2015_11
10
(Tue)21:15

好物


こんばんは。
あさ、です。

風邪が喉に到達。
血が出てますよ、血。
うがいの度に吐血してるみたいでなんか凄い。
とうとう声が出にくくなってきたのですが、明日の仕事大丈夫かな。
電話とらないようにしよう。←仕事しろ

話は変わりますが。
収穫の秋!
子ども達と義父が拾ってきてくれた秋の味覚をネタにSSを書いてみました。
美味しかった!




【設定 全部】
《好物》


「…夕鈴危ない、隠れてっ!」
「っ!」

強い力で頭を押さえられて木立の陰に倒れ込む。
横倒しに近い形で地面に飛び込んだのに、ほとんど痛みは感じなかった。

「あいたた、大丈夫?夕鈴。」
「ちょ、陛下何してんですかっ!」

痛みを感じなかったのは黎翔が身代わりになってくれたからだと気づいて夕鈴は慌てた。

「やだ、もう…っ。」
「え、痛くない、痛くないよ!」

じわり、と涙をにじませた茶色の瞳に今度は黎翔が慌てる。

「ほ、ほらっ!どこもケガしてないし、衣装だって汚れてないし!」
「…ほんとに?」
「うんっ、ほんとほんと!」

ぶんぶんと腕を振り回して無事を主張する狼陛下。
夕鈴は少しほっとしたように微笑んだ。

「よかった~。でも、無茶はやめてくださいね?」
「うん。」

――――君を庇うことが『無茶』ならやめる気はないけどね。

腹の中とは真逆の返事をする嘘つき狼。

「じゃあ、行きましょう!」
「うんっ。」

その言葉を真に受ける心優しい素直な兎。

「誰もいないといいなぁ…厨。」

大事に胸に抱えた袋に目をやり、夫の手をぎゅっと握った。




ひたひたと進む狼と兎。
ここは後宮。
その主たる二人が人目をはばかり進んでいく姿はどこか滑稽なのだが。

「…大丈夫そうです、陛下。」
「よし、いくよ。」

彼らは大真面目だ。

夕鈴はささっと厨に駆け込み鉄鍋を掴んだ。

「火を!」
「わかった!」

阿吽の呼吸で竈を熾す黎翔。

「陛下お妃ちゃん、早くっ。」

入り口を見張る浩大からは、緊迫感が漂う。

「夕鈴、まだか?」
「っ、あと少し…!」

ぱちぱちっと小気味よく爆ぜる音がして。
香ばしい匂いが辺りに満ちる。

「やばい、陛下っ、来た!」
「ちっ、早いな。」
「出来ました陛下!」
「でかした夕鈴!」
「きゃぁっ!」

何やらをいれた小鉢を手に持った夕鈴ごと、抱き上げて。
厨から走り出た狼は、風のように姿を消した。

「ちょ、陛下、速っ、」

同じく走り出した隠密。
だがその足は虚しく空を掻くばかり。

「…へーいーかー…おきさきさまー?」
「…李順さん…おれは陛下でもないしお妃ちゃんでもないよー?」

だらだらと汗をかく優秀な道具をぷらりとぶら下げて。

「行き先くらいは知ってるでしょう…?」
「あー…」

側近の唇がにいっ、と弧を描く。

「昼休憩はとっくに終わったんですよ。」
「うん、そうみたいだね。」
「侍女に聞いたところ、どうやらお妃様は不思議なものを手に入れられたご様子。」
「不思議…まぁ、お妃様が喜んで集めるものじゃあないよなぁ、確かに。」

くすくすと笑う浩大。

「…陛下のお好きな『あれ』ですか。」
「まあね。」
「まったく、国王陛下ともあろうお方が…。」

くすっ、と笑った李順の手が緩んだすきに浩大の体が宙を舞う。
すとん、と樹上に跳んで。
とんとん、と樹皮を叩いた。

「立派な樹だろ?」
「ええ、見事な椎ですね。」

がさっと浩大が枝を揺すれば、ばらばらと実が落ちる。
つやつやのそれはまるまるとして、可愛らしい。


『李順!ほら、たくさんあるぞ。お前も食え!』
『黎翔様、いくらお好きだからと言ってもそんなに召し上がってはお腹を壊しますよ。』


「――――昔っから、本当にお好きでしたよねぇ。」
「だよね。どうやらお妃ちゃんも好きらしいよ?」
「…まったく、正妃ともあろうお方が…。」
「似たもの夫婦だねっ。」

