2016_05
30
(Mon)19:22

因幡の白兎3


書けるときに書いて更新する。
計画性って何?(笑)

気楽に書いております。
もし宜しければ!


【設定 本物夫婦 お子様なし】
《因幡の白兎3》


すっかり日が落ち…いや。
もうとっぷりと暮れた、そんな時刻。
狼陛下は廊下に灯された明かりを見ては、そわそわと落ち着かない様子を見せていた。

「陛下、本日中にこの箱だけは終わらせていただきたく。」
「やっぱりいつもより多くないか?!」
「そうでしょうか。」

ああ、もう。
私は新婚なんだぞ?!

そう叫びたいのを堪えて書類に立ち向かう黎翔。
彼の前にぬらりと立ち塞がる顔色の悪い男は一向に退く気配を見せない。

…李順の方がマシだ。

そんな事を思いつつ、灌漑工事の図面を開き説明を受けた。

「ここ数年は落ち着いておりますが、そろそろ堤防に手を入れねばなりません。」
「そうだな。」

喜々として関係書類を並べ出す柳方淵が恨めしい。

「方淵―――」

お前、本当に仕事が好きだな。

そう言いかけてすんでのところで飲み込んだ。

「はい、なんでしょうか、陛下。」
「いや何でもない、続けよ。」

ぽうっ、とまたひとつ灯篭に火が入る。
連なる灯りの先には、後宮があって。
そこには彼女が―――愛してやまない妻がいる。
もう夕餉を済ませて湯殿を使っている頃だろうか。
きっと今夜も私の帰りを待ち侘びていることだろう。

『お帰りなさいませ、陛下!』

待っててね、夕鈴。
すぐに終わらせる。

「出来れば手短に、な。もう遅い。」
「御意。」

国王の意を察した補佐官達がテキパキと動く様を、周康蓮は複雑な思いで見つめた。

―――李順殿、どうしたものでしょう。

あと三日。
新婚ほやほやの狼を兎から引き離さねばならない。
そう。
兎の毛艶が戻るまで。


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C.O.M.M.E.N.T

やる気になって仕事を片付けてる陛下を縛り付けることがあと3日出来るのか!周宰相との無言の攻防が楽しいです。
お妃様のお肌は戻るのかな。
書ける時に書いて更新…それで私は1ヵ月放置とか(^_^;
ちょっと更新しなきゃなぁと考え中です。←いや書け

2016/05/31 (Tue) 08:35 | まるねこ #- | URL | 編集 | 返信

遥か昔、後輩の結婚式に呼ばれてて、
その前に春スキーに行って、どーするのよ?ってくらい
雪焼けしちゃったのを思い出しながら
読ませて頂いてまーす。
雪焼けしたら、何着ても似合わんもん。
さて、陛下は三日も会わずにすむのかしら?(笑)

2016/05/31 (Tue) 21:06 | くみ #17ClnxRY | URL | 編集 | 返信

まるねこ様へ

三日。
長いですよね、うちの陛下にとっては。(笑)
夕鈴の日焼け、落ち着くといいのですが。
どうなるのでしょう。←聞くな

更新!
しなきゃなぁ、したいなぁ、と考えている時間も大きく括れば『楽しい』の範疇に入りますよね~。
楽しみましょうね。

2016/05/31 (Tue) 22:38 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

くみ様へ

雪焼けも辛いですよね。
逆パンダになって泣いたことがあります…。
どうしてあんなに黒くなるのか。

陛下を三日も待たせねばならないとは。
どうしましょう。(笑)

2016/05/31 (Tue) 22:40 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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