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2013_02
13
(Wed)07:25

陛下のお見合い①

「陛下がお見合いしたらどうなるんだろう」と、妄想しました。

切れ切れに考え付くまま綴ってますので、
色々おかしな文章になってますし、しかも無駄に長いのですが、
お心の広い方、どうぞ~。




《陛下のお見合い 1》


夕鈴はただ今、期間未定の帰省中である。
なぜならば、陛下のお見合いのためだ。



ことの起こりは2週間ほど前。
側近・李順がこう切り出した。

「陛下。2週間後にやってくる隣国からの使節団の中に、皇女が随行する旨、非公式に知らせが参りました。縁談のためです。逃げずに、しっかりお見合いなさってください。」

「「・・・・?」」

眉間にものすごい皺を寄せた黎翔。
訝しげな夕鈴。

「なぜだ?そんなものは断れ。私には既に妃がいる。」
「・・・バイトですがね。陛下!今回は、何が何でもお見合いの席に着いて頂きますよ!」
「ふん。どうせ、持参金が破格なのだろう?」
「・・・・どうしてそれを。」
「お前の考えなど、お見通しだ。」
「持参金は重要です!しかも!今回は持参金だけではありません!なんと、国境沿いの穀豊地帯まで付いてきます!おまけに皇女様は優しく見目麗しいと評判のお方です!これ以上の好条件は、早々ありません!」

「・・・・あの~。私はお仕事どうすれば・・・・」
「自宅待機をお願いします。万一、縁談がうまく進まない場合は、バイト再開ですが、そうでなくとも、掃除婦のバイトをお続けになりたいのなら、呼び戻させて頂きますよ。あなたは、妃としてはまだまだですが、掃除婦としては一流ですからね。」

褒めたのか貶したのか、微妙な表現をする鬼上司。

「あ、掃除婦バイトだけでも、続けさせてください!借金が!!」
「完済ですよ。」
「はぁ?!!」

「次回のお給料で、あなたの借金は、完済だと申し上げているんです。夕鈴殿。」

急な展開についていけず、豆鉄砲をくらった兎状態の夕鈴を見ておられず、狼が吠える。

「李順!!!我が妃に対し、無礼にもほどがある!!夕鈴は、私の唯一の妃だ!!彼女以外はいらん!!縁談なぞ、即刻断れ!!」

狼の本気の怒気に、ひるむが引かない鬼上司。

にらみ合う二人に、兎のおずおずとした声が。
「あの、私、自宅待機させていただきますね・・・?」
「夕鈴!行かないで!!」
小犬が慌てて追いすがる。

「陛下、李順さんは、大変有能な臣下ですよね?その李順さんが、『これ以上はない』条件の皇女様だ、と申し上げているんです。どうぞ、私なぞにお気を遣わず、お見合いにお臨みくださいませ。」

みごとなお妃スマイルを浮かべ、夕鈴は言い切り、優雅に礼をとって退室した。

感心したような顔の、李順。
唇をかみ締める、黎翔。


次の日の早朝。
実家まで夕鈴を送り届けてくれたのは、以外にも李順だった。

「・・・夕鈴殿。お見合いの結果によらず、貴女にはこちらからご連絡させていただきますので、それまでは、どうぞ『自宅待機』なさってください。」
「はい。」
「それから。」
少し言いにくそうに、李順は言った。

「・・・・申し訳、ありませんでした。」
深々と、頭を垂れる。
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C.O.M.M.E.N.T

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