2013_10
20
(Sun)11:10

ありえない

こんにちは。
あさ、です。


少し時間がありましたので。
楽しみながら書いてしまいました。

色々ごめんなさい。

先に謝っておきます!!←笑


何でもOK!
何でも笑い飛ばせるよ!

という方のみ、ご覧下さい・・・。


ははは。←










【設定「?」←】



《ありえない》





「おはよう、夕鈴。」


「ん・・・・」


いつも早起きの君が寝坊するなんて、珍しい。

もしや体調でも悪いのかと案じつつ、様子を伺うと。


寝ぼけ眼で僕を見つめる、君は。


まだ幼い少女のようで。


いや。


少女そのもの、だった。










「おはよう、ございます・・・・へー、か。」


眠くて上手くしゃべれない夕鈴は、小さな掌で、目を擦っていて。

ふあぁ、と欠伸をする、唇は。

さくらんぼみたいで。


なにこれ。

可愛すぎる。


僕は、現実逃避をかねて、幼い夕鈴に見蕩れた。



「・・・・・まだ、眠いのかな?」


小さな頭を撫でながら、包み込むように抱いて。

くったりともたれかかって来る、温もりと柔らかさを堪能する。


「・・・まだ、ねむいの・・・どうして、かしら・・・」


とろんとした目で、ぼうっと僕を見つめる君の、可愛らしさは。


もう、凶器とも呼べる代物で。



加減を忘れて抱き締めそうになる自分を抑えるために、理性を総動員して。


「ふふ、あったかい・・・」


すりすりと胸に頬を寄せる君を抱く腕に力が籠もりそうになるのを、必死に押さえ込んで。


「も、すこし・・・・だけ・・・」


ゆっくりと眠りに落ちる君を、多大な労力を払って褥に寝かせる。



堪えろ、黎翔。

何が起こっているかは分からぬが、夕鈴は、今、幼子だ。




ゆっくりと動く自分の腕が、視界に入る。


何をする気だ?私は。




すやすやと眠る顔に、手が伸びる。


待て。何をしている?



さらりと、前髪を払い。


_____________口付けた。




小さく愛らしい、幼い夕鈴。

つんと上を向いた、形の良い鼻先も。

ほんの少し開いた、ぷっくりとした唇も。

桜色の頬も。


全てが、愛らしく。

全てが、愛しい。



穏やかな寝顔に、癒されながら。


額から唇を離し、幼い夕鈴の眠りを妨げぬよう、見つめ続けた。



難しい事は、後から考えよう。

今はただ。

このありえない幸せを抱き締める事だけ、を。



そう思いながら。










「・・・へいか、陛下!」


眩しい朝日と、うるさい側近の声。


うるさい。夕鈴が起きるだろ?


「だまれ」と言いかけた黎翔の掛け布を、李順は容赦なく剥ぎ取った。



「早く起きて下さいっ!!朝議が始まります!!!」


抱き締めていた枕を、名残惜しげに手放した、黎翔は。


「・・・せっかく、いい夢を見ていたのに・・・」


哀しげに呟き、夜着を脱ぎ捨てた。
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