2013_05
27
(Mon)21:01

SNSのコミュより。「幼な妻」

ええと、SNSに「コミュ」なる素敵な場所があります。

そこで先日、「幼な妻」をお題にしたお祭りが開催されました。

お題だけで、ご飯おかわりできます。うん。

コミュって、コメントが高速で回るんですよ。

鈍い私は、ついていくだけで必死。


そんな必死な状況の私を想像しながら下記SSを読むと、多少の齟齬は気にならないと思います。(笑)

手直ししようかと思ったんですが・・・・。

せっかくのコミュの雰囲気を少しでも残せれば、と、あえてそのまま。

・・・・面倒だったんでしょう?という正確な突っ込みは・・・なさらないで下さると、大変に嬉しいです!!


「花の四苛」さくらぱんさんから、素敵イラストの使用許可を頂いてしまいました!

さくらぱんさん!ありがとうございます!!わーい!!ベビードール!!(壊)



《幼な妻・①》


よくある、初恋。

近所に住んでいた、お兄ちゃん。

すらりとした、色白の綺麗なお兄ちゃん。

黒髪で、不思議な紅い瞳の、お兄ちゃん。


___________まさか、その「黎翔お兄ちゃん」が。


私のお見合い相手だなんて。







父の経営する会社が左前になってきているのは、薄々察していた。

まだ弟の青慎は中学生になったばかりで。

私は、見合いを受けるしかなかった。



「________やっと会えた・・・・」

ホテルのラウンジで、声をかけられた。

いや、違う。

声をかけられたんじゃ、ない。

・・・・いきなり抱きつかれたのだ。

「_________っ?!?!」

うろたえる私を抱きしめ、ほお擦りする、誰か。

さらりと頬に触れる黒髪。

清やかな、深い香り。

__________あれ?わたし、この香り、知ってる・・・?

脳裏に浮かぶ、昔の思い出。



『・・・・痛いの痛いの、飛んでけ!』

『う・・・ぐすっ・・・・まだ、いたいよぅ・・・お兄ちゃん、いたい・・・』

『・・・うーん、じゃあ・・・おいで?』

『うん・・・・おにいちゃん、ありがと。』

夕焼け空と、帰宅を促す懐かしい鐘の音。

清やかな、お兄ちゃんの匂い。

『・・・・夕鈴ちゃん?・・・寝ちゃったの?』

ゆらゆらと気持ちのいい、お兄ちゃんの背中。




「_________思い出してくれた?」


今目の前に立つ、この人は。


「やっと、見つけた・・・・。婚約者を置いて、勝手に引っ越すなんて、悪いお嫁さんだね。夕鈴ちゃんは。」


くすくすと笑いながら、私を見下ろす、この人は。


「さ、打ち合わせに行こう?」

勝手にずんずん、私の手を引いてエスコートする、この人は。


「_________っ!黎翔、お兄ちゃん?!」


「__________当たり。」


にっこりと、微笑んで。

大勢の人が行き交う、帝国ホテルのロビーで。

驚きに開いたままの私の口を、塞いだ。

その、薄くて綺麗な唇で。





《幼な妻・②》


「・・・・あまり、格式ばってない方がいいかと思って。」

そう言って、黎翔はレストランの個室に夕鈴を案内した。

「ここは、バイキング形式だから。一緒に楽しもう?夕鈴ちゃん、プリンとかケーキとか、好きだったよね?」

ノンアルコールのスパークリングがグラスに注がれる。

「・・・ごめんね?せっかくのお見合いなのに。」

「いえ・・・・こういう雰囲気の方が、緊張しなくていいです。」

夕鈴は少し頬を染めた。

「・・・・お見合い、初めてで・・・どうしたらいいのか、わからなくて。」

もじもじと膝の上で夕鈴の指が踊る。

その様子を愛おしげに見つめていた黎翔は、すっ、と手を差し伸べ。

「__________夕鈴ちゃん?手を出して?」

言われるがままに、左手を差し出した夕鈴の薬指に、つるりとリングが滑り込む。

「大丈夫。これが最初で最後のお見合い、だから。」

にっこりと笑い、黎翔は夕鈴の手に口付けた。




気が遠くなりかけながら、夕鈴は思い出していた。

あの、夕日の中の、幼い自分が。


『_________おにいちゃんのお嫁さんになる!』


そう、黎翔に告げた事を。





________衝撃の再開から、半年。



新婚旅行から帰ったばかりの夫婦の朝は。


「_______もう、いじわる、しないで、早く・・・・!」

「・・・まだ、大丈夫・・・・っ!」

「もうっ!李順さんに・・・怒られるのは、私なんですから・・・お願い、早く・・・っ!」


_____________蕩ける蜂蜜のような、甘さ。






《幼な妻③》



お気に入りのランジェリーショップで、夕鈴は______悩んでいた。

何気なく覗いた、友人の雑誌。

その中に出てきた知らない単語に、素直に反応してしまった自分を思い出す。



『・・・ナイトウェアって・・・・なに?』

『え?!知らないの?』

『・・・・うーんと、パジャマのこと?』

『あー・・・・うん。そういわれると身も蓋もないけど、そう。』

『・・・・?』

