2013_11
16
(Sat)01:34

枯渇 7

短くてごめんなさい・・・!



【9巻未収録のネタバレを含みます。】
【基本的に、捏造の塊です。】
【オリキャラも出るかもしれません】
【臨時花嫁です】


《枯渇 7》


久しぶりに、やばい。

隣に居る軍人さんも、同じ気分だろう。


王弟・晏流公。

狼陛下の弟が。


「_________愛らしい兎でお楽しみですか?母上。」


お妃ちゃんを、『兎』と呼んだ。

血は争えねえな。

狼の弟は、やっぱり狼ってことか。

獲物は、後ろ足の蹴りが強い、『兎』。

「・・・兄弟って、好みも似るのかねー。」

そう呟いた俺に。

「口を慎め。」

克右が拳を振り下ろした。






一瞬、陛下かと思った。

それほど似ている、二人の声。


「_________愛らしい兎でお楽しみですか?母上。」


私を『兎』と呼んだのは、陛下だけだったのに。

晏流公は、私をそう呼んだ。


「本当に、愛らしい方でしょう?」


公を愛しげに見やった、蘭瑶様は。


「夕鈴様。こちらは、晏流公。王弟にあらせられます。」

ふわりと、笑った。





温かな春の陽だまりを思わせる、髪色と。

血が通った、薄茶の瞳。


「_________愛らしい兎でお楽しみですか?母上。」


感じたままに、言葉を紡いだ私を。


「陛下?!」


驚き見つめた、その顔は。

見たこともない、生気に溢れ。

一瞬、息が止まった。


「夕鈴様。こちらは、晏流公。王弟にあらせられます。」


そう私を紹介した、母上は。

常になく楽しげで。


「て、汀夕鈴と申します!」


鈴を転がすような声で挨拶をした、兎は。

優雅に礼をとった。


ふいに、香が届く。

___________甘くて清やかな、桂花の香。

もうとうに散ったはずの、その香が。

大嫌いだったはずの、その香が。

不思議な安らぎを携えて、私に届く。


汀、夕鈴。


奇遇にも、兄王の寵妃と同じ名を持つ、兎。

桂花の香を纏う、その兎は。


後宮の悪女の名に、相応しく。


私の心を、虜にした。



「枯渇8」へ
«  HOME  »
  枯渇6

C.O.M.M.E.N.T

うわーっ!!

陛下が二人!
虜になった陛下が二人!
どうなるの?どうするの?
次まで待てない!
こっそり、教えて?←
二人が並んだら、鼻血出そう。

2013/11/16 (Sat) 11:13 | 羽梨 #- | URL | 編集 | 返信

Re

羽梨さま
鼻血出ますよねっ!
色気全開な陛下二人に挟まれたら、絶対貧血で倒れる自信がある。
晏流公、出しちゃいましたよ、私。
ああ、本誌発売前に書き終わって逃げ出したい。(じゃあ書くな)
次!
どうなるんでしょうか。
羽梨さま、教えて?←
・・・すいません、ちゃんと頑張ります。

2013/11/16 (Sat) 14:15 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

コメントの投稿

非公開コメント

トラックバック