2016_09
08
(Thu)22:27

もういいよ。

お久しぶりです。
あさ、です。
某しっぽの御方のお力添えにより無事入稿完了いたしまして。
ありがとうございますー!と、西に向かって叫んでおります。

さて。
祝!コミックス15巻!
本誌も大好きですがコミックスも大好きです。
15巻の最初から最後までを何度も何度も何度も読んで、幸せ。

ずっと気になっていた陛下のひと言を、ようやく咀嚼できました。←遅い

それでは、15巻を読んでいらっしゃらない方には「?」なSSで申し訳ございませんが。
もし宜しければ。


【設定 原作沿い】
《もういいよ。》


夕鈴は、『そのまま』がいい。
いや、違う。
『そのまま』の夕鈴が、いいんだ。





晏流公の母、蘭瑶。
狼陛下を玉座から引きずり下ろし我が子・瑛風をして王座に就かせんとした毒花。
夕鈴が熱心に取り組んでいるお妃教育。
その講師として彼女を招くと言い出した時、少し嫌な感じはしていたんだ。

「――――えいっ!」

背後に感じる可愛らしい気合。
間髪を入れずに感じる、柔らかな衝撃。

「どうしたの夕鈴。」
「なっ、なんでもないですっ。」

隠密のような動きで僕に抱きついてくれるのが、楽しくて。
純粋に、嬉しかった。

それが。

「浮気対策……?」
「ち、違っ、」

分かってる。
君にそんなつもりはなくともあの女がそう仕向けたんだろう?

「まったく……どうしたものかな。」

内憂外患。
勝手に嫁ぐ気でいる炎波の姫と夕鈴に要らぬ知識を植え付けようとする毒花。
僕の可愛すぎる妃に迫る魔の手は陰湿で。
私の黒い部分を逆撫でる。

「もういいよ。」

何か言いたげな夕鈴にそう言い置いて自室へ戻る。
彼女は悪くない。
僕が勝手にざらついた気分になっているだけだ。
不意に現れた隣国の姫。
正妃の座を狙う女を目の前にして、夕鈴に何も思うなという方が無理だ。

――――もう、いい。
大丈夫。
大丈夫、なんだ。

毒を含んだ美辞麗句。
隠し事や落とし穴。

夕鈴は、そんなのじゃない。
彼女がする『隠し事』は僕を害するためのものじゃなくて。

「やきもち?」
「別にそんなんじゃないですけど!!」

素直に言えない照れ隠しだったり。

「ただ朱音姫がほめられててうらやましいなって!」
「え、ここでヤキモチ!?」

可愛らしい嫉妬だったり、で。
つまりは。

――――僕を想うが故の、それ。

だから。

もう、いい。
もう、大丈夫。

「……!」

どすんっ!
背中に感じる、温かくて柔らかな、衝撃。
ちらりちらりと狼の隙を見て突撃してくる、兎。
自らが捕食される側であることなどすっかり忘れて身を預けてくる、彼女は。

「この先もずっと君だけだ。」

紛う方無き、僕の。

「夕鈴。」

私だけの、君。

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2016/09/08 (Thu) 23:33 | # | | 編集 | 返信

入稿おめでとうございます!ご苦労様でした。
て事で、あちらにバラ鞭奮って来れば良いんですよね?!←

後は一月後に無事にお会い出来る様に…諸々。ww

2016/09/09 (Fri) 10:04 | 行 #jxT87rSU | URL | 編集 | 返信

くみ様へ

気になるひと言、ですよね。
ほんとにもう、陛下ったら。
大好きだー!
罪な方ですね!

2016/09/12 (Mon) 18:48 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

行さまへ

ありがとうございます。
しっぽな方の貴重なお時間を奪い取ったのは私です。←酷

バラ鞭、差し入れますね。

2016/09/12 (Mon) 18:50 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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