2016_09
21
(Wed)23:44

告白


こんばんは。
健康診断の結果に「?」を飛ばしている、あさ、です。

とある理由により、檻の中の数日間の一コマを書いてしまいました。
ええ、もちろんその『一コマ』は私の妄想です。
神の一言から妄想を溢れさせた末のSS。

もし宜しければ。



【設定 本物夫婦手前夕鈴檻の中】
《告白》



「……詳細を報告しろ。『正確に』な。」
「ハイ。」

ゆったりと足を組み、剣を膝に寝かせ。
小刀を弄びながら、我が意に反した動きを見せた道具に問いかける。

「えーと。どこから?」
「最初からだ。」

やんわりと微笑みながらもピクリと眉が上がるのを止められなかった。

「壬州に行きました!荷長官のとこに居たんだけどお妃ちゃんたっての希望で蓉州に行くことになりました!」
「それで?」

いつの間に投げたのか、浩大の袖を小刀が縫い止めている。
なかなか器用だな、私も。

「お妃ちゃんが暴走するから、俺は護衛として精一杯――――うぉっ!」
「……彼女は何を聞いた。何を見た?」

壬州での私は、彼女が知らない『私』だ。
いや。
『知って欲しくない私』なんだ。

「……安心してよ、そんな下手は打たない。」
「なら、よい。」

真面目な顔になった道具を一瞥し、ふぅっと息を吐く。
これから一世一代の告白をしようと言うのだ。
彼女に要らぬ事前情報がもたらされてなくて何より――――。

「――――。」
「なぁ、陛下。」

いや、違う。
分かっているだろう、黎翔。

「お妃ちゃんは、大丈夫だ。」
「――――。」

彼女は、自由だ。
血にまみれた私が触れてよい存在では、ない。
穢れ切ったこの腕に抱いてよい花では、ない。

そう。
分かっている。

なのに。
『もしも』を夢想してしまう。
もし、もしも。
彼女が僕を受け入れてくれたなら――――

「あのさ。お妃ちゃん、陛下の事を知りたいって言ってた。陛下の役に立ちたい、って。だから、俺、」
「っ。」

胸の奥、腹の底。
身体の一番深い部分から湧き上がる、心地よい熱。
ああ、これが。
心が震える、という事か。
これが、

「-―――っ、」

恋、か。

「ははっ、真っ赤だぜ。」
「死にたいようだな。」
「ウソデスゴメンナサイ。」

素早く逃げ出す隠密からの、捨て台詞。

「張のじいちゃんが言ってた。『仕度が整った』って。」
「ととの……っ、」

かあっ、と。更に熱くなる頬。
夕鈴、君は――――

「あー、さっきも言ったけど。」
「なんだ。」
「……『大丈夫』だよ、陛下。」

僕を受け入れてくれる、だろうか。
そして。
私はこの高まる『熱』を。
君に伝えることができるだろうか。


「ただ、言わせて。」

その先の、ひと言を。
僕がこの世に生を受けた意味を表す、その言葉を。

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C.O.M.M.E.N.T

先生からのあのつぶやきは
妄想を刺激しますよね\(//∇//)\
私もついつい日記を書いてしまいましたが、

数日間の彼の心の中、
かなりぐるぐるして長かったんだろうな。

ただ、その間夕鈴は放置されてたってことで、
とにかくどうなってるのかって気が気じゃなかったでしょうし。
夕鈴サイドのお話も読んでみたいなと思いました(^^)

2016/09/23 (Fri) 03:17 | まるねこ #- | URL | 編集 | 返信

まるねこ様へ

日記拝見しました!(ここでいうか)
数日間…!数日ですよ!(うるさい)
心情的に落ち着くための数日間…!(だからうるさい)
お、落ち着かなかったら!
ど、ど、どうな(黙れ)

おかしな脳みそですいません。

2016/09/23 (Fri) 23:46 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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