2015_06
16
(Tue)15:49

影宵 1

昨日は温かいコメントの数々、ありがとうございます。
お返事を、と思ってはいるのですが、細切れにSS書くのが精一杯で。
(ノД`)・゜・。
のろのろ更新ですいません。
コメントへのお返事も遅くてですね。
申し訳なく思っております。
ごめんなさい。
次に痛みが引いたらコメントへのお返事からさせて頂きます!

今作っている本は、大好きな絵師さまと一緒に作っているんです。
描くのは表紙のみだったはずが私の超ワガママにより各話の扉絵まで描くはめになった慎さま。
一枚や二枚じゃありません。
六話から構成される今回の本。
つまり私は六枚もの扉絵を要求した、と。
酷い話です。
厚かましいという言葉は私の為にあるんですよ。
ふはは。←遠慮しろ
慎さま、本当にありがとうございます。
私も頑張ります。←当たり前


今回のSSも、いつも通り見切り発車です。
ここから先どうなるのかは、私にもわかりません。
ちょっと暗いお話、かな?
どうなるかは陛下次第でございます。(笑)

なんでもいいよ、大丈夫!
と仰って下さる方のみ、お進み下さいませ。

それでは、また。
【設定 原作沿いネタバレ気味】
《影宵1》


じっとりと湿った風。
肌に触れた髪が張り付く様な気さえする、そんな日。
夕鈴の髪を梳きながら、ある侍女がこう言った。

「お妃様、後ろの御髪も上げさせて頂いて宜しいでしょうか?」
「あ、はい。お願いします。」

薄汗をにじませた妃を気遣ってくれた侍女。
その心遣いを有難く受けて、鏡に映る自分を見る。
あの星祭の時のように、すっきりと上がった後ろ髪。
先程までの鬱陶しさが嘘のように涼しくなった。

「ありがとうございます。」

花が咲く様に微笑んだ妃に、侍女たちも微笑みを返し。

「せっかくですので、こちらの簪を。鈴の音が軽やかで、きっと爽やかなな気分にお成りですわ。」
「まあ、綺麗。あの、落ちないようにしっかり留めて頂けますか?」
「かしこまりました。」

――――しっかり留まっていた、はずなのに。

後宮、立ち入り禁止区域。
夕鈴は唯一人、ぽつんと立ち尽くしていた。

「どこに落としちゃったんだろう。」

本物の妃になってから毎日のように行われる老師の講義。
李順さんに教えてもらった後宮の歴史のおさらいや、国史。
儀式典礼や王族の系図や貴族たちの縁戚関係などなど。
覚えることは山ほどある。

「お昼の休憩のときには、あったのよ。」

そんな夕鈴を気遣ってなのか、それとも我慢が嫌いなだけかは定かではないが、黎翔は毎日昼になると後宮近くの四阿に夕鈴を呼ぶ。

『夕鈴、その髪型も似合うね。可愛い。』
『ひゃあっ!』

剥き出しのうなじに黎翔が口付け、驚いて飛び跳ねた時は……まだ鈴は、鳴っていた。

『こうすると、もっといい。』
『や、崩れちゃう……っ。』

後ろ襟をぐっと抜かれて。
肩甲骨の少し上までを撫で回されて。

『ふ、ぁっ、』
『背中も、感じる?』
『っ。』

びくっ、と仰け反った時。
あの時は……?

「あ。」

そう、あの時は何も鳴らなかった!

