2013_05
28
(Tue)09:57

花火

5月28日は「花火の日」だそうです。

せっかくなので、妄想してみました!




【設定・臨時花嫁】




《花火》





ちらちらと踊る火花。

気まぐれに、軽やかに、儚げに。

一瞬だけの、鮮やかな輝きを。

・・・・・愛しいあなたの心に、残せたなら。


__________この、花火のように。











季節が変るまで、ここにいることになるなんて、思っても見なかった。


__________長く、居過ぎた。


正直、そう思う。


気付かなければよかった。


そう、思う。




王宮で打ち上げられる、大輪の菊のような花火。

宴の席上、陛下の隣で、それを観る。



__________来年の、この花火は。


きっと。

私じゃない、だれか、が。









花火なんて、子ども染みていてくだらない。

そう思っていた。



昨年の花火の記憶は・・・正直、まったく、ない。


『女性は花火などの催しを好む、と、相場が決まっています』


李順の殺し文句のおかげで、今年は夕鈴の為に宴に臨んだ。



どんっ、と大きな音とともに花火が上がる。


ぱちぱち、と小気味良い音が聞こえ。


ぱぁっ、と、空が明るくなる。


じっと天を見つめる夕鈴の横顔は、美しくて。


思わず、触れたくなってしまう。




_________ねえ、夕鈴。


王宮の外からも見える、この花火を。

一年前の君は、誰と見たの?

飯店のお友達?

家族と?

・・・まさか、几鍔くんと?







__________来年も、その次も。


君と一緒に花火を見よう。

もう、決めてるんだ。





・・・・来るべき、その日の為の、準備を。


僕がひっそりと始めている事は・・・まだ、秘密。


_________だから、今は。









「・・・・・夕鈴。」

黎翔は夕鈴の耳元で、そっと囁いた。

「来年の花火も一緒に観ようね!」

びっくりしたように、夕鈴は黎翔を見つめ、頬を染めて。

小さく小さく、こくり、と頷く。

「来年も、陛下と一緒に・・・・観たいです。」

誰にも聞こえぬよう、小さな小さな、声で。







少し離れた、暗がりでは。


「______________ふぅ。」


睦まじい国王夫婦の姿に、李順のため息が漏れた。


「短期、のはずだったんですがねぇ・・・・・」


困った口調とは裏腹に、微笑みながら。


「消えない花火、ですね。」


孤独な主の心を捕らえた、優しい娘。

花火のように儚く、鮮やかに。

一時の「思い出」になるはずだった、その娘を。


「彼女しか要らない、と、仰せなら・・・・」


__________私は従うまでです。


「仕方ないですね。」


一際大きく上がった花火を見つめながら、呟いた。

C.O.M.M.E.N.T

ほっこり(*^.^*)

恋する21才青年いいです!
ただ、支える24才青年は堪らなくいい(*´д`*)
李順さんが優しい。
うちの李順さんは守銭奴と言われてますが(°∇°;)
夕鈴は去年は誰と花火を見たのかしら。
来年も陛下と花火を見たいって、可愛いすぎ!
陛下、にこにこですね。
そのままお持ち帰りしちゃえ!←

2013/05/28 (Tue) 11:40 | 羽梨 #- | URL | 編集 | 返信

Re

守銭奴って。優秀なだけですよねぇ?
最近、うちの李順さんは優しいです。なんでだろう。反動が怖い。笑
陛下はねぇ、お持ち帰りっていうか、送り狼、みたいな。
口付けくらい、させてあげればよかったかなぁ。
脳内の陛下が不満そうですよ。笑

2013/05/28 (Tue) 13:07 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

コメントの投稿

非公開コメント

トラックバック