2015_10
22
(Thu)17:43

春の夢

書けない病発症中です。

ぐだぐた愚痴っていたら、お友達がネタを提供してくれました。
感謝。

きめ細やかに書けない私。
ニュアンスで読んでください!←
諸々お許し下さる方のみお進みください。
いや、ほんと。
ちゃんと書こうよ、私…。

微妙に死ネタです!
お気をつけてー!!
お子様オリキャラも少しでます!



【設定 色々(死ネタ・未来・オリキャラとか)】←ちゃんと書け
《春の夢》


鉛のような体。
瞼を持ち上げるのがやっとだ。

「父上っ、父上!」
「お父様っ!」

なんだお前たち、うるさいぞ。
そう言ってやりたいのだが、思うように声が出ない。

「……う、」
「父上っ!」

だから、うるさいぞ清翔。

「る、さ、」
「お父様!」

桜花。
お前の声は母上にそっくりだ。

――――夕鈴、夕鈴。

……か、へい……

ああ、夕鈴。

「迎えに来て、くれたの?」

……陛下。

ふわっ、と。
夢にまで見た君の香に包まれた。


体が、軽い。
手が自然と動き、懐かしい温もりを探し当てる。

「陛、下。」
「夕鈴。」

ああ、君だ。
震える指先で頬に触れ、優しく微笑む夕鈴を見つめる。

会いたかった。

「僕頑張ったんだよ。」
「はい、存じ上げてますよ、陛下。」

君が逝ってしまってから、もう何年も何年も。
今度君に会った時に叱られないように。
子ども達の幸せな姿を報告できるように。
君が愛したすべてを守ってきたんだ。
だから、もう。

「僕も、そっちに行っていいよね?」

縋るようにそう言った僕を、困ったように見つめ返す茶色の瞳。

「……だめ?」
「だめ、じゃないです……でも、」
「でも?」
「ふふ、内緒、です。」

ふっ、と景色が暗転して。

「夕鈴?!」

僕の意識がどこかに飛んだ。







「……か、へいか、陛下っ。」
「う……」

うるさい。

そう言いたいのに声が出ない。

「起きてください、陛下。」

なんだ、李順。
せっかくいい夢を見ていたのに。

「……るさい、」

あれ?
どんな夢だったっけ。
なんだかいい匂いの、あったかい夢。

「うるさいぞ、李順。」

お前のせいで夢の内容を忘れたじゃないか。

むっとした僕に手巾が差し出される。

「なんだ?」
「なんだじゃありません、とにかくそのお顔をどうにかなさってください。」
「え?」

何のことかと頬に手をやると、冷たい感触。
なんだ、これは。
濡れて……涙、か?

「何で泣いてるの、僕。」
「こちらが伺いたいですよ。」

ぶつぶつと文句を言う側近。
黙って顔を拭いて手巾を返す。

「では、参りましょうか。」
「え、どこへ?」
「先日お話しした『臨時花嫁』との謁見ですよっ!」

――――臨時、花嫁。

「下級役人の娘で、名は……」
「……汀、夕鈴。」
「おや、覚えておいででしたか。」

ぱんっ、と頭の中で何かがはじける音がする。
暖かなものが胸に満ちて、知らず笑みが浮かぶ。

ゆうりん。
夕、鈴。


『……だめ?』
『だめ、じゃないです……でも、』
『でも?』
『ふふ、内緒、です。』


渡る風が楽しげな音を立てて木々を揺すり。
空を流れる雲が緩やかに笑う。

忘れる、ものか。

「なるほど、こういう事。」

呟き小さく笑うと、訝しむ李順。

「どうなさいました?」
「いや、なんでもない。」

促されるまま椅子に座れば君がやってくる。

「ええ、ですから、一か月間この後宮でお務め頂きたいのですよ、汀夕鈴殿。」

青ざめた顔。

「国王陛下の臨時の花嫁として。」

ぶるぶると可愛らしく震える兎に、つい意地悪がしたくなる。

「…なんだ、手を出してはいかんのか?」

びくびくしながら退出していく夕鈴。

僕の愛らしい兎。
あの、泣きたくなるほど幸せな『夢』は。
君と築くこれからの未来。

「彼女にはそれ、ばれないで下さいよ?!」
「えー。」

寛いだふうを装って李順との会話を続ける。
近づいてくる、君の気配。

「あー、ごめーん、りじゅんー、お嫁さんまだいたよー。」

近づいてくる、僕の春。

さあ始めよう、夕鈴。
この春の行く先を。
ふたりで。


C.O.M.M.E.N.T

なんか、夕鈴と陛下の運命を感じました(///ω///)

私、あさ様の作品大好きです(≧∇≦)
生活の糧なんですよ、本当に。

2015/10/22 (Thu) 18:14 | なおかざ #- | URL | 編集 | 返信

はぁ~~
一気読みしました!!

もう最高です!!
あの時の感覚を思い出しました。

さすがは、あささん!
私ではこうはなりませんですわ。


夕鈴と陛下。
素敵な・・・輝く未来を紡いでいく。
ずっと、遥か先まで。
そう願うのは、私だけでしょうか?!

読了して味わうこの爽快感を胸に、私も頑張ります(←って何を?って感じですが・・・)


有り難うございました~~

やっぱいいなぁ~あささんのお話・・・。

2015/10/22 (Thu) 18:42 | 瓔悠 #- | URL | 編集 | 返信

┃q・ω・∪ こんばんは♪

陛下が夕鈴との約束を守りきり、やっと夕鈴の元へ逝けるお話かと思ったら、陛下がこの先の幸せを夕鈴と共に築いていこうとするための夢だったとは。

こんなお話も素敵です♡(´艸`//)ウマウマ

2015/10/22 (Thu) 19:29 | 桃月 #- | URL | 編集 | 返信

はうわぁ~♡←ナンテ脱力感w

あさ様のほんわかとした幸せな描写…コレよ、コレ!!

