2015_08
14
(Fri)21:15

腕枕

こんにちは。
昨夜思うところがありいったん下げたのですが、まあいっかなと再度アップ致します。





こんばんは。
9連休の主人にお見送りをされて出勤した、あさです。
ニコニコ顔の主人。
家事は当然私です。
朝食のお皿(私が家を出る時にはまだ子ども達の一部が寝ていた)はそのまま保存。
ああ分かってたさ。お皿洗えない事くらい知っていたさ。
お洗濯を取り込んで畳むのは次女とちび陛下。
長女と長男(主人です)は何もできませんっていうか、しません。

……やれ。←笑わない笑顔で

余計なことはするくせに。
オフィスのインストールし直しとかするくせに。
んで、自分の目の前でこのUSBに入ってるword文書開けとか言うくせに。

どれがいい?
がっつり?それとも柔らかめ?
それともBL?
ああ、僅かながら健全もあるぞ。

開き直っても痛い事に変わりはありません。

明日はお祭りに行って参ります。
外出許可の代償は羞恥プレイか。
くそう、さすが我がダンナ。
やることが同じです。

そんな訳で半ばヤケで書いたSSですが、もし宜しければ。


……ああ、やられた。




【設定 夫婦】
《腕枕》


夕鈴は、腕枕が好き。
ほんの少し酔った時とか、疲れている時とか。
甘え上手になった夕鈴がおねだりするのはいつも、僕の腕枕。

「私が寝たら、腕抜いて下さいね?」
「うん。」

利き手の左は、君の為に温存して。
右腕だけが、兎からの頬ずりという栄に浴す。

「大丈夫だよ、安心して。」
「はい。」

夕鈴が怖がらない様に断りを入れて、鞘を払う。
鈍色に重い紅が混ざった鋼の、剣。

「これでいつでも振るえるから、ほんとに大丈夫。」
「……わがまま言って、ごめんなさい。」
「はは、これが我儘なら、この世は悪女ばかりだよ?」

可愛すぎるお嫁さんの耳元に優しく口付ける。
いつもなら真っ赤になる君が大人しくため息をつくのは、何かあった証拠。

「好きすぎてごめんね、夕鈴。」
「それは私の台詞です。」

ほうっ、と。
夕鈴が深く息を吐いた。





「腕枕、してもらっていいですか?」
「うんっ。」

ぱっ、と明るい顔を見せてくれる陛下。
私にそれを悟らせまいと、なにかに気づいた気配を消してくれる陛下。

あのね、陛下。
今日はとっても疲れたの。
柳大臣や氾大臣とは種類の違う人たちがね。
陛下のことを悪しざまに言ったの。
だから、私は噛みついて。
あの人たちはそれを待っていたかのように数で迫って来た。
バカね、ほんとに。

――――しっかりと記録させて頂いた。
――――後悔先に立たず、ですね。

方淵と水月さん、それに政務室の皆が防いでくれたけれど。
『お妃様』として彼らに対応していた私の怒りは収まらない。

だって。
私は。

「浩大っ、いる?!」
「いるよ。」
「ああ、もうっ!付き合って!」
「なに作るの?饅頭?」
「餃子っ!」

本当は、言い返してやりたかった。
陛下の悪口を言ったやつらをぶん殴ってやりたかった。

「お妃ちゃん、気合入ってんね。」
「ええっ!」

どんっ!
作業台に生地を打ち付け、涙を誤魔化す。

陛下は。
私なんかを愛したせいで、あんなことを言われる。

だんっ!

私は。
それでも陛下が大好きで。
何があろうが、誰に何を言われようが。

ばんっ!

