2016_05
09
(Mon)15:31

すれ違いの向こうには 5

こんにちは。
あさ、です。

楽しく書いておりましたこのリレーもそろそろお終い。
ストーリー展開をひっかき回したのは私です、はい。←
ごめんなさーい!←

ひっかき回しついでに、最後はR18でございます。
心身ともに大人の方のみお進みくださいませ。

R18ですよー!
お覚悟を。(笑)

すれ違いの向こうには 5 夕鈴Ver.はこちら(「翡翠の煌めき、瑠璃の夢」さま)


【LaLa6月号第81話ネタバレSS  R18注意】
《すれ違いの向こうには 5 黎翔》


ここは、後宮。
国王のために存在すると言っても過言ではない…そんな場所。
従って、彼らは忠実に。それはそれは忠実に、黎翔の命を実行した。

『朱音姫との接触を断ち湯殿へ向かうようにせよ。ごく自然に、悟られぬようはからえ。』

秘密裏に女たちを集め陛下の命を伝えながら。
女官長は黎翔の必死な形相を思い出していた。

――――お可愛らしいこと。

『良いか、妃を必ず湯殿へ!』

御意にございます、陛下。

ふっと。
柔和な笑みを浮かべつつ、彼女は部下たちを見回し口を開いた。

「これより陛下の御命令をお伝えします。皆、よく聞きなさい。」

音もなく首を垂れる女官たち。

「ことは密に進めねばなりません――――」

ひたひたと。
水面に波紋が広がるように、音もなく。
国王陛下の必死な願いを叶えるための計画が動き出す。


「姫様、今は蓮の花が見事でございます。ご案内いたしましょうか?」
「蓮…?」
「はい。池を埋め尽くすように咲いております。」
「そうなの?」

あまり目にすることのない花の話に興味を示した朱音。
女官たちは姫を幾重にも取り囲み、散策へ連れ出した。

「そうですわ、蓮池を船で渡った先に小さな宮がございます。そちらで昼餉を――――」
「え、ええ。」

ここは、後宮。
国王陛下のために在る場所。
国王の望みは、ただ一つ。
愛してやまぬ唯一人の妃を独占し、湯に浸かること。

女官達による水も漏らさぬ本気のミッション。
夕鈴はその日遂に、朱音に会うことはできなかった。





「首尾は。」
「御意の通りに。」
「よし。」

満足げに頷いて。
黎翔は足音を忍ばせ湯殿に入った。

「…よい香だ。」
「お妃様がお好みのものにございます。」

淡い白色の湯に散る紅と桃色の花弁。
実は異国から取り寄せた高価な花のそれなのだが夕鈴は知らない。

「彼女によく似合うな。この花を切らさぬよう。」
「かしこまりました。」

李順が聞いたら髪を逆立てて怒るだろうが、くどいようだがここは後宮。
残念ながら、李順の姿はここにはない。

「お召し物は、こちらの葛籠に…。」
「ああ。」

黎翔はさっさと衣装を脱ぎ捨て傍らの葛籠に詰め込み蓋をした。

「では、私はこれで。」
「ご苦労だった。」

全てを理解し下がる女官長。

湯煙と花の香に包まれて。
狼陛下の念願が、ようやく叶う――――







「お妃様、花湯のご用意が整いました。どうぞ、湯殿へ」
「では、朱音姫をお誘いに参りますわ」
「…それには及びません」
「???」
「私どもが、お呼びして参ります。どうぞ、お妃様はお早く、湯殿へ」

心地よい転寝から目覚めた夕鈴が誘われたのは、湯殿。
時刻を考えると不自然ではないが、それにしてもどこか様子がおかしかった。

「あの、朱音姫は、」
「じきお見えになるかと。」

にこり。
侍女たちの迫力のある笑顔に怯んだ隙に、衣装を脱がされる。

「あ、自分でします。」
「お妃様、今宵はどうぞ私どもにお任せを。」
「あ、え?」
 
数人に取り囲まれて髪を上げられ香油を塗られ。
冷たい飲み物を手渡され首を傾げた。

「これは?」
「湯に入る前に召し上がるとお疲れがとれるそうでございます。朱音姫にもお出しいたしますので、お妃様も宜しければ…。」
「あ、そうなのね。いただきます。」