死ネタ?…お上手な変換デスコト(笑)。

うわぁぁぁ(゚Д゚)←イミフ

2015/10/22 (Thu) 19:33 | 行 #jxT87rSU | URL | 編集 | 返信

こんばんは~( ´ ▽ ` )ノ

しみじみと浸る秋…(*´ω`*)ほわぁ~

未来の夢だったんですね…。

全て陛下の計画通り、っと…φ(-ω-`)メモメモ

2015/10/22 (Thu) 21:00 | RON #- | URL | 編集 | 返信

いや~んもう素敵だぁ!
これで書けない病ですか?
信じられませ~ん(書けない私がナニを言う)

いいなぁ、私も↑の皆様方と同じで
あさ様のお話が好き。

2015/10/22 (Thu) 21:16 | くみ #17ClnxRY | URL | 編集 | 返信

初めまして、あさ様。私もあさ様のお話しが生活の糧です。以前、陛下が夕鈴の養生の為に下町の実家から王宮への通勤している時の生活が知りたいです。きっと陛下にとって、初めての事ばかりで面白いかも。

久々に朝さまのお話が読めて幸せです(●´A` ●)
2人の出会い、懐かしいですね!
今はラブラブ新婚夫婦♡
明日の本誌発売日が楽しみですねぇ!

2015/10/22 (Thu) 21:40 | 理桜 #- | URL | 編集 | 返信

いつも徘徊しております(笑)

更新お待ちしてました!(*´∀`*)ノ


これで書けない病なんですか?こんなに素敵なお話なのに。
2人の出会いはやっぱり運命だったんですね~
( ´艸`)

お陰様で今日一日頑張れそうですp(^-^)q

2015/10/23 (Fri) 08:25 | mina #- | URL | 編集 | 返信

なおかざ様へ

お友達との会話の中で生まれたネタでして。
ほんとはもっと萌え萌えなネタだったんですよ?
恐るべし、書けない病。

こんなブログでこんな管理人でこんなSSしかありませんが、好きとおっしゃって頂けると嬉しいです。
ありがとうございます。

2015/10/23 (Fri) 09:04 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

瓔悠さまへ

なんだこのSS。(猛省中)
全然元ネタと違うよこれ。
だめだこりゃ。
せっかくの萌えネタをこんなにしちゃってごめんよぅ。

うわー、落ち込む。
なんだこれ。

2015/10/23 (Fri) 09:06 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

桃月さまへ

おはようございます。

本当はもっともっと素敵なお話しだったんですよ!
捻じ曲げた私のバカ。

でも、少しでも楽しんでいただけましたら望外の喜びです。

2015/10/23 (Fri) 09:09 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

行さまへ

おほめ頂き光栄です…。

うわぁぁぁぁ←意味不明

2015/10/23 (Fri) 09:11 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

RON様へ

ほら、第一話で陛下ったら夕鈴の気配に気付かなかったじゃないですか。
それがこんな理由で、だったら楽しいなぁ、なんて。

…だめだ、書けない。ううう。

2015/10/23 (Fri) 09:12 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

くみ様へ

いや、本気でだめです。
書けない。

さすがにもう書ききったんじゃないかと思ってます。
あとはブログの整理を頑張りなさいと誰かに言われているのかもしれません。
大人しくリンク切れ修正作業頑張ります。

2015/10/23 (Fri) 09:14 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

トットマルのママ様へ

初めまして。
あさ、と申します。
こんなSSですが読んでくださってありがとうございます。

…ありましたね、陛下が王宮に通勤するSS。確かにどんな生活だったのか、気になります。(笑)

2015/10/23 (Fri) 09:16 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

理桜さまへ

懐かしいですよね!
一巻片手にSSを書いていたらいつの間にか読み耽ってました。(笑)

我が家は早売り地域じゃないので本誌発売は明日なのです。
早く読みたいですー。

2015/10/23 (Fri) 09:18 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

mina様へ

いつものお越し、ありがとうございます。(笑)

このSSは、元ネタがよかったんですよ。
本当はもっともっと萌え萌えなネタだったんですよ。
筆力及ばず。

書けない病、恐るべしです。

2015/10/23 (Fri) 09:20 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

ほわぁ~☆

ぜんぜん!
死ネタどころか!
ほわぁ~(〃^ー^〃)とする話しでした(*^^*)
いいな~☆
ほわぁ~と、ほのぼのとする~(*^^*)

2015/10/23 (Fri) 09:41 | ふじ兎 #- | URL | 編集 | 返信

ふじ兎さまへ

ほわ〜として頂けましたか。
よかった。
己の不甲斐なさを猛省中です。
もっと素敵なネタだったんですよ…

2015/10/23 (Fri) 13:38 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

とっで感動しました!
これを読むと全巻読み返してしまいます笑

2016/03/30 (Wed) 20:56 | うさき #- | URL | 編集 | 返信

うさき様へ

いや、それほどのものではっ。
友人との会話から生まれた妄想話です。
しかも、その会話からかけ離れていると言う。
私の記憶力はどうなっているのでしょう。
頑張れ海馬。

2016/03/30 (Wed) 22:31 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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