【LaLa10月号第73話ネタバレ妄想SS 夕鈴視点】
ラスト、夕鈴視点です。
最後の方、少々妄想が飛んでおります。
本誌発売日ならではの乱書き。
楽しかったです。
ありがとうございます。
最後の方、少々妄想が飛んでおります。
本誌発売日ならではの乱書き。
楽しかったです。
ありがとうございます。
【LaLa10月号第73話ネタバレ妄想SS 夕鈴視点】
本当の後宮も王宮もお妃様も、ぜんぶぜんぶ。
陛下を取り囲んできた全てを、私は知らない。
なんにも、わかってない。
それだけは、分かってるの。
*
私が愛した人は、この国の国王陛下。
陛下のそばにいたい。
陛下と一緒に『これから』を作りたい。
そのためには、私は。
「……誰から見ても立派なお妃様、に。」
ならなきゃいけない。
いや、なる。
生半可な覚悟で、私はここに居るんじゃない。
山と積まれた書籍も、課題も。
なかなか身につかない立ち居振る舞いも。
言葉遣いも、探り合いも。
あの、老師の本は別にして。
その他の事は全部全部、やり遂げてみせる。
陛下のそばにいるために。
陛下の迷惑にならないために。
そして。
陛下と未来を創るために。
だから。
「お願いがあるのですが!!」
ねえ、陛下。
お願いがあるの。
貴方に相応しい私になるための、お願いが。
「…で、何?お願いって。」
「あのですね…!」
私は『お妃様』になってみせる。
誰から見ても恥ずかしくない『お妃様』に。
知性教養、品格のある女性。
家柄だけはどうしようもないけれど、あとは努力次第でなんとかなる。
根性だけはあるの。
だから、絶対!
『本物』になってみせる。
絶対、必ず。
陛下の隣に立つ、妃になって。
貴方とこの先の未来を紡ぐの。
――――とくん。
貴方の、ために。
私の、ために。
この、小さな命の為に。
本当の後宮も王宮もお妃様も、ぜんぶぜんぶ。
陛下を取り囲んできた全てを、私は知らない。
なんにも、わかってない。
それだけは、分かってるの。
*
私が愛した人は、この国の国王陛下。
陛下のそばにいたい。
陛下と一緒に『これから』を作りたい。
そのためには、私は。
「……誰から見ても立派なお妃様、に。」
ならなきゃいけない。
いや、なる。
生半可な覚悟で、私はここに居るんじゃない。
山と積まれた書籍も、課題も。
なかなか身につかない立ち居振る舞いも。
言葉遣いも、探り合いも。
あの、老師の本は別にして。
その他の事は全部全部、やり遂げてみせる。
陛下のそばにいるために。
陛下の迷惑にならないために。
そして。
陛下と未来を創るために。
だから。
「お願いがあるのですが!!」
ねえ、陛下。
お願いがあるの。
貴方に相応しい私になるための、お願いが。
「…で、何?お願いって。」
「あのですね…!」
私は『お妃様』になってみせる。
誰から見ても恥ずかしくない『お妃様』に。
知性教養、品格のある女性。
家柄だけはどうしようもないけれど、あとは努力次第でなんとかなる。
根性だけはあるの。
だから、絶対!
『本物』になってみせる。
絶対、必ず。
陛下の隣に立つ、妃になって。
貴方とこの先の未来を紡ぐの。
――――とくん。
貴方の、ために。
私の、ために。
この、小さな命の為に。