一口含むと、爽やかな柑橘の味。
以前温泉で飲まされた果実酒とは違い、お茶のような味だった。

「美味しいです。」
「ようございました…さ、お妃様どうぞ中へ。」
「はい。姫がいらしたら教えてくださいね。」
「かしこまりました。」

ぱたん。
扉が閉まり、ひとりきり。
夕鈴はほっと息を吐いて湯に足を入れ――――

ぱしゃん。

「うそっっ」

さほど広くはない、妃の湯殿。
石造りのそこにゆったりと浸かっているのは。

「待ってたよ、夕鈴。」
「きゃあああああっ!」

まさかの、夫。

「えー、叫ばなくてもいいのに。」
「え、ちょ、陛下?!」
「うんっ。」

『うんっ』じゃない。
なぜこの人がここに居るのか。
いや、ここは後宮だから居てもいいのだが、なぜ湯殿!

「ほら夕鈴、早くおいでよ冷えちゃうよ?」
「い、いえ、わたしは、」

足を湯から引き抜こうとして、夕鈴はようやく気付く。

「――――麗しいな。」
「うぎゃあああああっ!!」
「ゆーりん…叫ばなくても、」
「やだ、私、裸っ!」
「湯殿だもん、当たり前でしょ?」

そうじゃない。
黎翔は良い。
均整の取れた身体と逞しい筋肉。誰が見たって文句のない美丈夫なのだから。

「だめ、見ないで下さいっ!」
「どうして?」
「恥ずかしいからですっ。」

それに比べて自分は。
瑠霞姫みたいな美人じゃないし、胸だって豊かとは言えないし。
みっともないに決まってる。

「…恥ずかしい?おかしなことを―――こんなに美しいのに何を隠すことがある?」
「へい、」

小犬の気配が消え、狼に変わり。
退きかけた足を掴まれ、手が這いのぼる。
足首から脹脛、さらにその先へ。
まるで別の生き物のようなそれは、香油の上を滑らかにすべり内腿の奥にほの見える魅惑の場所を目指し始めた。

「んふっ、」
「ああ…良い眺めだ。」

湯の中に屈む黎翔。
対する夕鈴は湯船の縁に立ったままなすすべもなく夫の手指に暴かれていく。

「んあっ、あっ、やだ、まだお湯、に、」
「うん、あとでいっぱい洗ってあげるね。」

早く湯に浸かれと先ほどまで急かされていたような気がするが、もうよく分からない。
とりあえず分かることは、黎翔がこの上なく嬉しそうな事と。

「この香油もなかなかいいね。よく滑る。」
「んくっ、」

ぐっと力のこもった指先が目的の場所を押し開いていくこと。
ぴちゃ。
淫らな音がした。

「夕鈴、もう少しいい?」
「ふ、え?」

返事をする間もなく秘所に侵入する長い指。

「っ!」
「ナカ、熱い。」

真下から、掻き分けるように。
一本、また一本と指が増えていく。

「あ、あ、あああ、」
「もっと悦くなるよ。」

三本の指がバラバラに動き出し肉襞を抉り出した。

「ああああっ!」

ガクガクと膝が揺れ腰が跳ねる。
そのたびに深く挿入される指。
悲鳴を上げる夕鈴を満足げに見上げ。
黎翔は妖艶に笑い彼女の秘所に吸い付いた。

「やーーーーっ!」

ナカを蹂躙する指と、花芽を吸い上げ転がす舌。
立ったまま脚を捕らえられ逃げ場のないまま快楽を与え続けられる。
幾度も襲い来る絶頂に夕鈴はひたすら耐えた。

「ひ、んっ!」

ぷちゅっ、と蜜が噴き出す。
もう何度目かのそれ。
秘所から伝う蜜が膝にまで届くころ、ようやく黎翔の頭が離れた。

「ん…ふぅ、はっ、」
「いっぱい達した?」
「ん。」

こくりと頷けば抱き上げられて湯船へ。
そう言えばまだ湯に浸かっていなかったのだと思った瞬間、太くて硬い、熱いものに貫かれて。

「あーーーーっ、陛下ぁっ!」
「ごめんっ、限界。」

予告なしの衝撃。
頭が真っ白になり火花が散る。
正面からの座位。
腰を抱きかかえられ最奥を何度も突かれて気が狂うほどの快楽に襲われる。
寄せては帰す波のような絶頂に声を枯らしながら。
ふと。違和感を覚えた。

