2013_08
31
(Sat)15:41

風手

昼食を作り、賑やかに食べて。

片付けて、ソファでちび陛下と戯れていたら、なぜか寝かしつけられていてですね。

目覚めたら、お家に独りきり。うわー、寂しいー。

みんなどこへ行ったのでしょうか。


せっかくなので、(こら)ちょっと浩大を妄想してみました。


とりとめのないSSですが、もし宜しければ♪





【設定・臨時花嫁】
【浩大の過去捏造】
【続き物SS「その先」のおまけ「浩大とお姫様」のさらなる「おまけ」(春の部屋に収納)に出てきた、浩大の幼馴染がちょびっとだけでます】←ややこしい注意書きでごめんなさい





《風手》






気持ちいい、風だな。

前髪を撫でるように優しく吹き抜けて。

ひんやりとした清涼感があって。


______________「客」の匂いを、運んでくれて。








陛下と約束したんだってさ。

昼下がりに四阿でお茶を、って。


狼陛下が、妃とお茶、ね。

物騒な絵面しか浮かんで来ないけど。

ほんとかね。



「仕度は、私が。」


お妃ちゃんの声が聞こえる。

侍女たちにさせないんだ。

ふーん。

毒仕込まれた事、あるのに。

まだ懲りないんだ。

案外根性あるな。

まあ、俺が事前に確認してるから、毒は入ってないんだけどさ。



・・・ああ、混ざってる。

侍女の後ろに立ってる女官の・・・右から三番目。

ダメだな。

控える時は、右足を少し引いて立つんだぜ?後宮では、さ。

そんなことも出来ねえなら、入ってくんな。

バカなやつ。


「お妃様、陛下がお越しに。」


うわー、なんて顔してんだよ、陛下。

なんか悪いもん食った?

なんだその笑顔。


必死に笑いを堪えて、動き始めた刺客の背後に回り、音をさせずに鞭を撓らせ。

陛下に向けて針を投げつけようとした女官の手首を、軽くへし折る。


呻いて倒れ伏す女官には目もくれず、狼陛下は妃の待つ四阿へ足早に向い。

倒れた刺客の両脇に立つ女官達も、一切の動揺を見せずに拱手し続けた。


「悪い、運んどいてくれる?」

「承知致しました。」


返事をした女官は、まだ意識を失えぬ刺客を後ろ手に縛り上げながら。


「この程度でしたら、私どもが始末いたしましたのに。」


苦笑する。


「あー・・・・ちゃんと俺が始末しないと、陛下に怒られるからさ。」


同じく苦笑した浩大と、女官に扮した部下達の目に。

少し離れた四阿で嬉しげに妃を抱き上げる王の姿が映った。


・・・あれ、絶対演技じゃねえな。

お妃ちゃんも、大変な人に捕まっちまったな。






「__________気持ちいい、風だな。」


陛下とお妃ちゃんを見守りながら、頭巾を取って風に髪を嬲らせる。


『____________浩大。また、ね。』


さらりと俺の髪に手を差し込んで。

蒼玉国に嫁ぐ瑠霞姫と一緒に行っちまった、あいつ。

小さくて白い手は、今ではどんな手になっているのだろう。



頭巾を被りなおして、陛下の笑顔を見る。

大切、なんだな。お妃ちゃんが。


長椅子に座って、小犬の笑顔で膝枕をせがみ。

甘えるように妃の膝に頬擦りをして目を瞑る、狼陛下。


____________やっぱり、なんか悪いもん食っただろ、陛下。




寝息を立て始めた陛下の黒髪を、お妃ちゃんの白くて小さい手が、そうっと撫でる。



よかったな、陛下。


その「手」。

守ってやるよ。


浩大は、部下に合図を送り。

狼のひとときの安らぎを守るべく、動き出した。
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いいなぁー。
私も膝枕されたいなー。
あ、でも旦那の膝には15年来の恋人(黒猫)が鎮座してますよ。いつもあいつ(猫)に私のソファーも、ベットも旦那の膝の上もとられるんですよ!!そして、私が動かそうと触ると「ガブッ」としそうになるんで、ギッと睨むも・・・はい、私の負けw
いいな~、陛下。膝枕v-10
えーっと。。。浩大と女官の働きぶりをスルーした私にも、そのうち鞭が飛んできそうなので、早々に逃げ・・・

2013/08/31 (Sat) 21:15 | Norah #- | URL | 編集 | 返信

Norahさまへ

膝枕。
ずーっとしてると、足が痺れてきます。
よいしょ、と逃げようとすると、足が痺れて立てません。笑
長女の頭、重くてしんどいです。
息子の頭はまだ小さいから可愛げがありますが。
次女の頭も、まだ小さくて愛らしいです♪
やはり膝枕はしてもらうに限りますね。

2013/08/31 (Sat) 23:06 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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