2016_09
23
(Fri)23:44

「告白」夕鈴Ver.


前回のSS「告白」の夕鈴目線も読んでみたいとのコメントをいただき、調子に乗って書いてみました。
ええ、皆様ご存知かもしれませんが、散々散々さんざん書きまくったネタバレSSと同じですええ同じですともだって書いている人間が同じだからしかたな(見苦しい言い訳省略)

もし宜しければ!←逃



【設定 本物夫婦少し手前夕鈴は檻の中】
《告白 夕鈴Ver.》



私はもう、妃じゃない。
いや、もともと本物じゃないけど。
臨時だけど。
それでも『妃』ではない。

「ただの庶民、なのよね。」

高級そうな茶菓子に向かってぼそりと呟いてみた。

「うーん……。」

まるい形の、ほろほろとした甘い菓子。

『気に入っていたって聞いてたけど』

以前、私が好んで食べていたものだ。

「ただの偶然、よね。」

でも、それにしては少し贅沢な気もする。

臨時妃のころと変わらぬ豪華な衣装。
身の回りの世話は女官長自らがしてくれるし、食事だって前と同じ…いや、前よりも滋養強壮に富んでいるっぽいものが多い。

「妃じゃ、ないんだけどな。」

芳しい茶の香に顔を埋めるようにして、うなだれた。

「―――――。」

本物じゃなくてもいい。
偽物でも臨時でもなんでもよかった。
陛下のそばに、いられるなら。
でも。

『誰が君をこんな場所へと追いやった?』

怒らせ、た?
いえ、違う。

『――――よく、わかった。』

あの口づけは。

『これはもう君が悪い!!』

あの、ほんの少し照れたようなお顔は。
いったい――――

「来るぞっ!来るぞ来るぞ、ついに!」
「っ!」

分からないことも知りたいこともたくさんある。
でも、私がしたいことは。

「待たせてしまってすまなかった。」

――――陛下。

あなたに。
再び出会うこと。
この想いを伝える事。

臨時妃ではない。
本当の『私』として。


悪戯   
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C.O.M.M.E.N.T

夕鈴サイド!読めて嬉しいです♪
やっぱり檻の中の1ヶ月は萌えますよねぇ(#^.^#)
いくらでも妄想出来そう♡
今日は15巻を読み返してニヤニヤしてました。
やはり本誌派生SSはいいですね。
また妄想のおこぼれお待ちしてます( ´ ▽ ` )ノ

2016/09/24 (Sat) 18:19 | まるねこ #- | URL | 編集 | 返信

まるねこ様へ

妄想で構成されている脳みそで…(笑)
何回書いてもまた書いてしまう不思議。←鳥頭

いや、分かってるんですよ。
同じ様なもんばっか書いててごめんなさい(笑)
お付き合い頂けて嬉しいです。

2016/09/26 (Mon) 21:54 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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