2016_06
15
(Wed)22:38

休前日


こんばんは。
あさ、です。

あれこれやっておりまして、更新停滞ごめんなさい。
長く続けるために、無理はせずに頑張っております。
無理しなさすぎ(笑)

そんなこんなをしていたら脳みそが息抜きに違うものを書けと命令しますもので。
大好きな一発書きをUPさせて頂きます。←読み返せ

もし宜しければ!


【設定 原作沿い】
《休前日》

ここ、が。
王宮が、後宮が。
大っ嫌いだった。



誰が決めたのか、国王の朝は早い。
日が登るころから始まる日常の儀式とまどろっこしい会議。
何から何まで、他人が決めた予定通りに動かなければならない。
私の場合、その『他人』は李順や周康蓮だ。

「陛下、お手が。」
「―――。」

手がどうした。

そう言いたいのを我慢して指に力を籠める。
ぱきんと小気味よい音がした。

「筆の具合が悪かった。」

軟弱すぎるぞ、この筆は。
他愛もなく折れ過ぎる。

「すぐに替えをお持ちします。」

うんざり顔の李順が部屋を出ていった。

外は、雨。
鬱陶しく降り注ぐそれが、来る酷暑に潤いを与える。
イヤだ、などと。
言ってはいけないのだろうが。

「止んで欲しいな。」

思わず本音が転げ出た。


明日は、特別な日。
夕鈴と過ごす、大事な一日。
月に一度の休日を二人で楽しむ日。

たくさん、話しがしたい。
君の顔をずっと見ていたい。
君に触れ、君を感じ、君を確かめて。
君の事だけを、考えていたい。

ひと月前からしていた約束は。
『紫苑宮の庭園で昔話をする』こと。
君の知らない僕と僕の知らない君を、話す事。

言いたくないことは言わなくていい。
でも、知って欲しいことは伝えよう。

それが、約束。

「晴れて欲しいな。」

僕の話は、どこまでも暗いから。
せめて空くらいは明るくあって欲しい。
君の笑顔を曇らせる話しかできない僕だけど。
これからの事を話す時だけは、笑えると思うから。

「―――ふう。」

顔を上げて立ち上がる。
廊下に出れば、連なる灯りが後宮を照らす。

「夕鈴。」

君がそこにいる。
それだけで景色が変わる。

「よし、頑張るか。」

今の僕は。
ここがそれほど嫌いではない。

危機   
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C.O.M.M.E.N.T

あさ様
ひさびさのコメントです。
無理せず続けてもらえることが、何よりの希望です。
受け身なだけで、本当にすみません(。>д<)
私の心のオアシスです。

2016/06/15 (Wed) 22:47 | なおかざ #- | URL | 編集 | 返信

なおかざ様へ

ありがとうございます。
本当に無理してなくてアレです。(笑)
のろのろしてますが、どうぞよろしくお願いします。

2016/06/16 (Thu) 23:12 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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