2016_10
17
(Mon)17:49

白陽2


こんばんは。
「白陽1」へのコメントありがとうございます。
まさかコメント頂けるとは思っていなかったので嬉しいです。
お返事は後ほどゆっくりとさせて頂けたらと思います。

全体を通して原作とはかけ離れている「白陽」ですが、お楽しみいただければ幸いです。
書いている私は、楽しい。(笑)

それでは!



【設定 童話パロ?親指姫&かぐや姫&色々混ざっております。元ネタはお友達から見せていただいたお花の写真です】
《白陽2》

真っ白な素肌をごく自然に晒し、不思議そうに黎翔を見つめる女――――いや、まだ少女と言っても良いその娘は、自らを『夕鈴』と名乗って。

「あなたが私の夫ですか?」
「は?!」

黎翔を心底驚かせた。

「あ、ごめんなさい人違いかしら。私を育てて下さったのはあなたじゃないんですか?」
「いや、確かにそれは私だが。」
「よかった!」

白い頬を桃色に染めて喜色を露わにする夕鈴。
長く伸びた茶色の髪を弾ませるようにして黎翔に走り寄った彼女は、ぴょんっと彼に抱き着いた。

「っ!」
「私はあなたの『願い花』です。どうか綺麗に咲かせてくださいね、そうすればあなたの願いは叶うから。」

願い、花?
初めて聞く言葉も気になるが、それよりも今の黎翔にとって最大の気がかりは。

「ちょ、離れ…っ、」
「よかった、優しそうな方で!きっとあなたの願いは善い願いね!」

無邪気に抱きついて来た彼女が驚くほど柔らかで弾力に富んでいて良い匂いがすることで。
さらには己のナニかが反応を始めた事だった。
裸の女に抱き着かれているこの状況下、健康的な成人男子としては極めて健全な反応といえよう。
だが、相手はどうやら人ではないらしい。
迂闊に抱いて泣かれでもしたら困る。
黎翔は冷静な対処に努めることに決めた。

「あ、えっと……夕鈴?」
「はいっ。」
「あのさ、まずは何か着ようか。」
「―――――っ!ご、ごめんなさいっ、私ったら!」

どうやら人並みな羞恥心はあるらしい。
みるみるうちに真っ赤になった夕鈴は何事かを呟き、くるりと体を回転させた。

「っ?!」

不意に濃くなった花の香と視界を覆う眩い光。
黎翔が目を瞬かせた時にはもう、夕鈴は白と桃色を基調とした軽やかな衣装を纏っていた。

「花のくせにみっともない姿をお見せして申し訳ありませんでした。」
「い、いや……。」

長く引いた裳裾と羽のような袖。
見たこともない輝きを放つ白い薄絹から透けて見える桃色の衣は、光の加減で濃淡が変わる。
襟にあしらわれたわずかな緑が彼女の瑞々しさを際立たせ、二つに結われた髷にあしらわれた花は七色。
確かにこれは、人ではない。
人ならぬ美しさとはこのことか――――
あっけに取られた黎翔の反応に不安を覚えた夕鈴は、慌てて『着替え』を始める。

「お気に召しませんか、ではっ、この衣装はいかがですか?」
「え、ちょ、」

瞬く間に変化する衣装。
夏の色から冬の色、厚物から薄物まで。
目をキラキラさせて彼女に見入る黎翔の表情をどう勘違いしたのか、夕鈴は気に入られようと必死に着替えを続け。
最後に。

「えいっ、これでどうですか?!」
「ぐはっ!」

黎翔は噴き出そうになった鼻血を済んでのところで抑え込んだ。

「ゆ、夕鈴……それは、ダメ。最初のに、もどして……お願い。」
「似合わない、ですか?」
「違う、そうじゃない。」

剥き出しの肩と露わな背。
結い上げられた髪から伝う一筋の後れ毛が白磁の肌に映えて。
透けて見えそうなほど薄い絹の向こう側にはふっくらとした双の乳房とその頂が見て取れる。
ああ、なんて美味そうな――――。

「――――可愛すぎて僕の身が持たない。」
「あの、似合います、か?!」
「うん、すごく似合すぎて困るからお願い、最初のにして……。」
「困る?」
「ごめん、それはこっちの事情。」
「は、はい。」

キョトンとして小首をかしげる夕鈴。
彼女の視界から己の下半身を外すのに必死な黎翔。

「では、着替えますね。」
「うん、お願い。」

ようやく最後の着替えを終えた夕鈴は、安心したように微笑んで。

「それでは、無事に咲き終わるまでどうぞ宜しくお願い致します!」

元気よく、ぺこりと頭を下げた。


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2016/10/17 (Mon) 18:10 | # | | 編集 | 返信

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2016/10/17 (Mon) 22:38 | # | | 編集 | 返信

ヤッパリ纏ってないと、へーかそぅなりますよねぇ。
健全過ぎる男子ですから(笑)
可愛すぎて、美味しそぅな夕鈴を前にしたら…
よく頑張りました!って感じですね。
ふふふ。←?
あさ様、続きお待ちしてますね(*^-^*)

2016/10/18 (Tue) 20:39 | いち #- | URL | 編集 | 返信

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2016/10/20 (Thu) 06:19 | # | | 編集 | 返信

ゆん様へ

ありがとうございます。
ぽきっと逝かないように、ぼちぼち頑張ります…。

2016/10/23 (Sun) 11:34 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

ますたぬ様へ

笑って頂けると嬉しいです。
陛下、気に入り過ぎでしょう!

2016/10/23 (Sun) 11:35 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

いち様へ

続きお待ちくださってありがとうございます。
脳内に続きはあるのですが、アウトプットする時間が確保できずにおります。
もうちょっと待っててくださいねー。
頑張ります!

2016/10/23 (Sun) 11:38 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

イト様へ

ありがとうございます。
続き、のんびりお待ちくださいませね。
ちょっと忙しくて(笑)

2016/10/23 (Sun) 11:39 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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