2016_12
13
(Tue)22:35

夢と現


恐れ入ります、こんばんは。
どうにかこうにか更新にまでこぎ着けました。
いただいたコメントや拍手のおかげです。
いや、ほんとにもうね、大変で。
私のキャパ不足なのかも知れませんが、辛いもんは辛い。
いつか「あさ」に戻るんだと思いながら生き抜く日々を送っております。

今更感満載なネタバレを書いてみました。
陛下目線。

もし宜しければ。



【ネタバレSS】
《夢と現》


ふと頭を過る、君がいない世界。

『お帰りなさいませ、陛下。』
『れれれれ、黎翔、さま…?』

こちらの心までが温まる笑顔。
畏れゆえに最早誰もが忌む僕の名を呼んでくれる、声。

『私は貴方のそばがいい。』

あろうはずもない春が巡り来た、歓びと。
触れ合う肌から伝わる熱と。
吐息が、鼓動が、心が。
すべてが溶け合う、悦び。

もし、もしも。
この夢のような日々が全て、幻だったら?
ひとつの灯りもない後宮と冷え切った自室と悪意渦巻く王宮だけが、真実だったら?

「……ははっ、」

簡単に壊れる自信がある。

目の前には書簡の山と冷え切った茶。
墨と紙の匂いで満たされた味気ない現実――――

誰だ?
李順か。

「そちらの束は終わっているから持って――――」

僅かな音を立てて扉が開く。

「あ、えっと、その。私です。」

流れ込んできたのは、暖かな。

「一緒にお夜食いかがかと……」

ああ、大丈夫。
夢じゃない。

「あっ、ご迷惑ならすぐに帰ります。」

確かな、現実。

夢じゃない、幻じゃない。
香も気配も声も全部、現実。

「――――っ、」

この、華奢な手首も。
驚くほどに甘い唇も、滑らかな舌も、柔らかな咥内も。
蜜のような唾液も。

ぜんぶ。
ぜんぶ。


私のモノだ。
白梅   
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2016/12/14 (Wed) 12:58 | # | | 編集 | 返信

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2016/12/14 (Wed) 19:56 | # | | 編集 | 返信

ゆん様へ

年末年始!
働いて食べて飲んで倒れましょう!←

なかなか落ち着かず、せっかくのコメントへのお返事が遅くてほんとにごめんなさい。
ありがたく拝読しております。
また下さい(おい

2016/12/20 (Tue) 21:27 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

ボナ様へ

お返事遅れてごめんなさい。
コメント嬉しいです、ありがとうございます。
と、とりあえずSSだけは山ほどあるので(汗
どうか見捨てずにお付き合い頂けると管理人が泣いて喜びます。

2016/12/20 (Tue) 21:30 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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