『夕鈴。あんた・・・さては、』

『??』

『○ニ○ロのキッズ用パジャマ、着てる?!』 

『え?何で分かったの?』

『____________行ってきなさい。』

『どこに?』

『この間私と一緒に行った、ランジェリーショップ!あそこ行って、買ってきなさい!あんたの言うところの、パジャマを!!!』


なにやらすごい勢いで言い放った明玉は、すごい勢いでメールを書き始めた。

『・・・・ったく、なにやってんのよ・・・・こんな子に着せないで、誰に着せるのよ・・・・』

ブツブツと、呟きながら。





《幼な妻④》



___________軽やかなチャイム音が鳴り、「協力者」から連絡が来た事を知る。


ちらりと目をやると、『至急・手配依頼』とあり。

・・・・30秒後。何処かへ電話で指示を出した黎翔は、至極ご機嫌に書類を手に取った。





「お待ちしておりました。」

ついこの間、明玉に連れて行かれたランジェリーショップ。

「こちらへどうぞ。」

「は、はい・・・」

さも当然のように、店の奥へと誘われ、ヴァーベナの香り高いハーブティが出された。

口に残る爽やかな香りが、とても美味しい。

・・・とか言ってる場合じゃない。

「あの・・・」

おずおずと口を開くと、にっこりと微笑んだ店員が、訳知り顔でクローゼットを開く。


「う、わぁ・・・・・お花畑みたい・・・・」


ふわふわとした、柔らかそうな生地。

胸のあたりからふんわりと広がる、かわいらしいデザイン。

・・・開いた胸。異様に短い、裾。


「・・・・・チューリップみたいですね。」


正直な感想を口にしたら、店員さんが目を丸くしていたけど。


「こちらは、ナイティですわ。」


「・・・・は?ない、てぃ?」


今度は私が目を丸くする番だった。




ネグリジェくらいなら、知ってるけど。

ベビードール?なにそれ?

・・・・・お人形?


店員さんが、固まる私に様々な知識を伝授してくれる。


曰く。


ランジェリーとは、着て楽しむだけではなく。


____________魅せるためのものである、と。



《幼な妻⑤》


大きな紙袋を提げて、帰宅した。

「・・・・できる、かな・・・」

不安げに、薄茶の瞳がゆれ。



『________お似合いですよ、本当に!』


素敵な店員さんの声を、思い出す。


「ちょっと、もう一度着てみようかな・・・」

夕鈴は、のろのろと制服を脱ぎ始めた。




大きな鏡がはめ込まれた脱衣室で、自分の姿を確認する。


__________うーん・・・


これが似合っているのかいないのか、正直、判断が付かない。


「・・・・どうしよう、やっぱり、返品・・・」

そう思った、その時。

ガチャン

玄関の鍵が開いた。




「っ!!」

慌てて、制服のブラウスを羽織る。



「夕鈴?ただいま・・・・・・っ!!!!」

愛しい妻の姿を探し、脱衣室の扉を開けた、黎翔が見たものは・・・・


薄ピンクの、愛らしいチューリップのような、妻の姿。


透けるベビードールの上には、制服のブラウス。


_____________なにこれ。破壊的。







翌日。


明玉のバイト代は、3割り増しとなった。

・・・日給、13000円。

黎翔からすれば、安いものである。




ベビードール1


ベビードール2


ベビードール3

ツインテール1

ツインテール2



「ベビードール」がなんたるか、を知らず、ググったのは、私です。

私のパジャマは・・・なんていうか、パジャマですら、ない。(泣)

△ニ☆ロの大人用のパジャマ、ほしいなぁ・・・・。



さくらぱんさん!!本当にありがとうございました!!嬉しいです!


許可を頂いたので、「ツインテール」夕鈴のベビードールもUP致しました♪(2013・6・1)

ああ、夕鈴可愛い!

C.O.M.M.E.N.T

なんて破壊力・・・。

これからどんな顔でチューリップを見ろと?
ベビードールの上に制服のブラウスって、黎翔さん、がおーっ!ですな。
何回でもおかわりできます(笑)
ベビードールを知らなかった可愛らしいあさ様( ´艸`)
是非、チャレンジあそばせ。
魅せるために。うふ。
ハイソはさくらぱんさんの遊び心かしら。
ハンパない破壊力でございました。
絵師さま最高!

2013/05/27 (Mon) 22:51 | 羽梨 #- | URL | 編集 | 返信

Re

可愛らしいチューリップを見るたびに、ベビードール。
ハイソックスに、制服ブラウス。そしてベビードール。
ほんと、絵師様ってすごい。
いやー・・・ほんと、すごい。
よし、パジャマ買いに行こう。うん。
・・・普通の、ですよ?にやり。

2013/05/27 (Mon) 23:02 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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