「へいか、なんか、私、」
「あ、気づいた?」

ぴたりと黎翔の動きが止まり、突き上げていた腰の動きがゆっくりと回るそれに変わる。

「あ、あ、んんっ。」
「もっと欲しいでしょ。」

そう。
こんな風に全てを暴かれるような営みは、初めてなのに。
恐怖よりも愛しさが。
羞恥よりも快楽が勝るのだ。

「飲み物にね、夕鈴が正直になれる薬を少しだけ混ぜたんだ。」
「あの…お茶っ、あ、あんっ、やだもっと、」
「もっと…なに?大丈夫、薬のせいだから…なんでも言っていいんだよ。」

焦らすように腰を使う黎翔にも実は余裕などなく。
滅茶苦茶に犯したい衝動を必死に堪えて奥歯を噛む。
今にも爆ぜそうなほど膨らみ切った怒張が夕鈴の肉襞を擦り上げ。
彼女の理性を奪い去る。

「も、もっと…奥まで、いっぱい突いてぇっ、ぐちゅぐちゅってしてっ!」
「―――望むところ…だっ!」

ようやく叶った新婚夫婦の甘い一夜。
すれ違いの向こうにあるものは、きっと。
二人だけの、秘密の夜。

夢の香   
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  混濁

C.O.M.M.E.N.T

楽しかった~~~

終わりましたね~~お疲れ様でした!!
そしてお誘いいただきありがとうございました。

こんな楽しい企画にお誘い頂いたとき、
感激のあまり、足が浮いておりました・・・・(笑)
ハハハ~~

スッゴク楽しくて、正直終わらせるのが勿体無くて・・・・。
またネタが出来ましたら、コラボしてくださいませ~~。


そして最後、Rに持っていかせたのは
私が煽ったからですっっ!!!!

あささん、ごめんなさい~~
でも美味しかった!!!です。




2016/05/09 (Mon) 16:29 | 瓔悠 #- | URL | 編集 | 返信

NoTitle

終わっちゃいましたね(´∇`)
お2人のリレー楽しかったです♪
またこういうの読みたいです。
最後がRになったのはさすがです。どうやって終わるんだろうって思ってたので。本誌の陛下も絶対お風呂入りたいですよね。
ここで満たされたので良かったのかな(^_^;

2016/05/09 (Mon) 21:19 | まるねこ #- | URL | 編集 | 返信

瓔悠さまへ

いやいや、こちらこそ。
ふと思いついた企画に乗ってくれてありがとうございました。
「ここがいいよね、あそこがいいよね、」とおしゃべりをするノリでSS書けたらいいなあと思って始めたこのリレー。
無事最後までたどり着けてよかったよかった!
それにしても。
瓔悠さまのピュアな夕鈴に比して私の陛下がアレな事ったら(笑)
まあ、いつも通りと言うことでご容赦を!

またお付き合いくださいねー!←

2016/05/09 (Mon) 21:44 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

まるねこ様へ

そうなんですよ。
オチを打ち合わせていたら、こんな事に!
さて、まるねこ様。
Rで終わってさすがとは。
そこのところを是非突っ込ませて頂きたく。
ねえねえ。
さすがって?!←自業自得だ

2016/05/09 (Mon) 21:47 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

NoTitle

えっ!?ヾ(◎o◎,,;)ノぁゎゎ
いや、皆が望む終わり方を知ってらっしゃると(^^;)

2016/05/10 (Tue) 04:07 | まるねこ #- | URL | 編集 | 返信

まるねこ様へ

あわあわなさってらっしゃる…。
なんて可愛らしい(#^.^#)
私の脳内陛下、湯殿にこだわり過ぎ。
でも皆様お好きですものね、あーる。(笑)
よかったよかった←

2016/05/10 (Tue) 08:05 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

あわわ、可愛い陛下がたまりません!

あらら、まだ、日が高かったです)^o^(ご馳走さまでア~ル!

2016/05/20 (Fri) 15:14 | ありあ #- | URL | 編集 | 返信

ありあ様へ

輝く太陽の下で、あーる。
いやいや、ねぇ。←なに

美味しく頂いて下さいませ。(笑)

2016/05/23 (Mon) 22:53 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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