休暇
こんばんは。
あさ、です。
ふぅ。疲れたー。
もう少し休みますね。
一発書き且つとても短いSSですが。
もし宜しければ、お暇つぶしにでも♪
【設定・臨時花嫁だけど恋人】
《休暇》
下っ端妃には、なんの役目もないから。
年末年始は、お休みを頂けた。
新年の賀を受けるのは、正妃の役目。
私なんかじゃ、ない。
『どうしても帰るって言うなら・・・』
そう言った陛下が私に付けた、赤い華が。
肘の内側の柔らかい所に、綺麗に咲いている。
少し腕まくりをすると見えてしまう、それは。
私と陛下の、秘密。
どうしても実家に帰るって言うから。
今年は新年の賀を一緒に受けてもらおうと思ったのを、我慢した。
正妃は君だと知らしめる、好機だったのに。
いつまで逃げるつもりなの?夕鈴。
『お返しです。』
そう言って君が僕に付けた、愛らしい痕。
肩口に散る、桃色の花弁。
僕と君の、秘め事の証。
「_________陛下。」
「_________夕鈴。」
王宮の甍を見つめ。
王都の町並みを見下ろし。
夕鈴は哀しげに微笑み。
黎翔は鮮やかに笑う。
「逃がさん。」
主の呟きを聞いた、側近は。
_______夕鈴殿、休暇はお終いのようです。
気の毒そうに、ため息を吐いた。
あさ、です。
ふぅ。疲れたー。
もう少し休みますね。
一発書き且つとても短いSSですが。
もし宜しければ、お暇つぶしにでも♪
【設定・臨時花嫁だけど恋人】
《休暇》
下っ端妃には、なんの役目もないから。
年末年始は、お休みを頂けた。
新年の賀を受けるのは、正妃の役目。
私なんかじゃ、ない。
『どうしても帰るって言うなら・・・』
そう言った陛下が私に付けた、赤い華が。
肘の内側の柔らかい所に、綺麗に咲いている。
少し腕まくりをすると見えてしまう、それは。
私と陛下の、秘密。
どうしても実家に帰るって言うから。
今年は新年の賀を一緒に受けてもらおうと思ったのを、我慢した。
正妃は君だと知らしめる、好機だったのに。
いつまで逃げるつもりなの?夕鈴。
『お返しです。』
そう言って君が僕に付けた、愛らしい痕。
肩口に散る、桃色の花弁。
僕と君の、秘め事の証。
「_________陛下。」
「_________夕鈴。」
王宮の甍を見つめ。
王都の町並みを見下ろし。
夕鈴は哀しげに微笑み。
黎翔は鮮やかに笑う。
「逃がさん。」
主の呟きを聞いた、側近は。
_______夕鈴殿、休暇はお終いのようです。
気の毒そうに、ため息を吐いた。