「四阿っ!」

ぱっと立ち上がり走り出す夕鈴。
その姿を追う様に浩大は屋根を走る。

「どこ行くんだ、お妃ちゃん。」
「四阿よっ。簪、あそこで落としちゃったみたいなの!」

そんなものは侍女にでも取りに行かせればいい。

そう言いかけた浩大の表情が変わって。

「伏せろっ!!」
「え?」

ひゅんっ。
重たい音が湿った空気を裂いた、次の瞬間。
どんっ。
大きな力に背を押されて。
夕鈴は成す術もなく地に伏せた。

「っ!」

すぐに身を起こし振り返る。
転んだ拍子に擦りむいたのだろう手足が痛むがそんな事に構っている場合じゃない。

「走れるか。」
「うん。」

黒づくめの客達と対峙する浩大。
すぐに走り出した夕鈴を刺客たちが追う。

「俺と遊んでくれよ、お兄さん。」

鞭が撓り小刀が飛び。
浩大の身体が宙に舞う。

「追えっ!逃がすな!」

招かざる客の顔に焦りが浮かび、浩大が軽口を叩く。

「男は嫌いか?そっちはダメな口?」
「どちらも嫌いじゃない。両方頂くとするか。」

少し落ち着きを取り戻して。
初手をしくじった客が、手を上げる。
それが合図だったのだろう。
夕鈴を追う刺客たちの前に立ちふさがった浩大を、新手が囲った。

「ちっ。」
「可愛がってやるから安心して抱かれろ。」

にやつく、男たち。
浩大から表情が抜けて。

「――――何勘違いしてんだ?」

無機質な声に変わる。

「抱かれるのは、お前らだ。」

びゅっと鞭が撓り赤黒い塊が飛び散って。
捕えることを放棄した浩大の足元に屍が転がる。

「お妃ちゃんっ!」

浩大は全力で駆け出した。

「離してっ!」

遠くから聞こえる夕鈴の声。
その悲鳴から、彼らの狙いが妃殺害ではなく拉致であることが知れた。
まだ、命はある。

「無事でいろ、お妃ちゃん。」

ようやく見えた客の背に小刀を打ち込みながら、浩大は鳥を飛ばした。

――――早く来い、陛下。

沈み始めの日が作り出す濃い影。
真っ黒な男達に抱え上げられた夕鈴の姿が影に飲み込まれているように消えていく。

「陛下、へいかーっ!!!」

悲痛な叫びが木霊した。

C.O.M.M.E.N.T

あさサマのお話に慎サマのイラストですか!?
なんて豪華な本なんでしょう∪//ノωノ∪♡
でも、あさサマの肩がきちんと治るまでは待てしますよ!
∪`・ω・∪q グッ←
そして……………夕鈴がぁぁぁぁぁ!!Σ( ̄ロ ̄lll)
陛下ーーー!早くーーーーー!!

2015/06/16 (Tue) 19:27 | 桃月 #- | URL | 編集 | 返信

具合が悪い中大丈夫ですか?
ところでご本を出されるなんて!嬉しくて小躍りしちゃいます。ぜひぜひ欲しいです。
しかも慎さまの絵付き(≧∇≦)
今回のお話はまたシリアスですね。ドキドキハラハラすますが、upするのに無理だけはしないでくださいね。ゆっくりと更新をお待ちしてます(*^^*)

2015/06/16 (Tue) 20:13 | まるねこ #- | URL | 編集 | 返信

あさ様、お大事になさってくださいね。
新しいお話が読めてとてもうれしい反面、お体が心配。
コメントへの返事とか更新とか、あまり気にしないで~。
一日も早く痛みがひいて良くなりますように。
すごい!また新たな事に挑戦してるんですね!
絵師さまとの合作・・・ワクワクします♪

2015/06/16 (Tue) 21:14 | しじみ #GvBRGAME | URL | 編集 | 返信

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2015/06/17 (Wed) 05:44 | # | | 編集 | 返信

桃月さまへ

本っ。
もう楽しみで!私が!
大事に抱えてあの世まで持って行くつもりで作ります。
印刷所様にあれこれ質問する日々です。←迷惑
SSですが。
陛下何してるんでしょうねぇ。
遅いっ。

2015/06/17 (Wed) 10:08 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

まるねこ様へ

ありがとうございますー!
慎さまのイラストと私の駄文が同じ本に収まるとか。
あり得ない。
一生の宝物にしようと思います。←まだ作ってない
今回のSS。無理せず更新して行こうと思います。
また痺れてきたっ。
もうっ!いつからこんなに軟弱になったんでしょうか私。←きくな

2015/06/17 (Wed) 10:11 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

しじみ様へ

ありがとうございます。
無理せずしっかり治そうと思います。
右利きなので、結構困るんです。
本はですね。
私が一番楽しみなんです!
ああ、わくわくする!

2015/06/17 (Wed) 10:12 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

くみ様へ

無理のない程度に頑張りますっ。
痛くなったら休んでますから大丈夫ー!
SS。
陛下が遅くて。←普通の意味ですよ?ふふ。
早く出し、じゃない、出てきて陛下。

2015/06/17 (Wed) 10:22 | あさ #- | URL | 編集 | 返信

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