気持ちは、変わらない。

「よし、出来たっ。」
「おお美味そう。」

薄く伸ばしてもコシのある皮で包まれた餃子は我ながら上出来。
でも、これは。
陛下には食べさせちゃいけない。

「全部飲み込むわよ、浩大。」
「了解、任せといて。」

いっぱいになったお腹が気持ちを落ち着けてくれたけど。
でも、やっぱり。
甘いものも欲しいから。

「腕枕、してもらっていいですか?」

貴方の香りに包まれて甘い夢を見させて欲しいの。




「ん……へい、」

もぞっ、と動く夕鈴。
痺れた右腕が幸せな悲鳴を上げている。
誰が何と言おうと、この腕を抜く気など無い。
感覚が失せようがなんだろうが、この右腕は夕鈴を掻き抱くためにあるのだ。

「ぎょう、ざ……」

え?

「へーかはたべちゃ、だめ……こ、だ、ぜんぶたべ、」

え。

がばっと身を起こせば愛らしい唇を半開きにして眠る夕鈴。
右腕の痺れなど一瞬で消えた黎翔が、必死に夕鈴を揺り起す。

「ねえ、夕鈴、餃子ってなに?何の話?」
「……へ、かは、たべちゃだめ。」

ふーん。
そう。

「浩大。」
「あー、美味かったです。」
「だろうな。明日の報告を楽しみにしている。」
「ハイ。」

さあ、夕鈴。
語らいの時間だよ。

「ん、なぁに……?」

もぞもぞと布団の中に潜り込む黎翔と、身を捩る夕鈴。

「餃子の代わりに兎を食べる。」
「ん、やだ、うでまくら、」
「……。」

かぷっ。
可愛い牙が狼の肌に噛り付いて。
何とも言えない幸福感が黎翔を襲う。

「――――可愛すぎるよ。」

すやすやと寝息を立て始めた夕鈴。
手も足も出なくなった狼の名残惜しげな、だが満足げな、呟きが。

「おやすみ、花嫁さん。」

優しい夜を、連れてくる。


C.O.M.M.E.N.T

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2015/08/15 (Sat) 22:16 | # | | 編集 | 返信

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2015/08/16 (Sun) 06:30 | # | | 編集 | 返信

Mii様へ

朝食。
焼きたてのお魚にお味噌汁。
自家製のお漬物と炊き立てのご飯。
ふかふかの卵焼き。
……。
毎朝なんてやってられないですよねぇ。←私だけ?
後片付けまでやっていたらばったばたですよね?←私だけ?

夏休み。
大きな子どもの存在感、半端ないです。



2015/08/16 (Sun) 15:30 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

くみ様へ

ああ、いいなぁ。
お米を仕掛けてくれるだなんて。
お皿洗ってくれるだなんて。
うちはあと10年くらい修業しなきゃ無理です。

作るはずだった本は、夏コミに合わせて通販をしようと思っていたものです。
現在その話は私の我儘により白紙に戻して頂いております。
ご迷惑をお掛けしてしまいました。

夏コミ、楽しかったですよ。
何がって、お喋りが。
直にお話しできる機会はイベントしかないですからねー。
素敵な御本もたくさんでした。


2015/08/16 (Sun) 15:34 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

オフ本白紙なんですか…(T_T)
寂しいですけどいつか出して頂けるといいな。
昨日このSSを読んで餃子が食べたくて仕方なく、
冷凍餃子を買ってきました←作れって
お祭りは確かに直接お話出来たりするから楽しいですね。
あさ様にもお会いしたかったです。

2015/08/16 (Sun) 18:01 | まるねこ #- | URL | 編集 | 返信

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2015/08/17 (Mon) 01:02 | # | | 編集 | 返信

まるねこ様へ

うちはチルド餃子です。←作れ
夏コミではすれ違いだったのでしょうか。
次に私が参加できるのは、春、かな?

本の件は、ご迷惑おかけして申し訳ありません。

2015/08/19 (Wed) 15:43 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

らぁ様へ

お久し振りでございます。
探し当てて下さりありがとうございます、らぁ様。

リンク切れがあり過ぎて目次も作れておりませんし、隠しSSへの誘導もできていないブログですが、
どうぞ宜しくお願い致します。

2015/08/19 (Wed) 15:48 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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