2013_09
05
(Thu)11:28

こんな夜は

今朝方、近所に雷が落ちました。びっくりした!

昨夜は子ども達の様子を見に行ったり(寝る部屋別々です)夫の帰りが遅かったりして、あまり寝ておりません。

でもちび陛下は12時に帰って来ます。

ここでソファに転がったら絶対お迎えに遅刻するので、朦朧とした頭でSSを書いてみました。





【設定・未来夫婦】
【お子様なし】
【少し陛下がヘタレです】




《こんな夜は》






いつもの、夜。

荒れ始めた夜空を流れる雲は、驚くほど早く。

ようやく政務を終えて居室に戻った黎翔の髪は、風に煽られて少し乱れていた。


「お帰りなさい、陛下。・・・髪が。」


手巾を取り出し、雨粒を払い。

艶やかな黒髪を撫で付けて、しっとりと湿った衣装を手早く脱がせる。

大好きな夫の香りが、いつもより濃く香るのを感じ。

夕鈴の頬は、少しだけ染まった。


黎翔は「ありがとう」と言いながら、ほっとした表情で部屋着に着替え。

夕鈴が淹れてくれた、柔らかい香りの茶を手に取り。


「・・・・夕鈴は、雷怖くないの?」


問いかけた。


夕鈴は、少し首を傾げて、考え込み。


「遠くで光っているのを見ると、綺麗だなって思いますけど・・・・あまり近いのは、やっぱり怖いですよ?」


黎翔の向かいに座りながら、答える。


「そっか・・・・」


茶を一口啜り、ゆっくりと息を吐いた黎翔が、窓の外に目を向けたとき。

一瞬、全てが真っ白に染まり。

「ドンッ」と大きな音がした。


「っ!?」

「っ!!・・・今のは、落ちましたね・・・・」


「驚きました」と、言いながら。

夕鈴は茶杯を口に運び____________気付いた。


「・・・陛下?」

「あ・・・ああ。何?」

「陛下、ひょっとして・・・・雷・・・・」

「・・・・う・・・・」

「_________苦手、ですか?」

「・・・・・。」


目を泳がせ、決まり悪げに横を向いてしまった夫に。

夕鈴は悪戯っぽい笑みを投げて、立ち上がった。



「・・・・陛下。」

「・・・・」


胸の中に頭を包み込むように、抱き締める。


「今は、二人きりですから・・・・ご無理、なさらないで下さいね?」

「・・・・うん。」

「怖かったら、もう寝台に入りましょう?きっと安心できますよ?」

「こんなに早くから、いいの?」

「こんな日は、早く寝てしまうのが一番です!」

「うんっ!そうだね!!ありがとう、夕鈴!!!」

「・・・・?」



急に元気になった夫を、不思議そうに見つめた夕鈴が。

翌朝遅くに目覚めたときには。

嵐はすっかり過ぎ去っていた。
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2013/09/05 (Thu) 11:52 | # | | 編集 | 返信

嵐の夜は・・・

布団被って、寝ちゃうに限る?
我が家の方も、明け方4時過ぎからドッカンドッカン
一体何発落ちたやら。
高校は休校になったけど、幼稚園は通常運転。
明日は遠足だけど、行けるかな?

2013/09/05 (Thu) 12:22 | Fullむんっ #- | URL | 編集 | 返信

ますたぬ様へ

お仕事お疲れ様です!
書簡の山を眼前に、こんなSSをお読み下さりありがとうございます。
李順さんに見つからない様、こっそりとお願い致します♪

2013/09/05 (Thu) 12:59 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

Re

Fullむんっ様へ
幼稚園、明日は遠足なんですね。
晴れますように!
せっかくですもの、晴天の時に行かせてあげたいですよね。
雷のおかげで寝不足です。

2013/09/05 (Thu) 13:01 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

襲撃にきました(お昼も来てましたがw)
陛下が雷怖いとか、なんてギャップ萌…!!!
ふいって横向いちゃうのがすっごく可愛いです~~ヾ(≧∇≦)
で、油断したお嫁さんは食べられちゃいますけど(笑)

2013/09/05 (Thu) 23:54 | からあげ #- | URL | 編集 | 返信

からあげ様へ

実は雷が苦手だったら楽しいなあ、と。笑
お嫁さんがいれば怖くないでしょうね。よかったね、陛下。
私、怖がりなので、襲撃されたら隠れちゃいますよ?ふふ。

2013/09/06 (Fri) 08:41 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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