすき。








今、夕鈴は何と言った?

________私のことが、好き、なのか?


それは、いったい。

どういう・・・


かあっ、と血がのぼり。

頬が染まり。


「・・・っ。」


思わず、顔を覆った僕の視界に。

走り去る夕鈴が映り。

気付けば追いかけていた。


逃げ足の速い元気な兎。

可愛らしい姿で、僕から逃げようと懸命に走っても。

ごめんね。

逃がすつもりは、ないんだ。


「捕まえた。」


足を早めた黎翔に、捕らわれた夕鈴は。


「な、な・・・」


目をぐるぐると回し。

腕の中の兎を抱き寄せた黎翔は、言葉を探す。



こういう時は、何と言えばいいのだろうか。

全身を駆け巡る、この感情を。

君に触れたいと思う、この心を。

震える、手を。


_____どう表せば、伝わる?



ぎゅっ、と目を瞑る夕鈴を腕の中に囲い。

じっと見つめた。


きつく瞑った目から溢れ出しそうになっている、涙。

これ以上無く染まった頬。

走ったせいで少し乱れた前髪と。

そこから覗く額の、白さ。

噛み締められた唇が、痛々しくて。


そう。

痛々しくて。


思わず、唇を重ねた。



「んっ!」


驚く君から零れ出る。


「・・・ふっ・・・・っ・・・っ・・・・」


声にならない、


「・・・っぁ・・・・ぅっ・・・・へ、い・・・んぅっ!」


声が。


________ああ、そうか。



「へい、か・・・ぁっ!」


唇で感じる、肌が。

僕に、教える。



愛しい。



「んっ!」



ぴくん、と跳ねる柔らかい身体が。



愛しい。



僕に教えてくれる。



ありがとう、夕鈴。

これが、愛するという事か。



「・・・陛下、だいすき。」



ぎゅっ、と狼に縋りつく兎を抱き上げて。

黎翔は足早に、自室へと急ぎ。



「・・・僕も、だいすき。」


逃げない、優しい兎を。

その腕に抱いた。
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2013/12/26 (Thu) 12:35 | # | | 編集 | 返信

からあげ様へ

喜んで頂けて嬉しいです。
本誌がすごすぎて、これ以上書けないっ。
早く来月号でないかなぁ・・・。

2013/12/26 (Thu) 14:10 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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