2015_08
30
(Sun)15:36

笑い声 2

続きを書いてみました。






新婚さん編。
R18です。
お気をつけてお進みを。




【設定 全ネタバレ妄想】
《笑い声2》



後宮。
たくさんの妃達を集める理由は、王家の血を増やすためだけではない。
貴族らに平等な機会を与え、要らぬ争いを防ぐと言う役割もある。
それ相反する形の現状。
その反動は当然、『唯一の妃』である夕鈴へ集中する。
従って、彼女を再度後宮に迎えるにあたっては安全面に細心の注意を払った。

『忘れてしまえ。』

身を切る思いをしてまで一度は手放した、彼女。
彼女の安全を、当たり前の幸せを望むのならば、あの選択は間違いではなかったと今でも思っている。
だが。

「お帰りなさいませ、陛下!」

腕の中に飛び込んできた、君。
再び手にした温もりを、愛しさを。

「ただいま、夕鈴。」

再度手放す事は、もう。

「口づけ、していい?」
「なっ、」

できなかった。

「…は、くるしっ、」
「んー、もう少し。」

くるっと丸まりながら逃げる舌を追いかける。
君がここにいる。
その証を追い求める。

「ん…っ!」
「力抜いて。」

素直に僕に身を任せる夕鈴。
襟を握りしめていた手から力が抜けて、一緒に膝もかくんと抜けて。
それを予期していた僕は、彼女を味わいながら寝台に向かった。

「やだ、陛下、まだ湯殿…。」
「あとから一緒に入ろう。」
「そう言う問題じゃな…いっ、んんっ、」

今日も忙しかった、夕鈴。
蘭瑶の『お妃教育』に張り付いていた李順から報告は受けている。
妃の存在意義、その価値を教える蘭瑶。
唯一の妃ともなれば外交の場に出ることも多くなる。
妃の立ち居振る舞いがその国の品位を図る基準となり、妃の装いがその国の文化を知らしめる。
―――董蘭瑶。
妖どもがひしめくかつての後宮にあって勝ち残るを得た、毒花。
後宮の闇や王宮の本当の姿なんか、夕鈴には教えたくなかった。
だけど君は、僕の唯一人の妃だから。
もう、知らないでは済まされない。

「どんな僕も、受け入れて…。」
「あっ、あ、陛下・・・っ、」

夕鈴が、僕を迎え入れる。
華奢な身体に過ぎる負荷だと承知はしていても、止められない。

「ふ、あ…っ!」
「く、うっ、」

帯を解くのももどかしいほど、愛しい。
乱暴に襟を押し開き、乳房を暴いて。
初心な身体を染め上げてゆく。

「ナカ、ぐちゅぐちゅ…。」
「あっ、あっ、気持ちいいっ、へいかぁっ、」

ひらひら揺れる裳裾。
そこから覗く真白い太腿。
僕を見上げる潤んだ瞳と、絡みついてくる細い腕。

「陛下もっ、気持ちいい?」
「…っ、いいっ!」

ああ、もう。
こんなに愛しい君をおいて、どうしてほかの女の元へなど通えよう。

無理。
絶対、無理。

「出すよっ、夕鈴っ!」
「あ、あーーーっ!」

狂ったように腰を使い、奥の奥へ注ぎ込み。
痛いほど絞り上げられて、うっとりと抱きしめ合って。

「…湯殿…。」
「うん、一緒に、ね。」

どちらからともなく、微笑み合う。

くすくすと、密やかな笑い声が。
幸せそうに、木霊する。



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C.O.M.M.E.N.T

幸せな陛下と夕鈴を拝して
おばちゃんも幸せです。
あさ様、ありがとう(o^^o)

2015/08/30 (Sun) 20:18 | くみ #17ClnxRY | URL | 編集 | 返信

くみ様へ

こちらこそ、楽しんで頂いてありがとうございます。

先行き難しいふたり。
切り開いて欲しいですね。

2015/08/31 (Mon) 08:05 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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