2013_12
09
(Mon)08:38

賜心3

お休み中の、「あさ」です。
コメントへのお返事もできていないのに、こんなものばかり書いております。
ごめんなさいー!
もう少し、もうちょっと。
休ませて下さい。


書いていないと叫びだしそうなんですよ。
ふふ。
病気。



【設定・臨時花嫁】
【捏造の塊・隣国捏造・オリキャラ出ます】
【私、「あさ」の全ての捏造設定を元に書いております。ご注意下さい。】
【捏造設定すらも、時系列や登場の仕方、性格。その他様々なものがおかしくなってます。】
【本誌ネタバレ含みます】

つまりは。
なんでも大丈夫!
な方のみ、どうぞ宜しくお願い致します。

私の脳内妄想です。

こんな事しかできないので。
精一杯頑張ろうと思います。



《賜心 3》




「お妃様。ご準備、整いましてございます。」

そう言ってふわりと微笑んだ、李の当主は。
どこからどう見ても非の打ち所のない、美女で。

「は、はいっ!」

夕鈴は頬を染めて。

「・・・綺麗な方・・・」

見蕩れた。


「お取り込み中、ごめんなさいね?」

美しい使者を迎えた蘭瑶は、笑みを絶やさず。
だが、目だけは笑わずに、美女を見つめる。

そんな視線をどこ吹く風と受け流し、李の当主は優雅に跪き。

「ご挨拶が遅れまして、申し訳ございません。私、李芙蓉と申します。」

大輪の花が咲くように、笑んだ。



________やべえ。


どんな時も冷静でいられる。
どんなに追い詰められても笑っていられる。

その自負だけは、あったのに。

これは、やべえ。

天井裏の浩大は。
じりじりと焼かれるような焦燥感と恐怖に耐えていた。

必死に。

詰めたはずの息は、荒く。
握り締めた掌には、汗が滲み。
耳に響くのは、自分の鼓動。

なんだ、この。

__________気配は。


こんな奴ら、知らねえ。

空気みたいに溶けて。
水みたいに姿を変えて。
でも、確実に。
ここに、いやがる。

どこだ。
どこから見てやがる。

痛みにも似た、ちりっとした殺気を感じたときには。


「_________陛下直属の隠密が、この程度か。遅いな。」

「っ!」

芙蓉が連れてきた、李家の者達が。
薄く笑いながら、浩大を取り囲んでいた。





「________芙蓉さま、と仰るのね?」

優雅に裾をさばいて、椅子に座り。
蘭瑶は茶を勧める。

「ありがとうございます。」

茶杯を口に運ぶ芙蓉の姿は、どこまでも優雅で。
先ほどまで馬上にあったとは、とても思えなかった。

その姿に見蕩れつつ、夕鈴は気になっていた事を尋ねる。

「あの、芙蓉様。」
「はい、なんでございましょう?」
「李家の方・・・李順さんとは、どのような?」

李順。
夕鈴の唇がその名を紡いだとき。
芙蓉の白い指先がぴくりと動き。

「・・・兄のような方、ですわ。」

頬が桃色に染まった。

「そうでしたか!」

夕鈴はその様子をいぶかしむ事もなく、芙蓉に話しかけ始め。

「・・・兄、ね。」

蘭瑶は、甘い花の香りを聞いたような気がした。




その頃。
白陽国・後宮。


「__________見つかったか?」


朱国の皇女は、軟禁状態に置かれた部屋の内で。
しどけなく衣装を寛げ、目の前の男の胸肌に指先を這わす。

「狼陛下の、唯一・・・ようやく、見つけたようです。」

長くうねる髪を、軽くまとめて。
皇女から身体を離し。

李順は、にっこりと笑った。



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C.O.M.M.E.N.T

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