2015_09
08
(Tue)23:34

灯火の向日葵


こちらのSS。
「この世の春」内「未明の月」の続きが、「向日葵の休暇」になりまして。
その夜が、こちらの「灯火の向日葵」です。

ややこしくしてごめんなさい!
うささん、お誕生日おめでとうございます。←何度目
ダリ子さま、この度はお声がけありがとうございました。

あ。
微妙にR18です。
お気をつけてお進み下さいませ。




【本誌ネタバレ】
《灯火の向日葵》



「できた!」
「夕鈴、上手!」

ぱちぱちと手を叩く黎翔。
夕鈴は首の長い花器を見つめながら、それを使いこなすことが出来た充実感に浸っていた。

「難しかった~…。」
「お疲れさま。」

太い茎と大きな葉。
大輪の花に相応しい充実感に満ちたそれらは、夕鈴を手こずらせた。

「ちくちくしてて、固いし。大変でした。」
「花弁は柔らかいのにね。」

ぷつっ、と。
黄金色の花弁のひとひらが、黎翔の指に摘み上げられた。

「ほんと、そうですよね。」

そう言いながら、手を拭う夕鈴。

「…っ。」

急に立ち上がって。
黎翔は妻の手をそっと包み込んだ。

「え、」
「夕鈴、痛そうだ。」
「大丈夫です、これくらいどうってことありませんよ?」

ここの所ずっと勉強続きだった夕鈴。
唯一の気晴らしである掃除婦の仕事もお預けだったはずで。
主婦仕事をしている時にはどうということもなかった小さな棘が、兎の柔らかな指を苛めていた。

「でも…。」
「ほら、そんな事より。見てください陛下、とっても綺麗。」

寝室の灯りは、ひとつ。
常夜灯のみ。
橙色のそれは、向日葵とよく馴染み。
すらりと伸びた茎と、真夏の日を遺憾なく浴びた濃緑の葉と。
日輪の恩恵を集めた様な花弁とその中心にある未来への種子を宿す濃茶が、浮き上がる。

海のようにとろける寝台の掛け布。
そこに映る灯火の影は、これから起こることを予測させる淫靡さで。
それと真逆にある向日葵の無邪気なまでの無垢さが、黎翔を煽り立てた。

今朝はお預けだったから。
今夜は少し、いいよね。

狼の手が向日葵に触れて。

「ねえ、夕鈴…。」
「はい、陛下。」

兎の笑顔に、触れる。



「あ、やだ、脚、広げちゃいや…っ、」
「ひくひくしてる…ほら、こんなにとろとろ。」
「んぁっ、やうっ、だめ、そんなの、」
「ほら、向日葵がこちらを見てるよ。夕鈴のここ、奥まで見せてあげていい…?」
「やだっ、そこ…あ、んぁっ!」
「じゃあ、これをこうして…。」
「あ、挿れちゃ――――っ、ああああっ!」

翌日から。
夕鈴は向日葵を見る度に赤面する事になる。





☆何をした、陛下。



呟き   
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C.O.M.M.E.N.T

有り難う!何度も言うじぇ~\(^o^)/
もう陛下ったらこれをこうしたのねん/////(〃ω〃)←夕鈴が向日葵見れないってキャッ(*´艸`*)

御馳走様です~♪
素敵な物を有り難うございます♪

家宝にするよ!←嫌がるから止めなさい(゜゜;)\(--;)

2015/09/09 (Wed) 00:41 | 宇佐美 #- | URL | 編集 | 返信

おはようございます、って陛下!
何をナニしたの?
で、で、で?(笑)
宇佐美さま、お誕生日おめでとうございます。
遅すぎですが。

2015/09/09 (Wed) 08:44 | くみ #17ClnxRY | URL | 編集 | 返信

宇佐美さまへ

お誕生日おめでとうございました!←何度目

そう。
見えませんよね。
陛下ばっかり楽しんで、ずるい!←

2015/09/10 (Thu) 21:35 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

くみ様へ

あれですよあれ。
夕鈴があれになったんですよ。ふふ。

2015/09/10 (Thu) 21:36 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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