2016_06
07
(Tue)22:31

因幡の白兎7

こんばんは。
あさ、です。

SSが足踏みしておりますが、お付き合い下さいませ。
今日は忙しくて。
少し疲れました。

肩と背が痛い!


【設定 本物夫婦 お子様なし】
《因幡の白兎7》


夕鈴。
君は、すごいな。

「…ようやく赤みが引いてらしたわ。」
「よかった!」
「さあ、香油をもう少し。」
「静かに、静かに…。」

限界まで灯火を落とした部屋の中、ひっそりと動く侍女たち。
彼女らは君のために夜を徹して看病をし、心から君を慕っている。

「明後日には、私たちの本気を皆様に見せつけて差し上げましょう。」
「ええ、そうですわ。いつぞやのピクニックの時の様なことは二度とあってはなりません。」

君のために怒り君のために動く、人々を。
夕鈴、君は――――己の力で、得ている。

「お妃様のために。」
「ええ、私たちのお妃様のために。」

空気で、分かる。
後宮の全てが君に従い君を想っているのが、分かる。

「さ、お妃様がお目覚めになった時のために果実水の支度を。」
「では私が老師のご指示を仰いでまいりますわ。」
「お願いいたします。」

ぱたん。
小さな音を立てて扉が開き。
侍女に見つかってしまった。

「陛下、失礼いたしました…!」
「よい、構うな。」

飛び上がらんばかりに驚く侍女を制止する。

「妃の具合は。」
「は、はい。かなり良くなられました。」
「そうか、ご苦労。」
「もったいのうございます。」

すぐに落ち着きを取り戻し正確に拱手した彼女に、問うた。

「少し…入っても、良いか。」
「?」  
以外な下問への戸惑いを上手に覆い隠し、侍女は答える。

「お妃様もお待ちでございます。」
「え?!」

くすっ、と。
ひそやかに笑う風が、黎翔の背を押した。

「どうぞゆっくりとお休みくださいませ…陛下、お妃様。」
「――――ああ。」

今しがた閉じたばかりの扉を開き、奥へと進む。
言いようのない幸福感を運ぶのは濃くなっていく夕鈴の気配。

「陛下。」
「お越しとは存じませず…。」
「ご苦労。」  慌てる侍女たちに柔らかく言葉をかけ、寝台へ。
昏々と眠る夕鈴の傍らに滑り込んだ。

「私は少し眠る。皆も休め。」
「御意にございます。」

そうっと妻の頬に触れ。
黎翔はゆっくりと目を閉じた。

――――うん、もう寒くない。

C.O.M.M.E.N.T

おぉぉぉぉぉ~!

こんばんは、あささん。

侍女さん達の夕鈴への思いをひしひしと感じた陛下…。

期待を裏切る?(爆)“添い寝”にでましたかぁ。
(≧∇≦)
うん、もうこれで寒くないですよね。^^

“狼だけじゃない”陛下も好きです。

『君が傍にいるだけで』も十分 心が温かくなるんですものね。

夕鈴の『正妃』としての頑張りをわかってくれて良かったぁ。(^w^)
 
 

2016/06/07 (Tue) 23:39 | みかんママ #- | URL | 編集 | 返信

どうもありがとうございました♪

眠る前に読みに来てしまいましたが、正解でした!!

6話から7話へ・・・とってもステキでした!

私も健やかに眠れそうです、おやすみなさい☆彡

2016/06/08 (Wed) 02:17 | SALLY♪ #- | URL | 編集 | 返信

みかんママ様へ

陛下、お利口でした(笑)
二人でくっ付いて眠るだけでも陛下は幸せ!
と言うことにしておきます!←

2016/06/09 (Thu) 16:50 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

SALLY♪さまへ

ゆっくりとお寝みになれましたか?
こんな風に穏やかな夜もまたいいですよね。
新婚夫婦に幸あれ。

2016/06/09 (Thu) 16:51 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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