2016_02
14
(Sun)10:54

甘味 後編


家族が集まる休日のリビングからこんにちは。
あさ、です。←おいこら

すいませんさすがにこの環境でR18は書けませんでした。
明日以降がんばります。たぶんきっとおそらく。

では!
これから次女を塾へお迎えに行かねばならないので!
またいつか!!←逃げた



【設定 原作沿い 本誌ネタバレ注意】
《甘味 後編》


「ど、どうぞ。」
「うん、ありがとう。」

どこかぎくしゃくした様子の国王夫婦。
侍女たちは彼らを気遣いながらもそっと退出し、広い部屋には二人きり。
昨夜の諍いを引きずったままの黎翔と夕鈴は、互いの距離を測りかねていた。

「…あの、お茶菓子、お好みに合いませんか?」
「あ、ごめんね。頂きます。」

真っ白な小皿にちょこんと乗せられた茶色のそれを黎翔は慌てて口に含む。

「……!」

美味しい。
舌で転がすうちに蕩けだす濃厚な甘味。
ふわりと広がる異国の酒の風味と相まって、黎翔は思わず目を閉じた。

「美味しい…。」

素直に感想を述べる。
昨夜からずっと張りつめ続けていた心が菓子と一緒に溶けていくようた。

「よかった!」

飛び跳ねるようにして喜ぶ夕鈴。
そのほっとした様子と少しだけ潤んだ瞳に、黎翔はふと李順の言葉を思い出した。

『夕鈴殿が今回の炎波来訪についてどう思われるか、を話しているのです。』

―――私は、バカだな。

私の立場は彼女に強いるものが多すぎる、と。
自分でそう言ったくせに、彼女の優しさに甘えてそれを忘れていた。

「あのさ……ごめんね、夕鈴。僕昨日はちょっと言い過ぎた。」

広い広い後宮に、独りきり。
王宮には彼女を認めぬものが未だ多く、後宮とて完全とは言えない。
そんな中での、炎波の王女。
認めたくはないが正妃たる条件をすべて兼ね備えている女が突然やってきて、夕鈴が平静でいられるはずなどないのだ。
だって、夕鈴は。
―――僕を、愛しているから。

「私の方こそ、勝手に…ごめんなさい、陛下。」
「謝るのは、私だ。ごめんね、夕鈴…お詫びに受け取ってくれる?」
「あ、この花!」
「食べられるんだよね?」
「はい!」

ふわりと体が宙に浮き、夕鈴の目が丸くなる。

「このチョコレートとこのお花。君と一緒に食べたら美味しいと思わない?」
「は、はい…?」

これから始まるのは、狼陛下の『お詫び』の時間。
甘い甘い、夫婦の時間。
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2016/02/14 (Sun) 11:04 | # | | 編集 | 返信

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2016/02/14 (Sun) 13:57 | # | | 編集 | 返信

あい様へ

拍手一番、ありがとうございます~。
もうバレンタイン終わっちゃいましたが、続きをUPしました。
もし宜しければ!

2016/02/16 (Tue) 10:01 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

くみ様へ

お久しぶりでございます。
ご連絡ありがとうございました!
近々確認いたしますね。
春コミ後の通販、のんびりお待ちくださいませ。

陛下に待てをさせすぎて、がっつりRになりませんでした…。

2016/02/16 (Tue) 10:05 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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