2013_06
09
(Sun)08:29

限界

SNSでの22222人目のお客様、M様のリクエストです!

『暑さでのぼせたからかお妃様の着替えを見たからか、鼻血を出してしまう陛下』

というリクエストでした。

・・・ご要望に、沿えているかどうか・・・



【設定・臨時花嫁・原作沿い】



《限界》







「__________暑いぞ、李順。」


「私に言われましても・・・・・」


「水浴びしたい。」


「ここは王宮です。」


「じゃあ、離宮に避暑に」


「________夕鈴殿なしでなら、どうぞ。」


「・・・・それじゃ何しに行くんだか・・・・」


「何か仰いましたか?」




真夏の夜の深夜の執務室では、不毛な会話が繰り広げられていた。












翌日、後宮。



それは、侍女の一言から始まった。


「お妃様、後宮には王都の外れから引き込んでいる小川がございますのよ。」


「池とは違い、常に清冽な流れを保ち、冷たく・・・・」


「この時期には重宝致しますの。」



___________瓜を冷やすのによさそうね。



そう思った事は、内緒だが。


侍女たちがその小川に行きたがっている事は、よく分かった。


「_________是非、案内して下さい。」


夕鈴は、にっこりと微笑み。


嬉しそうな侍女たちと共に、小川に向った。






きらきらと光る水面。

ちらちらと泳ぐ魚。

るるると響く流水音が、心地よく。


「・・・・・気持ち、よさそうですね・・・・」


夕鈴から、覚えず、言葉が零れた。


心得顔の侍女たちは、夕鈴を椅子に座らせ、靴を脱がせ。

少しの間だけ、と、裳を外す。


_________そして。

後宮の小川には。

侍女数名と、狼陛下唯一の妃による、楽しげな水遊びの声が響き渡った。





「・・・・・浩、大・・・・」


少し離れた大樹の影には、狼が一匹。


「あの、陛下。俺、護衛が・・・」


「黙れ。部下を五名ほど配置しているのは知っているぞ。」


「・・・・いや、それでも俺も仕事が・・・」


「__________見たのか?」


黎翔の瞳が紅黒い光を帯び。

逃げようとした浩大の背に、冷たい汗がながれ、暑さを奪う。



・・・・・・本当に、見てないです!!!



浩大の心の声が、静かに響いた。






その、しばらく後。




「_________ふぅ、すっかり濡れちゃった。」


零れるような笑顔のまま自室に戻った夕鈴は、侍女たちを下げ、着替えを始めた。


「きゃっ、下着まで濡れてる~!・・・いや~!張り付いてる!みっともない・・・」


ブツブツと呟きながら、濡れた衣装を丁寧に身体から剥がし。

襦袢を肩にかけ、濡れた衣装を衣桁にかける。

さらさらと、妃の襦袢の衣擦れの音が_____________衝立の後ろから出るタイミングを失った黎翔の耳に届き。




___________ああ、これって、なんの拷問だろう・・・




赤らむ顔を片手で覆い、蹲り。

黎翔は、自問自答する。


そして。


国王は、愛しい妃の部屋の片隅で・・・・ただひたすらに、気配を殺していたのだった。



少し後、王宮では。



「・・・・・随分と長いご休憩でしたね。」


やっとのことで夕鈴の部屋から抜け出し、執務室に戻った王を、側近の冷たい視線が出迎え。


「__________ああ。」


疲れ切った様子の黎翔に、李順は何かを悟る。


「・・・・陛下。手を出しては」


「うるさい」



____________ああ、やはり。


李順は、ひっそりとため息をついた。


・・・のだが。

邪念を払うため、黎翔が政務に集中した結果、その日の午後の政務は大いに捗り。

李順の悩みは、より深くなったのであった。










夜。後宮。



__________あぁ、よかった。


仕事に集中したせいか、心地よい疲労感に包まれた黎翔は、心から安堵していた。


_________うん、もう、大丈夫。


昼にちらりと目にしてしまった、夕鈴の白い脹脛や太腿。

水浴び後の湿った肌の香り。

真っ白な二の腕や、ちらりと見えた・・・・白い、膨らみ。


_________うん、思い出しても・・・・大丈夫。



「・・・・・たぶん・・・・」


自信なさげな独り言を呟き、黎翔は妃の部屋へと向う回廊を渡りきった。





「_________下がれ。妃と二人きりに。」


狼陛下の冷たい声音で黎翔は言い放ち、妃の部屋へと続く帳を潜り抜ける。




「・・・・・お帰りなさいませ、陛下!」


淡い花香を燻らせながら、『妃』は『王』を出迎え。


その姿に、王は絶句した。



_____________まずい。


落ち着け、自分。


黎翔は、必死に宰相の陰鬱な顔を思い出し、自制する。


「・・・・陛下、どうなさいました?」


ことんと首をかしげ、夕鈴は黎翔を見つめた。




_____________落ち着け。


黎翔は、必死に書簡の山を思い出し、さらに自制する。



・・・が。


どうしても、目の前にいる夕鈴の胸元に目が吸い寄せられてしまう。


ただでさえ薄い夏の夜着の下にあるのは、きっと、さらに薄い絹の下着のみ。

ほとんど、用を成さぬ。

つん、と少しだけ押し上げられた柔らかそうな膨らみの一部分が見えたとき。



_____________黎翔は、限界を迎えた。




「っ!!陛下、血が!!」


「・・・・あ。」


ぱたぱたと、床に赤い模様が散る。


「押さえて下さい!」


夕鈴はてきぱきと動き、水差しを傾けて布を濡らし、黎翔の鼻頭にあて。


「少し下を向いたまま、冷やして下さいね。大丈夫です、すぐ止まりますから。」


心配そうに、覗き込む。


・・・その胸元は、少し開いていて。


つん、と、さらに鼻の奥が痛むのを、黎翔はハッキリと感じた。


そして。


さらに流れ出る血を目にした夕鈴が、おろおろと老師を呼び。


呼ばれた老師が、妃の部屋に到着するまで。


____________黎翔は、夏夜着姿の妃の姿態を、堪能したという。

C.O.M.M.E.N.T

浩大に部下がいる設定・・・素敵なり。
お妃様で鼻血がでたに一票!
絹の夜着万歳!
柔らかいツン万歳!
前屈みに角度がついている!
鼻血押さえるのに、下向かされたもんね!
ふははは!
すみません。熱があるのでかなりおかしいです。

2013/06/09 (Sun) 10:31 | 羽梨 #- | URL | 編集 | 返信

Re

お熱ですか?羽梨さま。
しっかり寝ててくださいね?春部屋が更新されてますが、覗いちゃダメですよ?
ふっくらした膨らみに、ちょこっとだけ、ほら。
陛下の理性は耐えたのですが、身体は正直でした(こら)
浩大にはたくさん部下がいると思います。
信用してるかしてないかは、別として。

2013/06/09 (Sun) 10:37 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

コメントの投稿

非公開コメント

トラックバック