2015_07
31
(Fri)17:25

お妃様の安眠 前編

なかなか電車で座れず、帰路書いてみました。←
完全に一発書きですので、後ほど直しに上がります。

この続きはR18。
いつ書くのさ、私!(笑)
【設定 本誌ネタバレ妄想】
《お妃様の安眠 前編》


「ん…」
「お妃様、もう少しお休み下さいませ。」

あり得ない。
絶対、あり得ない。

「で、も、」
「さ、こちらの薬湯を。」

心配顔の侍女さんがくれたそれを口に運ぶ。
なんだか良い香りがする、お薬。

「ありがとうございます。もう夕刻ですよね、起きなくちゃ。」
「お妃様、ご無理は…」

慌てる侍女に笑いかけて、夕鈴は長椅子から身を起こした。
が。

「っ、あれ?」
「お妃様っ!」

かくんっ、と抜ける膝。
力が入らずへたり込む。

やだ。
まだダメなの?

情けなさと驚きに、涙が込み上げる。

「…ひっ、く、こんなの、いや…」

涙を拭おうと手を持ち上げることすら、辛い。
立てないし、腕も動かないし。
こんなんじゃ。
妃のお仕事、なんにもできない。

「お妃様、お妃様…」

子どものように泣き出した夕鈴を侍女たちが取り囲み。
彼女らから不穏な気配が湧き上がる。

いくら国王陛下とはいえ。
これ程までなさらなくても。

泣き続ける愛らしい主人を守るべく。
彼女らが向かった先は、老師の庵だった。



その夜。

「夕鈴、身体大丈夫?」
「は、い。大丈夫で…す。」

ようやく立ち上がれるようになった夕鈴は、気丈に黎翔を出迎えた。

「昨夜も無理させてごめんね?」
「い、いいえっ。」

昨夜のあれこれを思い出し、いたたまれない気持ちになる。
思わず目を逸らした夕鈴の身体がふわりと浮いた。

「陛下っ⁈」

まさか、今夜も?

「やっ、からだもたな…」
「夕鈴。」

ちゅ。
額に落ちる、柔らかい口付け。

「今夜はゆっくり休もう?話したいこともあるしね。」
「はい…。」

勘違いした自分が恥ずかしくて、頰が染まる。

「目を閉じたまま、話そう。」

俯いてしまった夕鈴を微笑みながら見下ろして。

「眠くなったら寝ちゃってね。その方が僕も気楽だから。」

黎翔は夕鈴を抱きかかえたまま、寝台に腰をおろした。

「昔々、この国が今ほど大きくなかった頃…」

他愛もない昔話を紡ぐ黎翔。
寝台の、脇。
小卓に置かれた香炉から青細い煙が燻る。

いい、香り。

目を閉じているせいだろうか。
いつもより濃いように感じるそれを、夕鈴は深く吸い込んだ。

ゆっくりと。
ゆっくりと。


「…寝ちゃったか。」

くてん、と脱力した兎。
狼はその愛らしい寝顔に口付けを落としながら呟いた。

「当たり前じゃん。へーか、がっつき過ぎだって。」

ぷらん、と揺れる隠密の頭。

「…まぁ、自覚はある、が。」

苦笑して。
黎翔は浩大を見上げた。

「夕鈴を起こしたくない。今宵はこのまま眠る。」
「ほんとに?」
「……ああ。」

ほんの少し空いた間が微妙だ、と思いながら。
浩大はおとなしく姿を消した。

まあ、ほら。
起こさなきゃ、いいんだし。

「任されちまったら、やるしかねえよな。」

あんな風に微笑まれちゃ仕方ない。

「……良い夜を。陛下、お妃ちゃん。」

輝き始めた月明かりを浴びて。
浩大は気持ち良さそうにのびをした。




「……確か老師は『そう容易には目が覚めぬ』と言っていたな。」

ぼそり。
健やかな寝息と柔らかな肌を腕に抱いた狼陛下の不穏な呟きが夕鈴に覆い被さる。

C.O.M.M.E.N.T

立て続けに・・・

あささま

あさ様の書庫復活が判明したのち
立て続けに読みふけっております、ふじ兎です☆

続き・・・
続きが読みたい!(^O^)

2015/07/31 (Fri) 17:46 | ふじ兎 #- | URL | 編集 | 返信

ああ、陛下、やっぱり我慢出来ないのね。
まぁ、あんなに可愛いウサギ嫁さんなら我慢出来ないのは無理もないけど。
無理はさせないように愛でてあげて下さいね。
と、いうわけであさ様、続きをお待ちしております(^^)

2015/07/31 (Fri) 18:58 | まるねこ #- | URL | 編集 | 返信

きゃ~、陛下!
また?またむさぼっちゃうの?
決して股では。←おいっ!

あかん。暑さで脳が煮えております。

でっも私も続きが読みたいでっす。

2015/07/31 (Fri) 19:01 | くみ #17ClnxRY | URL | 編集 | 返信

スッゴくがっついてるのですね~…(笑)寝たままですか!?それはそれは…( ̄∇ ̄)羞恥が働かない夕鈴を相手に好き勝手ですなぁ(≧▽≦)どんな体位も←ヤメナサイ(爆)続き…楽しみに明日は1日炎天下(泣)頑張って来ますかね~(ノД`)熱中症にならぬ様に祈ってて下さい(爆)私はなる自信がアリマス(笑)。

2015/07/31 (Fri) 19:20 | 行 #jxT87rSU | URL | 編集 | 返信

ふじ兎さまへ

続き。
書いちゃいました。(笑)
お粗末ですが、もし宜しければ!

書庫復活。
どうやってお知りになりました…?
やはり検索でしょうか?

2015/07/31 (Fri) 21:33 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

まるねこ様へ

無理をさせない陛下を目指したのですが、全く逆方向に。(笑)
夕鈴に安眠を!
陛下やめなさいっ!←

2015/07/31 (Fri) 21:35 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

くみ様へ

いやもう、股どころか。

…私も暑さで脳が煮えてるんでしょうかね。

2015/07/31 (Fri) 21:36 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

行さまへ

陛下好き放題。←やめなさい

明日は炎天下ですか。
気を付けていてもなるのが熱中症ですよね。
ええと。
幸運をお祈り申し上げますっ。

2015/07/31 (Fri) 21:37 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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