2013_10
10
(Thu)19:13

いつか 3

こんばんは。
あさ、です。

ちょっとしか、進んでいませんが。
UPします!


今日は、忙しかった・・・・。

美容院に行った自分が悪いのですが。笑


コメントへの御礼が遅れておりまして、申し訳ございません。

出来るだけ早く、お礼とお返事をさせて頂こうと思います。



それでは、もし宜しければお付き合い下さいませ。







【設定・臨時花嫁】


《いつか 3》




突然の別れは、人の心を、壊し。

知らされた上での、別れは。

人の心を、試す。



私は、試されているのだろうか。



青く澄み渡った空を見上げ、答えを探す。


繰り返し、繰り返し。

何度も、何度も。

『手放せ』と、李順は言い。



________この後宮管理人が命に代えてもお守り致しますゆえ・・・どうか、あの娘を手放さんで下され!!


老師は『手放すな』と言う。



「____________どうしろと、言うんだ。」


空から視線を外し、掌を見る。


___________随分と滑らかになったものだ。



剣や槍の稽古のおかげで、多少のマメはあるものの。




地を埋め尽くすような、物言わぬ、骸。

それらの上に舞う、烏。

血糊でぬるりと滑る柄を、握り締め。

降る様な矢を、防ぐ。




あの頃に、比べれば。


「・・・・軟弱になったものだ。」


黎翔の頬に、苦笑が浮かんだ。




忘れては、ならない。

記憶の中の屍が口を開く。

ごろりと目玉を転がして、物言いたげに、私を見て。

紫色の舌を覗かせ、唇が動く。


忘れるな。

お前が何を捨てたのか。

お前が何をしてきたのか。

お前がどれほど穢れているのか。

お前がどれほどの者を屠ってきたのか。



忘れるな。

忘れるな。


「・・・まるで、『呪い』だな。」



記憶に蓋をして。

黎翔は、月明かりの下で揺れる花々に眼を向けた。



「よっ!へーか!」


立ち尽くす黎翔をからかうように現れた、浩大は。

小刀を避けながら、にぱっと笑う。


「何考えてんだよ、陛下。」

「うるさい。」

「分かってたはずだろ?『いつか』って、さ。いつかは手放さなきゃならないって。」

「・・・ああ。」

「だったら、別にいいじゃん。」


明るく言い放った浩大は。

主の顔色を伺うように、身を屈めた。


「・・・・それとも、」

「言うな。」


黎翔の手が、浩大の首を掴み。

浩大の口から声が漏れた。


「・・・ぐっ・・・余裕、ねえなぁ・・・」

「黙れ。」

「・・・・っ・・・・あの娘が、誰かのものになる姿を、見守るつもり?」

「うるさいっ!」

「______ぐ、ぁっ!・・・何を、怯えてんだよ。らしく、ね_______っ!」


黎翔の手から、力が抜け。

どさり、と浩大の身体が地に落ちる。


「・・・『道具』の分際が、出すぎた真似を。」


黎翔の手が、微かに震えていた。





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C.O.M.M.E.N.T

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