2017_02
01
(Wed)22:50

兎狐の謀略

こういう風に、思いついたままをSSにするのが好きです。
長文構成考えるのは脳みその違う部分を使う体質なのだと悟った再録原稿128頁。
真面目に全部再録すると電話帳化するので絞りました。
っていうかこれ以上無理。私の胆力はこの程度です。
根っからのいい加減体質と自覚しつつのSSです(書いたのか原稿やれよ
こんなブログにお付き合いくださっている皆様に感謝を捧げつつの「この世の春」でございます。

もし、宜しければ。




【設定 原作沿い】
≪兎狐の謀略≫


心身のすべてを国に捧げる。
公私の別なくそれを行うのが、国王だ。

『黎翔、母上を頼んだぞ。』

そう言って私を捨てた父王は「私」を優先させたがために内憂の元を作り。
其を継いだ兄王は改することも保つこともできず、崩れた。

だから、私は。

「陛下、まだお身体が。」
「一晩寝たら治っちゃったよ、せっかく今日もお休みできると思ったのに残念だなあ。」
「……まだ、おでこ、熱いです。」
「そう?夕鈴が熱いんじゃ……、あ、ほら。頬が真っ赤だ。」

いかなる時も強き王でいると決めている。
この国と―――

「へ、陛下が手のひらを舐めるからですっ!」
「だって甘いから。」
「私はお菓子ですかっ!」
「違うの?」
「違いますー!元気なのはよく分かりましたから無理はしないこと!」
「はは、夕鈴は心配性だなぁ。」

―――君の、ために。



「陛下、まだ熱がおありだとお妃様から、」
「朝議の議題を。三日の間に五大家……特に恵家の動きに変化は?」

王宮と後宮を分かつ渡り廊下の一室。
王の公私を司る側近しか入ることの叶わぬそこ。

「……少々動きがございました。柳家が尻尾を掴んだようです。」
「はは、さすがに柳はよく働く。」
「陛下、顔色悪いですよ。」
「そう?」

ある意味では夕鈴よりも手強い人物を相手に黎翔は不敵にも笑って見せる。

「―――李順。私の無茶を通すのがお前の役目だろう。」
「あいにくと解熱剤は持ち合わせておりません。」
「え、そうなの?」
「嘘です。早く飲んでください苦いですよっ。」
「えー、ヤダ。」
「お妃様に言いつけますよ。」
「それはダメ。」
「では私がくちうつ」
「今すぐ自分でのむっ!!!!」

だが―――負けた。
黎翔はおとなしく薬瓶に口をつけ、一気に煽った。
その、一瞬のち。

「ふふっ、ちゃんとお薬飲みましたね、陛下。」
「お妃様のお手を患わせるまでもございませんでした…ご足労いただいて恐縮です。」

くらり。
揺れる身体と霞む視界に謀略を悟る。

「ゆーりん、」
「お熱が下がったら、どんなお叱りも受けますから。」

眉を下げて言う君を見て。
どこの誰が、責められよう。

くそっ、すぐに治してやる。
今すぐ、だ。

熱を噛み砕く勢いで狼陛下は眠りに就く。

「夕、鈴」

愛する妃のために。





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2017/02/03 (Fri) 00:04 | # | | 編集 | 返信

ボナ様へ

「火のない…」へのご感想、ありがとうございます。
濡れ衣きせられた陛下ですが、美味しい思いをさせてあげたのでチャラかと←酷

再録がんばってます。
読み返し作業に心折れてます。ううう。

2017/02/04 (Sat) 09:13 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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2017/02/04 (Sat) 20:04 | # | | 編集 | 返信

ゆん様へ

ありがとうございますー。
再録の誤字脱字、きっとあるのですが読み返す気力がもう…ない!←威張るな

HP削られながら頑張ってます。

2017/02/06 (Mon) 13:54 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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