2016_01
25
(Mon)22:59

闇夜の覚悟


こんばんは。
あさ、です。

コメントへのご返信が滞っておりまして申し訳ございません。
通販関係で急ぎの案件を優先させて頂いておりますごめんなさい。
ちょっと、時間がなくてですね。
いや、主な理由は私の無茶なスケジュール管理にあるのですが。←やめろ

そんな中(どんなだ)でもSSを書いてしまう私をお許しください。
制限時間15分一発書き。
色々目を瞑って下さる皆様の温かさに支えられてのSS書きです!

では、もし宜しければ。



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《闇夜の覚悟》



「……。」
「気付いた?」

丑三つ時。
生あるもの全てが眠る、この時刻は。

「数は。」
「三名様。」

招かざる客が、よく現れる。
黎翔は傍らで眠る妻を起こさぬよう、するりと寝台から滑り出た。
その手には早くも剣があり、浩大は苦笑を禁じ得ない。

「新婚夫婦の閨に物騒なもの持ち込んで……お妃ちゃんが怖がらない?」
「彼女に気付かれないよう、隠してあるからな。」
「念の入ったことで。」

浩大の軽口より早く、鋼の擦れる音がして。
黎翔は舞うように剣を振るった。

「――――ひとつ。」

声も立てずに崩れ落ちる、命を飛ばした黒い影。

「ふたつ。」

ひゅんっ、と空を裂く音。
低いうめき声と共に、どさりと鈍い音がした。

「うるさいぞ、浩大。」
「はーい。」
「彼女が、起きてしまう。」

ふっ、と微笑んで黎翔は振り返る。
すぐ後ろにあるのは、二重の帳。
その向こうには寝台があり、その上には命よりも大切な存在が安らかな寝息を立てている。

するり、と。
黎翔の背に黒い影が張り付いて。
銀の刃を突き立てる。
だが。

「遅い。」

みしり、と骨が砕ける音。
刺客の手首があらぬ方を向き、彼のうめき声は咥内に突き込まれた黎翔の剣に吸い込まれる。

「――――お前で、最後だ。安心しろ、殺しはしない。」
「っ!」

にいっ、と嗤い。
狼陛下は道具に声を投げた。

「無粋を働いた客だ。丁重にもてなせ。」
「御意に。」

おどけた口調で返した隠密は、気の毒な侵入者に縄を食わせた。







きしっ。
柔らかく軋む寝台の音に、夕鈴はうっすらと目を開けた。

「陛下……?」
「あ、ごめんね。起こしちゃった?」

申し訳なさそうな黎翔の手には、盃があり。

「喉、渇いちゃって……夕鈴も飲む?」
「は、い。」

まだ情事の後の気怠さが残る身体を引きずるように起こして、夕鈴は盃を受け取った。

「?」

だが、その中は空っぽで。
どうしたのかと顔を上げれば目の前には妖しく揺らめく狼の瞳。

「んぅっ、」
「……。」

あっという間に唇を塞がれ、ぬるりとした分厚い舌が入り込んできた。

「っ、ん……ん、」

冷たい水と、熱い舌。
相反する感触に翻弄されながら、夕鈴はゆっくりと目を閉じる。

「ふ、ぁっ……あ、」
「夕鈴……。」

ほのかに香る血のそれに。
盃を持つ手とは別のそれがするりと隠した鋼の音に。
気付かぬふりをして、目を閉じる。

「陛下……怪我、してない?」

ぴくり、と止まる黎翔の手。
その手を引き寄せ夕鈴は笑む。

「このまま、抱いて?」
「……うん。ありがとう。」


この人が。
どれほど血にまみれていようとも。
どれほどの罪を犯そうとも。

「陛下が、好き。」
「夕鈴―――。」

私はこの人の、花嫁でいたいから。



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C.O.M.M.E.N.T

あさ様の一発書き素敵です!
今朝読んで1日仕事頑張れましたぁ(*≧∀≦*)
そして帰宅してからコメ書き(←オイ)

本誌を今日GETして帰宅したので、これから…ふふふっ

明日は我が家のチビ陛下が、保育園の発表会なので、夜更かししなぃ程度に読み更けよーと思います(笑)

2016/01/27 (Wed) 18:50 | いち #- | URL | 編集 | 返信

いち様へ

発表会、いかがでしたか?
一生懸命な姿に感動しますよね。

一発書き、楽しんでいただけてよかった!
私も楽しく書きました~。

2016/01/30 (Sat) 13:03 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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