2013_04
23
(Tue)08:29

ありがとう

祝・SNS建国一周年記念!

管理人様に、愛と感謝を込めて♪ 第二弾です。



《ありがとう》


「・・・・いつもご指導ありがとうございます。李順さん。」

「・・・・・こちらこそ・・・いつもいつも・・・・ほんっとうに・・・・・順調に借金をご返済いただき、ありがとうございます。」

見つめあいながら、微妙な空気が二人を包む。

「・・・・これからもどうぞ宜しくお願いいたしますよ・・・・夕鈴殿。」

「・・・・私のほうこそ、ご指導宜しくお願いします。」


夕鈴はどんよりした空気をまとい、李順の部屋を後にした。






「くっ・・・・・方淵殿・・・いつも、陛下のことを一番に考えて下さって、ありがとうございます。」

「・・・・・こちらこそ、いつも・・・書簡の片づけを・・・・あ・・・あ・・・・」

「・・・・ご無理なさらなくても結構ですわ。」


________書庫の前で、夕鈴と方淵の本日第一回目の睨み合いが始まった。





「水月さん、いつもありがとうございます。」

「________お妃様、私のほうこそ、いつもいつも・・・・っ!!!」

「どうかなさいましたか?」

「申し訳ございません、急に寒気が。」

水月は足早に早退した。





「老師!いつもご教示ありがとうございます!」

「おお!掃除娘、そうかそうか、そんなに感謝されとるとはのー!!」

「・・・・いえ、あの」

「よし!おぬしの期待に応え、取って置きのそれはそれは色っぽい衣装を・・・・」

「お、お邪魔致しましたー!!!」





「浩大、いつもありがとう。」

「・・・・ごめん、お妃ちゃん、俺も命が惜しいから。」

「は?」

浩大は声だけ投げて、さっさと姿を消した。







「陛下、いつもありがとうございます。」

「・・・・僕のほうこそ、いつもありがとう。」

なんで夕鈴は今日一日、お礼を言って回っているんだろう?

不思議に思いながらも、黎翔はとりあえず礼を返してみる。

夕鈴はほっとしたように微笑み、話し出した。

「よかった~。」

「ねえ、夕鈴なにが『よかった』の?」

「あ、陛下はご存じないんですか?今日はおめでたい日なんですよー。」

「そうなの?」

「ええ、なんでも、『この世の春を集めたように素敵な国』が創られた、記念すべき日だそうです。」

「ふうん。この世の春、ねぇ。」

「ええ。そのお祝いに、身近な人に『ありがとう』を伝える日なんだそうですよ?」


それを聞いた黎翔は、そっと夕鈴の手をとり、口づける。

「________ありがとう、夕鈴。」

「え?」

ぴきん、と固まる夕鈴の顔を覗き込んだ黎翔は、妖艶に笑む。

「_______我が世の『春』に礼を。」

夕鈴は頬を真っ赤に染め、それでも負けじと言い返す。

「________心からの感謝を・・・私の王に。」


刹那、黎翔の理性が決壊したのは言うまでもない。
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