まだ微かに残る、木の実の香。
それを辿っていけば二人を見つけるのはきっと造作もない。
だがそれをするのは、無粋と言うもの。

「陛下に、一刻後にお迎えに上がるとお伝えを。」
「了解。」

さくっと草を踏んで去っていく李順。
浩大は、樹上から。
少し離れた木陰で楽しげに語らう夫婦を見守る。


夕鈴の膝の上には小鉢に持った椎の実。
パリパリの皮を剥いて白い実を黎翔の口に運ぶ。
桜色に染まった彼女の頬を愛おしむように撫でながら、柔らかな膝を枕にして。

「指は食べなくていいんですっ。」
「えー、甘いのに。」

黎翔は蕩けるように、笑う。

「さ、もうひとつどうぞ…って、だから指はっ。」
「美味しい夕鈴が悪い。」
「もうっ!」

白陽国の、ある秋の。
穏やかな昼下がりの出来事。


☆しまった膝の上に小鉢と狼載せちゃった。夕鈴の身幅じゃ無理ですね!あはははははは。←逃げ

C.O.M.M.E.N.T

おはようございます、あさ様、ダメですよ。
いくら仕事でもそんな状態で出勤したら。
また、ぶり返しちゃいますよー。って、休めないのかなあ。
椎の実、食べたことありません。
多分、見た事もない(笑)
ドングリならあるんだけど、どれが椎の実かわからないです。ひとくくりにドングリ←
クヌギならわかるんだけど。
コソコソしてる可愛いお二人。
いいなぁ。ほっこり致しました。
どうか、お大事にして下さいませね。

2015/11/11 (Wed) 06:58 | くみ #17ClnxRY | URL | 編集 | 返信

くみ様へ

おはようございます。
椎の実は、少し尖ってるんですよー。
煎ると美味しいの。
アーモンドみたいな味です。

喉はガラガラですが、熱は下がった!
今日お仕事したら明日はおやすみなので頑張ってまいります!
ありがとうございます〜。

2015/11/11 (Wed) 07:57 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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2015/11/11 (Wed) 11:23 | # | | 編集 | 返信

へぇ~椎の実…解らないわ~…いい年ナノにね(笑)
向日葵の種は美味しい♡←関係ナイ!

吐血!ヤバいヤバい!!電話鳴ったら、さら~っとどこかに消えましょう(笑)私は貧血に因る頭痛が致します(笑)でも!この土日は部活停止期間の為(定期テスト)だらけるゾーww

2015/11/11 (Wed) 11:43 | 行 #jxT87rSU | URL | 編集 | 返信

こんにちは~( ´ ▽ ` )ノ

今年の風邪は、少なくとも私は、ひと月ほどずーっと咳が残ってますよぅ!熱→鼻詰まり→喉ガラガラ→咳⬅️今ココ、って感じです(´・_・`)お気を付けて!

椎の実!美味しいですよね♡子供の頃は生で食べてた記憶が…(^^;
太宰府天満宮のお正月の出店で、炒った椎の実売ってるの見たことあります!ちょびっとですんごく高いの!買って食べるものだと初めて知りました(ΦДΦ)

外遊びの時の秋のオヤツですよね~(∩´∀`∩)

2015/11/11 (Wed) 17:18 | RON #- | URL | 編集 | 返信

No title

こんばんは〜(^^♪

大丈夫ですか~?!
血、血が出てるですって~?!
御身体大事にしてくださいよ?
あさ様が寝込んでしまったら可愛いネコ達が!←そこか?

ほのぼの似たもの夫婦♡
椎の実、見たことない、かな?
小さいのかしら??

2015/11/11 (Wed) 17:46 | ふじ兎 #- | URL | 編集 | 返信

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2015/11/12 (Thu) 17:37 | # | | 編集 | 返信

あい様へ

このあと、そのまま兎を食べるから…。←言い訳

お見舞いのお言葉ありがとうございます。
早く治んないかなぁ。

2015/11/12 (Thu) 18:12 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

行さまへ

貧血大丈夫ですか?
辛いですよね。
土日、たまには休んでくださいね!

2015/11/12 (Thu) 18:14 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

RON様へ

え。
椎の実って売ってるの…?びっくり。
太宰府天満宮の椎の実を食べたら頭よくなんないかしら。
そしたら原稿もすらすらと…。

順調に咳に移行中です。あいたたた。

2015/11/12 (Thu) 18:15 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

ふじ兎さまへ

猫抱っこして寝てます。
蒼です。
ごろごろごろごろごろごろ、ってエンドレスでふみふみされてます。
可愛いけど、可愛いけど。
…重い。(笑)

椎の実、小さめですよ。
どんぐりがやせた感じです。

2015/11/12 (Thu) 18:17 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

かざね様へ

ありがとうございます。
リンク!
是非!
わーい!
実は以前のブログから存じ上げておりました。
恥ずかしくてリンクのお願いを言い出せなかったのは私です。
こちらからもお願いに伺いますね!

2015/11/12 (Thu) 18:20 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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2015/11/13 (Fri) 19:45 | # | | 編集 | 返信

かざね様へ

リンク、ありがとうございます。
嬉しいのは私の方です。
粗相のないよう、がんばりますね!←なにを

私もまたお邪魔させていただきます♪

2015/11/13 (Fri) 22:17 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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