2013_10
07
(Mon)16:44

居たい場所 2

細切れUPで、ごめんなさい!

そして、短いですっ!

お心を広くお願い申し上げます。






【設定・臨時花嫁】


《居たい場所 2》





「___________え?特別手当・・・・?」

「ええ。ここのところ刺客が多かったので。その分です。」


給与明細を受け取った夕鈴は、その金額の大きさに、目を丸くした。



_________ああ、可愛いな。

どうしてこんなに愛しいのだろう。



見慣れた光景を胸に刻みながら、黎翔は胸の内で呟く。



___________ずっと、見ていたかった。


そう、思う。


君といるのが『日常』であると感じてしまうほどの、長い時を、君と過ごした。


『お前の望みどおり切り捨てるさ』


__________我ながら、よく言えたものだ。




『遊びは程々にして下さい』
『後々困ったことになりますよ』
『彼女はそのうち帰る人』


今この時になって胸に刺さる、李順の言葉。


_________そうだな。

李順、お前の言う通りだ。


「・・・さすがだな・・・」

「陛下?何か仰いましたか?」


小さな呟きを聞き咎められ。

黎翔の頬に苦笑が浮かんだ。


__________耳まで察しが良いらしい。






怪訝な顔をした李順は、夕鈴に向き直り。

話を続ける。


「今回の特別手当には、餞別の意味も込めてあります。」

「・・・・え?」

「__________餞別、です。夕鈴殿。」

「餞別・・・・」

「長い間、陛下のためにお仕え下さって、ありがとうございました。表で浩大が待っています。荷物を纏め次第お送りする手筈です。」

「は・・・・い。」


青ざめ、硬直した夕鈴から、目を逸らし。

李順は深々と辞儀をした。





そして、僕は。

元の通り。


独りになった。




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C.O.M.M.E.N.T

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