2016_10
13
(Thu)21:50

始まりの、夜。


好き勝手に書いたり消したりしているなぁ、と自分でも分かってはいるのですが。
ここは私の息抜きの場所ですのでご了承の上お付き合い下さる方のみこの先へお進みください。

R18ではない初夜でございます。

やればできる。←


【設定 初夜】
《始まりの、夜。》


「……。」
「……。」

気まずくも心地よい沈黙。

「あのっ、やっぱりお茶でも、」
「イヤだ。」

艶を含んだ微妙な空気に耐えきれなくなったのは、夕鈴。
ぱっと寝台から降りようとした彼女を、黎翔は殆ど反射的に抱きとめた。

「「っ!」」

図らずも抱き合う形になった、恋人たち。
ほどなく本当の夫婦になろうという彼らは一瞬にして頬を染める。

「あ、」
「っ、夕鈴。」

もう、言葉にはならなかった。

ただ、愛しい―――。





「夕鈴、」

微かに震える手が、艶やかな肌を暴いていく。
眩いほどの清純さを湛えたそれに触れて良い自分ではないと分かっているが、それでも。
どうしても、欲しかった。

「―――君に、触れたい。」

もう手離せない。
自制がきくうちに逃がした君が自ら舞い戻って来た今となっては、もう。

「もう、逃がしてやれない。」

我慢なんて、できない。
根こそぎ奪い尽くしたい衝動と心を通わせ抱き合いたい気持ちがせめぎ合う。
半ば脱がせた夜着から覗く乳房と薄桃色の乳首が劣情を煽り崇敬を抱かせる。

どうしたらいいんだ!

慣れぬ幸せに叫び出しそうな自分に戸惑う黎翔。
そんな彼を次の行動に導いたのは、やはり。
夕鈴だった。

「―――触れてください、陛下。」

恥ずかしそうに頬を染め、それでも微笑む彼女。

「あなたが私から離れられなくなるように。」

その身が持つすべてを与え、喰らわせ、奪わせて。
それでもなお尽きる事なき溢れんばかりの愛を注ぐ、兎。

「夕、鈴―――」
「泣かないで、陛下。もう寒くないでしょう?」

冷酷非情の冠を被った狼。
その頭上に降り注ぐは春の花。
幸せな未来を呼ぶ、強く優しい―――この世にただ一つの、花。

C.O.M.M.E.N.T

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2016/10/15 (Sat) 16:31 | # | | 編集 | 返信

理桜さまへ

ふふ、ありがとうございます。
ニヤニヤして頂けて本望です。
真面目なのか不真面目なのか、あーるなのかそうでないのか。
どっちつかずのブログですが、今後ともどうぞよしなに…。
いつもありがとうございます。

2016/10/16 (Sun) 15:26 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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