2013_07
14
(Sun)21:06

お昼寝

どっぷりと、お昼寝をしてしまいました。息子と。

起きたら、もう6時近く!

びっくりして立ち上がったら、倒れかけました。あー、びっくりした。びっくりした。


皆様も、お気をつけ下さい。


そんなこんなで、SS書いてみました。←

色々おかしかったら、それは眠りすぎたせいです。ご容赦願います。




【設定・原作沿い】




《お昼寝》





「___________眠って、おられるのですか?」


昼下がりの執務室。

そこに設えられた王の長椅子は、かなり立派なもので。

大人二人が楽に横になれるほどの大きさがある。



山ほどの書簡を抱え、宰相の部屋から戻ってきた李順が目にしたのは。

その、素晴らしく立派な長椅子に、ゴロリと横たわる主の姿。



ここ数日続いていた、夜通しの政務。

酷暑。



『・・・・さすがにこう暑いと、北が恋しくなるな。』


さきほど、珍しく弱音らしきものを吐いていた黎翔の姿を思い出し。


「・・・お疲れでいらっしゃいますね。」


ふっ、と笑みを零しながら、李順は窓辺の椅子に腰をかけ。

主を見守りながら、書簡に目を通し始めた。





「___________寝ていた、か・・・・」


少し疲れていたのだろうか。

珍しく、気付いたら眠ってしまっていた。


「・・・・・おまえもか。」


窓辺に置いた椅子に座り、書簡を広げたまま眠り込んでいる李順に、目をやる。

半分だけ開け放った窓から入り込む風に、李順の前髪がそよぎ。

普段は隠れている額が覗いた李順は、年齢より若く見えた。



『・・・・こう暑いと、食も進まなくなりますね。』


あれは、昨日だったか。

げっそりとした顔で呟いていた李順の姿を思い出した、黎翔は。


「__________少し、休ませてやるか。」


机上に積み上げられた書簡を手に取り。

次々と、捌き始めた。





「・・・・。」


照りつける陽射しの眩しさに、李順は目を開いた。


「________陛下?」


長椅子で寝ていたはずの、主はおらず。

頭をめぐらすと、机で書簡を捌く黎翔の姿が目に映った。


・・・眠ってしまいましたか。

自嘲し、すっ、と立ち上がった瞬間。


ぐらり。


思ったように力の入らぬ、自分の脚に気付き。

側頭部を打ち付ける、ガツン、という嫌な音を聞きながら。


__________不、覚、でした・・・


「________っ!李順!!」


椅子を倒して自分に駆け寄ってくる主の姿が目に入る。

_________ああ、陛下・・・書簡に墨を零すのは止めてください・・・


李順は、自分の視界が狭まっていくのを感じた。







「________鬼の霍乱、じゃの。」

「老師、そんな言い方はないでしょう?!」


まだ目覚めぬ李順の脈を測りながら呟く張元に、夕鈴が素早く口を挟んだ。


「食が細くなっておったようじゃ。もともと食事に興味のない男じゃからの・・・。」

「そうですか・・・」


眉を下げた夕鈴が、李順の額に浮かぶ汗を冷やした布で拭い。


「・・・・夕鈴、僕も汗・・・」


二人の背後に立つ黎翔が遠慮がちに申し出た言葉は、老師の言葉に集中している夕鈴の耳に、届かず。

脈を測るのに集中している振りをしながら、張元は黎翔を煽る。


「さっぱりとしたものなら、多少は口に入るじゃろうが・・・」

「っ!わかりました!」


・・・冷たいお粥がいいかしら、それとも冷たい麺類かしら?

と、真剣な顔でブツブツ呟き始めた夕鈴に、


「ゆーりん、ぼくも食欲落ちて・・・・」


縋るような黎翔の言葉は、やはり、届かず。


「今は熱が高いからのう。とりあえず、身体を冷やすことが先決。冷やした布で身体を拭いてやり______」


面白くなってきた張元は、調子に乗って煽り続け。


「はい!身体を拭いて差し上げるのが先ですね?」


冷たい水に浸した布を絞り、李順の首筋に当て始めた夕鈴の身体が、ふいに宙に浮く。


「__________老師。」


ぞくり、と背筋に悪寒が伝うのを感じながら、張元は逃走準備を始め。


「__________浩大、看病を。」


屋根裏で笑いを堪えていた隠密にまで、容赦のない怒気を浴びせた黎翔は。


「ちょ、ちょっと陛下?!どうなさったんですか?!」


驚き慌てる夕鈴を肩に担ぎ上げたまま。


「_______我が妃に、上がった熱を下げてもらおうと思ってな。」


スタスタと、後宮に向って、歩き始めた。







「へ、陛下もお熱があるんですか?」


回廊を渡りながら、夕鈴は必死に身を捩り、黎翔の額に手をあて。


「・・・私より、熱いですね・・・・」


自分の額にも手をあて、真剣に黎翔の顔を覗き込む。


身を捩る夕鈴を支えるため、両手を塞がれた黎翔の額に、夕鈴の少し冷えた手が当てられ。


「・・・陛下、食欲はおありですか?」


心配に曇った瞳が、至近距離で黎翔を見つめる。


「・・・・っ」


言葉を失った黎翔の首筋に、夕鈴の手が移動し。


「・・・うん。やっぱり少し熱いですよ?陛下。」


ぺたぺたと、這う。


_______________うん、熱い。とっても。


一人頷いた、黎翔は。



「・・・じゃあ、涼しい格好で、美味しいもの食べさせてくれる?」


夕鈴の耳朶に唇を寄せながら、囁いた。






翌朝。


執務室で王を待っていた側近は。

非常に機嫌よく現れた主の姿を、怪訝な顔で見つめたという。

まだ痛む頭を、冷やしながら。
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2013/07/14 (Sun) 23:01 | # | | 編集 | 返信

(*´д`*)

李順さん・・・。私が下敷きになりたかった。
あわよくば、事故ちゅう。
額の髪を整えたり、でも、
ちょっとずらして、若く見えるというお顔を見つめて、あわよくば、寝込み襲いちゅう。
熱く汗をかいたお体は冷たいタオルで拭いて差し上げます。
隈無く。裏も表も。
食欲がないのでしたら、羽梨を召し上がって!
脂がのって、食べ頃です!
冷たくても、熱くても我慢できます。
李順さんにされて嫌なことなんて何も・・・。
あっ!無視はやめて!
虫けらを見るような目で見るのもやめて!
行かないでぇ(つд`)李順さーん!!

2013/07/14 (Sun) 23:49 | 羽梨 #- | URL | 編集 | 返信

おりざ様へ

ラで召し上がったみたいですね。暑いから。「着たままも燃えるけど、最初は」って、陛下が言ってます。なんのことだか、私にはよく分かりません。うふ。

2013/07/15 (Mon) 08:24 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

Re

私は、前髪をかきあげながら、ちゅうしてあげたいですっ!
冷ややかに見下ろされて、
「・・・いま、なにを?」
って言われてもいい。
「汗を拭って差し上げましたの。お兄様。」
って、にっこり笑顔で切り返して見せます!
おや。最近、芙蓉を書いておりません。お子ちゃまたちも。
李家の男子たちも、書きたいのに。おかしいなぁ。

2013/07/15 (Mon) 08:27 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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