2013_07
29
(Mon)09:13

その先 浩大とお姫様 3

【設定・バイト終了のSS「その先」おまけ】
【なんだか今更ですが、捏造あります】
【陛下は出てきません。たぶん。←ちょっとだけ出てきました。笑】



*これで終わりです





《その先 浩大とお姫様 3》




お妃ちゃんは、綺麗になった。

常に瑠霞姫がお妃ちゃんを手元に置き、「お手本」を見せているせいか。

それとも、近づいてくる「その日」に向けて高揚する心が、そうさせるのか。


蒼玉国特有の、身体の線を強調する衣装。

鎖骨をあらわにして、存分に曲線美を見せつけ。

腰の細さと臀部のまろやかさを強調し、脚線美を惜しげなく晒す。


纏ったお妃ちゃんから、萌えるような色香が漂い。

護衛している隠密たちが赤面することだってある。


・・・・こんなお妃ちゃんを見たのが、陛下にばれたら・・・・・


楽に逝かせてくれよ?陛下。不可抗力なんだからさ。




優雅に琵琶を弾き、琴を奏でる二人の側で。

俺は相変わらずひらひらした衣装を着せられたまま、ため息をついた。










「・・・・名残惜しいけれど、仕方ないわね。」


演奏を楽しみ、茶を口に運びながら。

お姫さんは、悪戯っぽく笑い、俺を見た。


「もう十分だろ?!早く開放してくれよー。俺、ほんとに陛下に殺されるって!!」


輿入れまで、あと半月ほど。

陛下に「皇女」について報告をして、王宮と後宮を「掃除」して・・・。

ギリギリだ。


「これを返して欲しければ、条件があるわ。」


焦りから険しい顔になった俺を、それはそれは楽しそうに見つめながら。

侍女が差し出した衣装箱を俺に見せつけ。

瑠霞姫は、とんでもない事を言い出した。



「__________輿入れの日まで、あの子に夕鈴様の事は内密に。」

「なんで?!」


お姫さんに食ってかかった俺を、お妃ちゃんが止めた。


「瑠霞姫様のお話を、最後までお聞きして?浩大。」

「わかった・・・」


ふぅ、と深呼吸して、お姫さんと目を合わせる。

お姫さんの顔が、眼差しが、陛下と被る。


「蒼玉国の皇女が、夕鈴様だと知ったら・・・・あの子のことだわ。すぐにでも迎えに来るでしょう。」

「あー・・・・そうかも。」

「それはとても具合が悪いの。」

「・・・『皇女』の正体がばれるから?」

「ええ。この輿入れは、蒼玉国にとっても大切なものよ。近隣諸国が狙う『白陽国正妃』の座を、ようやく手にするこの国は・・・」

「________なんとしても、無事に輿入れさせたい。」

「白陽国は、本来豊かな国だわ。豊かで穏やかな・・・。」


瑠霞姫は、どこか遠くを見つめ。


「我が国が本来の姿を取り戻すまで。打つ手を間違えるわけには、いかないのよ。」


きっぱりと、言い切り。

浩大に、隣室で着替えるように促し、


「_________これで、宜しくて?兄上。」


囁くように、呟いた。


浩大がつけていた、耳飾りに。

そっと頬を寄せ、語りかけながら。









輿入れも無事に済み、ようやく落ち着きを取り戻した頃。


「いやー、ほんと大変だったよー。陛下の叔母上!お妃ちゃんもさんざん着替えさせられてさー、次から次へと肩も露わな衣装をさ・・・・」


酒を飲みながら、老師にぶつぶつと愚痴っていた、浩大は。


「___________ほう。それはさぞかし大変だったことだろうな・・・・」


背後に立つ陛下の気配に気付くのが遅れた。


・・・ああ、俺、鈍ってるのかも。


蒼玉国の隠密といい、陛下といい、後ろを取られすぎだよな。


・・・・・このまま修行に出てもいいでしょうか?陛下。


だから、お願いします。

そのダダ漏れの殺気。

引っ込めてくれないかなぁ・・・・・



☆おしまい♪ 色っぽく女官にせまる浩大を、もう少し書きたかったような、書かなくて良かったような。笑

お粗末さまでした!

C.O.M.M.E.N.T

NoTitle

るか姫様、とってもいーひとー
強引なやり口。
お血筋は争えませんけど(笑
そこが愛すべき姫の美徳でもあります。
新鮮な視点で、両手に花の広大
とっても素敵なお話をありがとうございました。
007は(女)殺しの番号…うーん。
いけてるスパイの定番ですね~
浩大にもちゃーんとその技があるんですね~(笑
読みたかったような、読まなくてよかったような
脳内で補完しておきマス
へっへっへーへいか♪
素敵なお嫁さんを、お楽しみに、どうぞ。

2013/07/29 (Mon) 10:09 | おりざ #iPUlC.7. | URL | 編集 | 返信

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2013/07/29 (Mon) 10:20 | # | | 編集 | 返信

浩大逃げて!

きっと楽には死なせてくれない!
だって陛下だもん。
瑠霞姫ちゃっかりしてますね。
甥の幸せも考えながら、蒼玉国の利益も考える…
立派な王族です。
陛下も見習わないとね!
色っぽい浩大か~…想像できない…(-_-;)

2013/07/29 (Mon) 11:08 | さき #- | URL | 編集 | 返信

おりざ様へ

いい人なのに、強引でちょっと意地悪♪
叔母上様には、そんなイメージがありまして。
陛下はその頃、どんな気持ちで正妃を待っていたのか。
ふふふふふふ(こら)

2013/07/29 (Mon) 11:15 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

ちび様へ

確かに。
着飾った浩大は、男女問わずに人気がありそう!
お色気隠密モードの浩大はどんなでしょうね・・・(書け・笑)
陛下はどんなお仕置きをなさったのでしょうか。
お手柔らかにね?陛下。

2013/07/29 (Mon) 11:17 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

Re

さき様へ
ふふ、陛下のお仕置き、どんなのかしら。
女装、とか?!笑
瑠霞姫は白陽国の姫ですからね。
白陽国の利益も、愛するご主人の国である蒼玉国の利益も、どちらも大切なのでしょう。
やり手です。笑
色っぽい浩大、想像できませんか?
にやり。←

2013/07/29 (Mon) 11:20 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

こちらのるか姫を好きになってしまいました!!王族として立ち回りつつ甥っ子のことも先々代のことも大切に思っているんですね(*´Д`*)
我の通し方と陛下の行動を分かっているあたり、素敵です(゚∀゚ゞ)

2013/07/29 (Mon) 12:38 | からあげ #- | URL | 編集 | 返信

からあげ様へ

我が家の瑠霞姫、お気に召しましたか?ありがとうございます。
とても楽しく動かせたキャラでした。
この「おまけ」を書いている間中、思っていたんですけどね。
陛下は焦らされてたんだなぁ、と。
陛下・・・・ごめん。←

2013/07/29 (Mon) 13:05 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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