2016_04
27
(Wed)21:33

すれ違いの向こうには 3 黎翔


こんばんは。
今朝目覚めたら今日の負けが決まっておりました。(笑)
次は頑張ろう!

さて。
脳内の陛下が良からぬことを始めました。
取り押さえるのに必死です。
本誌から離れていかないで、陛下!←

お付き合い頂ければ幸いです。


「すれ違いの向こうには」夕鈴Ver.はこちら(「翡翠の煌めき、瑠璃の夢」様にジャンプします)


【LaLa6月号第81話ネタバレSS 】
《すれ違いの向こうには 3 黎翔》

かつん。
執務室の窓辺で鳴る、微かな音。
浩大の知らせだ。

「寄越せ。」
「はいはい。」

うんざりとした顔の李順から紙片をひったくる。

「お妃様のご様子は、いかがですか?」
「……。」

言うべきか、言わざるべきか。
お妃教育講師を睨み付けた。

「お前は知らなくていい!」
「…木にでも登られましたか。」
「っ。」

流石だな、李順。
ある意味私より彼女を理解している。
――――殺るか。

「申し上げておきますが、私が炎波の方々を抑えているんですよ?」
「そうだったか。」

そうだった。
戻らぬ朱音を案じた炎波のやつらを口八丁で黙らせているのはこいつだ。

「まあ、今回の『妃にあるまじき振る舞い』は大目に見ます。ご安心を。」
「賢明だ。」

額に手をあてため息をつく李順に笑いかけてやると、嫌そうな顔。

「全く、本当に手のかかる…扱い辛い事この上ない賓客ですね。」
「迷惑をかけられただけの見返りを求めても罰は当たるまいな。」

にやり、と嗤う狼。
その側近は涼しい顔で書付を取り出す。

「調べによりますと、炎波国国王はやはり健康に問題があり彼の国の跡継ぎは――――」
「そちらはお前に任せる。」
「はあ?!」

あっさりと体を変えた狼陛下は素早く立ち上がった。

「私は後宮に行く!」
「なぜ?!」
「そっちは任せたよ、李順!」
「陛下―!」

意気揚々と後宮へ向かう、黎翔。

―――夕鈴に会って、それから…。

ウキウキと何事かを企む彼を、李順の呆れ顔が見送った。

C.O.M.M.E.N.T

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